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昨日22日、日本大学カザルスホールにトン・コープマンのチェンバロ・リサイタルを聴きにいってきました。席は右側後方とあまりよくなかったのですが、本物のチェンバロの音色はしっかりと耳に届いてきました。コープマン氏はどちらかというと小柄なのですが、その体格からは想像できないほどエネルギッシュな演奏がとても印象的でした。
演奏された曲目は以下の通りです。
第1部
ブクステフーデ:前奏曲 ト短調 BuxWV163、
パルティータ「わが愛する神に」BuxWV179
フローベルガー:トッカータ 第2番 ニ短調、
ブランシュロシェ氏の死に寄せるトンボー
L.クープラン:シャコンヌハ長調
ブルーナ:聖母マリアの連祷によるティエント
バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV846
平均律クラヴィーア曲集 第2巻 第1番 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV878
トッカータト長調 BWV916
〜休憩〜
第2部
フォルクレ:ルクレール
デュフリ:フォルクレ
フレスコバルディ:パッサカリアによる百のパルティータ
ソレール:ソナタ ハ長調
パーセル:グラウンド ハ短調
フィオッコ:ソナタ ト長調
コープマンの演奏は冒頭のブクステフーデから全開で体を激しく動かしながら鍵盤に向かっていました。特に印象に残った演奏は非常に堂々としたL.クープランのシャコンヌ、CDで親しんでいたバッハの平均律クラヴィーア曲集 第1巻の第1番も実演の方が非常に美しく聴けました。またトッカータBWV916もCDで親しんでいたのですがコープマンの演奏はとてもエネルギッシュで全く新鮮な印象をおぼえました。
それからフレスコバルディのパッサカリアによる百のパルティータではフレスコバルディのファンがいたのでしょうかここで拍手が巻き起こりました。演奏も躍動感溢れる素晴らしいもので今まで聴いた中で一番良いものでした。そしてパーセルのグラウンド ハ短調のとても美しいこと。思わず目をつぶって聴き入ってしまいました。昨日演奏された曲目はほとんどCDで耳にしていたものばかりでしたがフィオッコのソナタ ト長調ははじめて全曲聴くことができました。冒頭の美しいアダージョに歌うようなアレグロが続き、落ち着いたアンダンテ、激しいアレグロ・アッサイで締めくくられ、あまりの素晴らしい曲と演奏に興奮してしまいました。
ちなみにアンコールはバッハのフランス組曲第5番のサラバンドと、もう一曲演奏されたのですがバッハという以外分かりませんでした。
リサイタル終了後にはサイン会がありました。2枚目の写真はコープマンにサインを書いてもらったブクステフーデのチェンバロ作品集のCDです。握手を求めると快く応じて下さり、気さくな人なんだなぁという印象を受けました。とにかく充実した演奏会でした。
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