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数々の名演があれど、「パッヘルベルのカノン」といえばパイヤール、パイヤールといえば「パッヘルベルのカノン」というほど好きなのがパイヤールの演奏する「パッヘルベルのカノン」です。有名な演奏なのでご存知の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。パイヤールの演奏は一世を風靡してしまったほど人気があった演奏で、本格的にバロックを聴きはじめる前の昔からこの演奏に触れる機会が多かったためか改めてCDで聴いたとき「やっぱりこうじゃなきゃ。」と思ってしまいました。
というわけで今回取り上げるCDはパッヘルベルとファッシュの管弦楽作品を集めたパイヤール「パッヘルベルのカノン(パッヘルベル&ファッシュ作品集)」(エラート)です。
このCDにはまず最初に本命の「カノン ニ長調」が収録されています。パイヤールの演奏では本来対になっているジーグは省かれています。ゆったりとした甘美な演奏で、なんとカノンだけなのに7分強も演奏時間があります。躍動的な古楽器での演奏も好きですが、ほとんどパイヤールの演奏ばかり聴いているような気がします。
続いてパッヘルベルの次の作品が収録されています。
・「音楽の楽しみ」より組曲第6番 変ロ長調
・5声の組曲 ト長調
「音楽の楽しみ」の第6番は2つのヴァイオリン、2つのヴィオラと、チェロ、通奏低音ための作品で、ソナタ、クーラント、ガヴォット、サラバンド、ジーグの5楽章からなる弦楽による組曲となっています。フランス風の爽やかな音楽といった印象です。
「5声の組曲 ト長調」は2つのヴァイオリンと通奏低音のために書かれ、ソナティーナ、バレエ、サラバンド、アリア、ジーグの5楽章から成っています。活発で爽やかなバレエ、しみじみとしたサラバンド、流麗なジーグが印象的な優雅な組曲となっています。
それからファッシュの作品として次の作品が収録されています。
・トランペットと2つのオーボエのための協奏曲
・管弦楽組曲(序曲)ト長調
・管弦楽組曲(序曲)イ長調
パイヤールの「ファッシュのトランペット協奏曲」はなんとなく落ち着いていて、モーリス・アンドレのトランペットもまぶしいばかりに輝かしい上品な演奏となっています。
「管弦楽組曲(序曲)ト長調」はヴィヴァーチェ、グラーヴェ、フーガ、プレストの4楽章から成る作品で、その内容から「イタリア式序曲」と呼ぶのがふさわしい作品です。特に力強いフーガと活発なプレストが印象的な優雅な序曲となっています。。
イ長調の作品はアレグロ、アンダンテ、アレグロという3楽章形式で、これもイタリア式の序曲で力強い急速楽章がいかにもファッシュらしい音楽となっています。
それにしてもパイヤールのおしゃれで上品な演奏はパッヘルベルとファッシュの作品もとても薫り高いものにしてくれています。
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パイヤールの演奏は現代の演奏には
聴かれ難い潤いや安らぎがありますね。
ファッシュの作品はいまだ聴いた事が
ありません。
2009/9/14(月) 午後 1:27 [ 名無しの権兵衛 ]
リッチーさん、早速のコメントありがとうございます。僕はモダン・オケだとパイヤールが特に好きなんですよ。おっしゃるとおり癒される演奏ですよね。
2009/9/14(月) 午後 1:50
名曲なだけにいろいろな録音がありますが、演奏によって曲の印象が変わりますね。私もパイヤールによるロマンティックな演奏が一番好きです。
ファッシュという作曲家は初めて知りました(汗)
2009/9/14(月) 午後 9:43
ハルコウ様、こんばんは。ハルコウ様もパイヤールのカノンの演奏がお好きですか。こんなに甘くてロマンティックな演奏はパイヤールならではですね。
2009/9/14(月) 午後 10:44