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土木のこと

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京都市の挑戦

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京都市で、トランシットモールの社会実験がありました。

要は、中心街からマイカーを追い出してしまうんです。
4車線のうち2車線を歩道にして、
残りの2車線はバス、タクシーのみ可能というものです。
(片側2車線で合計4車線。片側1車線で合計2車線。
 土木では車線数は合計で呼びます。)

河原町通〜烏丸通間の四条通とそこに入る縦の通りで実験でした。
ちなみに四条通のこの部分は、日本一信号機密度が高いのです。
当然、いつも渋滞。
しかも、4車線あるけど、客待ちタクシーのせいで、
事実上2車線状態。

行ってみました。
実に、歩きやすかったです。
気持ちよかったです。
タクシーも、これでは迷惑停車出来ません。
周りの道路も一通り歩いてみましたが、影響は見えませんでした。
むしろ、河原町通から左折して四条通に入る自動車が無い分、
すっきりしているようにさえ感じられました。

街から自動車を排除することには、多くの抵抗があったと思います。
住民はもちろん、
わが国の業界で一番権力が強いのは自動車産業です。
これに反するような行動をしたところがスバラシイ。

歩行者が快適になるだけでなく、
渋滞が減るので、排ガスが減り、ガソリン使用が減ります。
つまり、環境にとっても良いことです。
(こういうのが、本当の環境問題解決案です。
 技術によっては環境問題は解決しません。)

京都市の勇気ある行動に、敬意を表したいと思います。
不祥事ばっかし取り上げられていますが、
良い仕事もしてるんですよ。

ぜひ、実験のみでなく、本格運用してほしいです。

こうなります。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/minnesota_bridge_collapse/?1186055325
アメリカ・ミネソタ州の高速道路で、
橋が崩壊したとのことです。
「荒廃するアメリカ」というのは、
土木の世界では有名な図書です。
http://www.jice.or.jp/room/archives2/200603.html

日本は山あり谷ありの国なので、
沢山の橋があります。
日本は世界屈指の橋梁大国です。
その技術は、世界トップと言ってもよいでしょう。
その上に、地震大国です。
大きな地震がある毎に、耐震設計を見直しています。

しかし、そういう高度な技術があるにも係わらず、
実際には、補強・修繕が追いついていません。
これは、土木事業の予算が減り続けているのもありますが、
依然として、この業界には新築願望が強く、
国土交通省が「維持管理の時代」と言っていながら、
予算のシフトが遅々として進まないのも一因です。
補助事業なんかでも、新築改築にはドーンとお金をつけますが、
その後の維持修繕には、ほとんどお金をつけてくれません。

このあたりは、
「大工事なら大手企業が地方の工事にも参入できるが、
 維持修繕などの小規模工事には入りにくい。」
というのも、一因としてあるのではと思います。

何にしても、日本の土木でも、
維持管理は予算的に相当貧弱です。
さらに、高度成長期後半に大量に作られたコンクリート構造物には、
不十分なものも沢山あるようです。
(参考「コンクリートが危ない」岩波新書
 http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/43/7/4306160.html)

このまま放っておくと、大変なことになりますよ。

土木の値打ち

A.1日1000人渡る、100mの橋。
B.1日100人渡る、1000mの橋。

住民側からすれば、Aの方が値打ちがあるでしょう。
しかし、土木屋には、Bを自慢する人が、結構います。

たしかに、その工事は難工事でしょう。
いろいろな苦労、思い入れがあるとは思います。

一昨日、前の職場の観送迎会をして頂きました。
そういう場で、特に年輩の方々から出るのは、
Bの類の工事の話です。
その当時と比べて、今は予算が激減しています。
大きなことは、あまり出来ません。
苦労話を聞くこと自体は嫌いではありませんが、
昔の価値観を押し付けるのは、やめてほしいですねぇ。(^^;)

今は、いかに、少ないお金、小さい仕事で、
大きな効果、住民の喜びを生み出すかが大切なのだと思ってます。

今度、土木の現場に戻る頃には、
もう少し変わってるかなぁ・・・。

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先に第二東名名神について述べましたが、
私は自分の経験の中で後悔していることがあります。

今の河川の仕事の前は、道路改築の仕事をしていました。
その時に、設計図面を見て、「もったいないなぁ。」と思ったのです。

内容は、山奥の集落へ続く道の拡幅工事。
集落に住むのは40人程度。
冬は雪に埋まる地域です。

結構危ない所です。
幅3mと少しぐらいの、曲がりくねった道です。
「ほっとけ。」とか乱暴なことは申したくありません。

しかし、設計速度が50km/hで、幅7mだったのです。
すでに予算は先細りが見え始めていました。

そこで、設計速度を40km/h、幅6mする案を自分なりに考えてみました。
すると、工事費用が半分ぐらいになるのです。

これを提案したところ、先輩方は「よい考えだなぁ。」と言ってくれました。

しかし、しかるべき決裁権者のところで、ボツになりました。
合理的な理由はもらってませんが、それで決まってるからとのことでした。
この方は、管理職としては部下に配慮してくれる非常に良い方なのですが、
事業についての判断やら、物事を変えることに関しては、
当てにならないなぁと思いました。

今、その事業は中途半端なところで止まってしまっています。
今度再開するのは、いつのことやら分かりません。

あのとき、もっと強く出ておけばよかったなぁと後悔してます。

今は河川の仕事をしています。
ある改修工事の計画がお金がかかるし現地に合っていないので、
現地に合い、さらに費用も減らす計画を作り直しています。

若い職員は、結構そういうことも感じています。
年輩の方々が多過ぎて、頑固過ぎるのが問題なのです。
あと、一緒に計画を考える建設コンサルタントの能力です。
全国レベルの業者は技術力・アイデアなど優れていますが、
実際に多くの仕事を受けるのがローカルな劣った業者であることにも問題があります。

第二東名名神高速道路。
何も作ること自体が無駄だとは言いません。
その大きさが無駄なのです。

第二東名名神高速道路の設計速度は140km/hです。
時速何キロで規制するかは分かりませんが、
140km/hで走っても怖くない道路と言えば分かり易いでしょう。
しかも、合計6車線です。

現在の東名名神高速道路には渋滞はあります。
しかし、それより大きなものが本当に必要なのかなぁと思います。
道路の幅の合計でいえば、第二東名名神の3車線分は、
現在の東名名神の4車線とほぼ同じなんです。

先のお話もしましたように、
道路は一番お金のかからないところに作るはずです。
幅が倍になれば、費用はその2乗以上で効いてきます。

この高速道路が出来るころには、日本は破産しているでしょう。
まさに、「絵に描いた餅」です。


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