役所バカ一代 t(-.-)y

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土木のこと

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下水道の基本

下水道の基本です。
ごく簡単です。

まず、下水管。
これは、
「水を集めて流す」
これだけです。

次に下水処理場。
ここでは、沢山の機械が動いています。
しかし、やってることは単純です。
「沈めて、塩素混ぜて、こし取る。」
これだけです。

まず、流れ込んだ水を、最初沈殿池に導きます。
ここである程度の粒子を沈めます。
次に、生物反応槽です。
ここでは、最初沈殿池で沈み切らなかった汚れ粒子を、
微生物に食べさせます。
この微生物が大きくなり、沈みます。
微生物に(食べるという)活動をさせるために、空気を送ります。
ここの上澄みを、最終沈殿池に導きます。
ここで、さらに細かい粒子を沈めます。
この後、塩素を混ぜて消毒し、ろ過池で最後の汚れをこし取ります。
そして、川なり海なり湖なりに流します。

「沈める」のを大量に効率的にやるために、
いろんな機械が動いてるんです。
そこで、電気・燃料が消費されてるんです。

今日は、土木の講習会でした。
毎年、この時期にあって、定時後には土木役人で作っている会の総会。
その後には、飲み会があります。(自分は行きませんでした。)
(この会てのは、給料から天引きで出し合って運営しているものです。
決して、税金は使っておりません。)

この講習会には、土木の新採職員が来る。

一つ目の講演。
おっ、私が前にいた職場の話だ。
しかも、あの土砂崩れ、まさに私が土砂降りに叩かれながら、
現場にいたやつではないか。
最後まで聞いてから、気になることがあった。
質問しようと思って、論点を整理してるうちに、
他の人が質問した。
あれ、一つで打ち切ってしまった。

二つ目の講演。
最近開通した、新名神高速道路の話だ。
これは、ツッコミどころはいくらでもある。
しかし、これを出すと、講演者を吊るし上げて恥かかすみたいになってしまう。
ということで、やめておこう。

三つ目の講演。
河川事業での水理実験の話だ。
模型の考え方に興味を持った。
質問しようと論点を整理していると、他の人が質問した。
それは、あまり本編と関係無い質問だった。
さて、自分がしようと思うと、打ち切られた。

新採職員達は、初めての自分の職場以外の土木役人を見て、どう思っただろうか?

2年前に研究発表会で私が発表したとき、
ある方から、深い質問を沢山頂いた。
満足な回答は出来なかったのは残念だが、
実に頭の良い方だなーと思った。
今、職場は違うが建屋が同じで、毎日昼休みに一緒に卓球をやっている。
卓球も上手いし熱心である。
この方と一緒に仕事したかったなー・・・。

私も、深い質問をして、
「他の職場に頭の良い役人がおるんやなー。」
と思ってもらいたかった。
いや、別に、その役が私である必要はない。
新採職員が、向上心を持つキッカケになる人間がその場にいてくれれば良い。
講演をした方の中に県職員もいたから、まあいいのかな。

まぁ、今は「土木屋の墓場」のような職場にいるが、
私の土木頭が腐り切ってはいないということが分かった。
(少し頭弱り傾向にはあったが。)
それだけでも、良しとしよう。

気になったことは、来週メールで尋ねてみよう。

イメージ 1

イメージ 2

ミャンマーがサイクロンでエラいことになっています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080507-00000604-reu-int

ところで、このサイクロン、巨大ではあります。
http://weather.unisys.com/hurricane/n_indian/2008/
最大時で、サイクロンLevel4=920〜945hPaとのことです。

しかし、全くの、未知との遭遇ではありません。

2004年の台風23号(tokage台風)でも、
高知県上陸時は950hPaでした。
(画像ではサイズはいまいち分かりませんが、
縮尺を合わせれば、そんなに違いません。)
この台風は、まさにニッポン横断していきました。
(京都府でバスの上で孤立した人々でご存知でしょう。あの台風です。)
この台風で亡くなられた方々が、96名です。

ミャンマーでは、すでに25,000名以上が亡くなっているようです。

この差はひとえに、土木の違いです。
堤防やダム、水門などの治水インフラが機能し、
さらに充実した観測体制があったからです。
(観測は主には気象庁ですが、土木でもやってます。)

96名が亡くなったのは痛ましいことですが、
我が国の技術が優れていたからこそ、それで収まったのです。

私もあのtokage台風のとき、現場で雨に叩かれながら、戦をしていました。
幸い、私のいた管区から人的被害はありませんでした。
川はあちこち崩れてしまったので、次の年に災害復旧しました。

日本の土木技術に感謝です。
これを伝承し、さらに高めるのが、我々土木役人の役割です。

平成21年3月(ちょうど一年後)、富士山静岡空港が開港するらしいです。
http://www.pref.shizuoka.jp/kuukou/contents/
羽田空港、中部国際空港の間にまた出来るのです。

第二東名高速道路も造られ続けています。
http://www.c-nexco.co.jp/corp/construction/project/second.html
もちろん、東名高速道路があります。

静岡県には、東海道新幹線が走っています。
浜松〜掛川〜静岡〜新富士〜三島〜熱海
と、6つも駅があります。

これらが、全くバラバラに造られているのです。

国土交通省内の、道路局・航空局・鉄道局が、
縦割り、どころか競合対決してお金と権力を取り合ってるから、
こんなことになるのです。

たとえば、500km超級の移動は航空で、100km〜500kmは新幹線又は高速道路。
100km以下級は一般道路にしよう。
空港は各地方の拠点都市合計10箇所、空港への鉄道アクセスは確実にする。
人口・資産密度が高い太平洋ベルトには新幹線と高速道路。
その他の地域は、高速道路。新幹線はしないが在来線の本数を増やす。
など、BEST MIXを考えるのが交通政策というものです。

国土「交通」省の名が泣きます。
これでは国土建屋省です。

一方、静岡県は、空港も高速道路も新幹線も、
もらえるものなら何でももらっちまえ!というところでしょう。
要は、県の自腹が痛まない公共事業がほしいのでしょう。
県内の土建屋に沢山仕事が出来るのですから。

国が握っている限り、こうなります。
他の自治体でも、同じ事を考えています。
高速道路は自腹が痛まないから、どんどん造ってほしいと。
もし、自腹が痛むなら、もっと真剣に考えるはずです。
知事・市町村長が皆で、
道路特定財源存続の大合唱するようなことは起きないはずです。

国土交通省にも、今の政策がおかしいと感じてる良識派は、少なく無いと思います。
彼らを封じ込めているのが、国会議員と高級幹部官僚なんです。

皆さん。きちんと考えて選挙しましょう。

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高速道の橋に無試験資材=円筒管、10県33カ所−納入会社がデータねつ造
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080330-00000039-jij-soci

円筒管(以下シース)の目的は、鋼材を通すことです。
現在の多くの橋桁は、プレストレストコンクリート(PC)構造です。

ごく簡単に説明します。
コンクリートは圧縮には強いが、引っ張りには弱いです。
橋桁の上に荷重(桁自体の重さ分も含む)がかかると、桁は曲がります。
この時、上側では圧縮力が、下側では引っ張り力が働きます。

PC構造では、あらかじめ下側に圧縮力を与えておきます。
この圧縮力が、荷重がかかって下側に引っ張り力が働いた時に、つりあいを取るのです。
この圧縮力は、鋼材を通して桁の両端で固定し、
思いきり(もちろん専用の機械で)鋼材を引っ張ることで与えます。
この時に、鋼材を通すのが、シースという部品です。

シース自体は構造計算上の強度には影響しません。
しかし、所定のものより品質の劣るシースだと、劣化が想定以上の恐れがあります。
すると、その周辺の鋼材やコンクリートが弱点になり得ます。

この資材会社であるエスティーエンジニアリング社(以下ST社)は、
自分のやってることが分からないのでしょうか?
当然すべき材料試験を行わず、データを捏造していたのです。

橋の工事は、○億円〜○○○億円の工事です。
コンクリート屋、鋼材屋、その他材料部品屋、それぞれがきちんとしたものを提供することで、
安全・安心な橋が架けられるのです。
それに比べたら、材料試験をする費用ぐらい、カスみたいなモンです。

いま、企業は、
自分のやっていることの社会的意義を理解しているのでしょうか?


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