きゆうの雅な古楽の庭園

他のことに熱中してて、休止状態です。

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 カルロス・セイシャス(1704〜1742)は以前にもご紹介いたしましたが私がバロック時代のイベリアの音楽家の中で最も好きなポルトガルの音楽家です。

 あまり聴いていなかったホセ・ルイス・ゴンザレス・ウリオール演奏「セイシャス:協奏曲とソナタ集」(portugaler輸入盤)を聴いて新たな印象を得たので記事にしました。

 セイシャスのチェンバロ協奏曲はイ長調作品しか現存していません。8分弱の簡潔な協奏曲ながらチェンバロがポルトガル節ともいうべき独特の音楽世界を独奏のなかでが聴かせてくれます。セイシャスの作品はリスボンの大地震でかなり失われたそうです。当然その中に他にもチェンバロ協奏曲があったと想像すると残念な思いがします。

 このCDには他にチェンバロ・ソナタが12曲収録されています。奏者のウリオールは他の演奏家よりも少し遅めのテンポで演奏しています。以前はそれがおとなし過ぎて物足りなかったのですが、改めてじっくりと聴いてみるとセイシャスの美しい旋律がテンポの速い演奏と比べてより際立って聴こえてきました。セイシャスのチェンバロ・ソナタは激しく華々しい中にも感傷的な部分が聴き取れることが特徴なのですが、やはり遅めのテンポの方が感傷的な部分もじっくりと味わえました。

 セイシャスはまだまだ地味なバロックの音楽家かもしれませんがチェンバロ・ソナタの全集を誰かが挑戦するのが楽しみな音楽家です。

 

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