3月11日(金) 14:50 県庁から電話
「大津波警報が出た。」
土木事務所の所長は出張不在。
副長はいるが「何したらエエんな?」状態です。
管理事務の担当もどう動けば良いか分からず、私に目で訴えてきました。
「2班で海を回り、陸閘(護岸にある出入り用の門)閉鎖と注意喚起しましょう。
□○さん2,3人連れて△△港行って下さい。自分は□□港まで回って来ます。」
で、自分が勝手に指名して、自分も出動しました。
(その時は○○県では揺れは無く、到達まで1.5時間という状態でした。
もし大揺れを感じて同じ行動をしたとしたら、それは大誤りだったでしょう。)
自分は災害時には、たいてい現場へ行きます。
災害時に事務所におると、しょーもない電話が沢山きます。
県庁から住民から、さらにはマスメディアから。
その相手するのががダルいからです。
(現場行ってエラい目にあったこともありますが。^^;)
車のラジオから地震の情報が流れます。
東北地方で地震、マグニチュード8.6?8.8?
まぁ、よう分からんですが、東北地方ではものスゴイことが起きているのかと想像しました。
途中の港・海岸を回って安全確認してから、□□港へ行きました。
住民が陸閘を閉める作業をしていました。
全部閉められたのを確認してから、しばらく海を見ていました。
あまりに長閑な状況でした。
はるか遠くに、少しでも異変が見えたら、すぐに車で走り逃げれるようにしながら、
海を観察していました。
しばらくすると、ジワジワと海面が上がってきました。
ちょうど潮溜まり地形があり、その中に水が流れ込んで来るのが見えました。
と思ったら、またしばらくしたら、水が引いて行きました。
その高低差、1m余り程度。
結果的には当地域では、大潮の満潮干潮が短い時間で来たぐらいで済みました。
落ち着いて来たので、事務所へ帰ろうと思いましたが、
国道通行止だから、帰って来れないとのこと。
仕方が無いから、仕事現場でもある魚市場の2階駐車場で待機。
ラジオからは、エラいことになってる話が流れます。
(「NHKもそんな時に被災地の役所に電話らすんなよな〜」とか思いながら。)
その内、夜になりました。
さすがに腹が減ったので、コンビニで弁当を買って、
また魚市場の上で晩ご飯。
いつになっても通行止解除しそうに無いので、
帰れる所まで帰ろうと、出発。
20:40頃、ようやく帰って来ました。
国道は通行止とのことでしたが、どんどん車が流れ込んでました。
何のことは無い。
市街地の交差点で通行止してたから、結局抜け道だらけだったのです。
現地のことが少しでも分かってたら、
もう少し西側の、一本道になるところで止めりゃ良かったんです。
要は、その通行止作業は徒労なわけです。
国交省に付き合わされた警察・民間警備員が気の毒に思えました。
事務所へ帰ってテレビを見ると、
「何じゃこりゃ!?」
衝撃の映像でした。
(あとは私が語るまでもありません。)
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