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ファンダンゴとはスペインの舞曲で、バロック音楽ではアントニオ・ソレル(1729〜1783)のチェンバロ作品が有名です。
今日のCDはソレルのファンダンゴはもちろんのこと同時代のスペインの音楽家の作品も収録した、アンドレアス・シュタイアー演奏「スペインのファンダンゴ変奏曲」(TELDEC輸入盤)です。
このCDではなんといってもソレルのファンダンゴが圧倒的にインパクトがあります。演奏時間10分強のチェンバロによる踊りの小宇宙といっても過言ではない作品だと思います。シュタイアーの演奏は切れ味鋭く、躍動的、情熱的でファンダンゴで踊り狂う人たちの様子が目に浮かびます。
ソレルのほかに何人かスペインの音楽家の作品が収録されていて同時代のスペインのチェンバロ作品が楽しめます。
そして最後に収録されているシュタイアーの編曲によるルイージ・ボッケリーニ(1743〜1805)のファンダンゴが注目されます。ここでシュタイアーは2台のチェンバロを用い、さらにカスタネットを用いて曲を盛り上げています。ボッケリーニのファンダンゴは古典派風の柔らかい導入部分を経た後踊りの主題がはじまり情熱的で激しい踊りが最後まで続いていきます。ソレルのファンダンゴに比して遜色ない踊りの音楽となっています。原曲は弦楽四重奏曲なのか今のところ分かりませんが原曲も聴いてみたいです。
このCDではなんといってもシュタイアーの腕前が光っています。シュタイアーは私のお気に入りチェンバロ奏者の一人です。
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