役所バカ一代 t(-.-)y

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土木のこと

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所変われば

△△県を退職して、今は○○県の実家に住んでます。
ここは漁村です。

夕方頃、近所を自転車で回りました。
満潮まであと2時間ぐらいの頃です。

川の水がかなり上がっていました。
その水を追いかけて行くと、2km遡ると、
ようやく川の流れになっていました。
大潮の日だったら、もっと遡さんとアカンかったでしょう。
ちなみにこの川、干潮時には、河口付近でも一部土が見えるくらいです。
潮の満ち引きで、そんだけ違うんです。

ダイビングで船に乗るときは楽々だったのに、
降りる時にはハシゴが要ったという経験はしてましたが、
あらためて、潮の満ち引きを実感しました。

前は海からははるか遠い川で仕事をしていました。
今度は、海の近くでの仕事が多くなります。
こりゃあ、だいぶ考えを改めんとアカンなー、
少なくとも、前の考えのままでは通用せんなーと思いました。

ところで、1日で1mから海水面高さが変わるんです。
”地球温暖化で100年後に海水面が1〜4cm上がる”
とか言われるけど、その程度はカスみたいモンですね。

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今回は、残念だった事例です。

私が1年目初めて担当した、道路拡幅工事です。
幅3〜4mぐらいで曲がりくねった道を、
カーブを緩くして、幅を7mまで拡げる工事でした。

この道の奥には、30人ぐらい住んでいます。
ここは雪が多く、毎年2,3回雪で通せんぼ喰らう集落です。
(県の除雪班が頑張ってるので、その日の内に開通してますが。)
だから、「事業自体が無駄」という乱暴な話ではありません。

しかし、そこまで拡げる必要があるのか?と思いました。
しかも、これから数年間の予算上限が決まっていました。
「これでは、絶対に全区間完成しない。」
と思って、もう少し設計速度を下げて、カーブをそこそこにして、
幅を6mにする提案をしました。
設計速度を10km下げたり、幅を1m減らすことで、
費用は半分程度になります。

ちょうど、写真の赤線分だけ、盛土が不要になり、
川側の敷地に余裕が出来るので、ブロック積をなくすこともできたんです。

しかし、この提案は、当時の事務所道路課長に却下されました。
視点を変えて2度挙げたのですが、やっぱし却下でした。
計画事業というのは、ガチガチに固められてることが多いのです。
物分かりのいい課長なんですが、
この時ばかりは腹が立ちました。

今、あと200mぐらい、非常に走りにくい区間を残したままです。
そのまま、事業中止になってしまいました。
(具体的な宣言はされていませんが、継続事業のリストから消えました。)

街路樹は無駄

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県道にある街路樹です。
イチョウの木です。
丸刈りにされたあとに、少し葉が出てるぐらいです。
美しさのカケラもありません。
街路樹・植栽の維持管理に結構お金がかかるので、
やる時は一気にという具合なのでしょう。
こんな刈り方するぐらいなら、無い方がマシです。

そうです、無い方がマシなのです。

大都会のビル群の谷間ならともかくとして、
ここは田んぼの向こうに山が見渡せる地域です。
さらに、街路樹と反対側に、天然の樹木が沢山あります。
野鳥の声も聞こえます。
街路樹の必要性が全く無い地域です。

さらに、この植樹帯の幅が1m。
10kmの道だったら、1,000(m2)になります。
この金額は、用地買収費・植樹帯工事費やらで、
何千万円〜何億円になります。

今の役人を責めても仕方ありません。
全国画一で同じやり方を押し付けた建設省、
現場の事情をロクに考えずに設計した建設コンサルタント、
それを無思考無批判に受け入れた、当時の県土木です。

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消雪用の散水管です。
請負業者さんが、きちんと仕上げてくれました。
(きちんと仕上げるように、監視監督したんですよ。^^;)

散水口が整然と並んでいます。
面もぴったしです。
一部、散水口が傷んで取り替えた跡もありましたが、
基本的には、出来たときの状態が保たれていました。
水が出た痕跡も各方向等しくなってます。
(水の鉄分がコンクリートに付き、赤茶になっています。)

別の所で、ほぼ同時期に市役所がやった散水管があります。
こちらは散水口が沈んでいて、水たまりになり、十分に出ません。
(風呂の水中から水鉄砲うつような状態です。)
だから、こちらは消雪効果は不十分です。
直接効果には影響しませんが、散水口の並びもジグザグでした。

やっぱし、現場にちゃんと行かんと、業者さんも手抜きしがちです。
業者さんからしても、役人がちゃんと現場に行くと、
「ちゃんとこの現場を気に掛けてくれてる。」
と思ってくれるみたいです。
意思疎通もうまく行きやすいです。

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土木の仕事は、金をかけたら、いくらでも良いモノが出来ます。
かと言って、安けりゃ即良しってものでは無いです。
ある程度の要件を満たしていなければなりません。

土木事務所にいた頃、
「必要なことを、いかに安く仕上げるか。」
常にこれを考えてました。

そんな事例を、これから不定期でいくつか紹介します。


ある川の浚渫の話がありました。
「浚渫は土の処分場が無いでなぁ。」
というのが、当時河川班の口癖でした。

私が見たところ、ちょうど直下流の堤防法面に、かなり余裕がありました。
「ここに盛ったらエエやん。広く走りやすくなるし、堤防も強くなるし。」

ここに、発生土の半分以上が入りました。
(縦の赤線から田んぼ側が浚渫残土による盛土です。)
運搬距離も数メートル〜数百メートルで済みました。
(通常、何キロとか、ひどい場合は何十キロになります。)
土の運び賃が劇的に安くなった上に、堤防強化まで出来ました。

こんなことは、図面をよく見たり、現場に行けば、
すぐ気付くことかもしれませんね。(^^;)


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