きゆうの雅な古楽の庭園

他のことに熱中してて、休止状態です。

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 1年ほど前から先輩の誘いで福祉関係のNPO法人でお手伝い、つまりボランティアに時々参加させてもらっているのですが、最近認めてもらえるようになってきたのかどうか出番も増えてきて少しですがお給料ももらえるようになってきました。正直精神的にとても疲れる仕事なのでこのところ休むことを優先にしてブログに費やす時間も減ってきました。

 今回は以前ご紹介した「器楽曲 名曲・名演 クラヴィーア編」で紹介し切れなかったスウェーリンクの作品を中心に取り上げていきたいと思います。

 実は最近になってNAXOSからスウェーリンクのチェンバロ作品集がリリースされたのを思い出して早速手に入れました。それが写真のグレン・ウィルソン演奏「スウェーリンク:ハープシコード作品集」(NAXOS)です。このCDにはスウェーリンクの次の作品が収録されています。


・前奏曲
・「戦いの神マルス」による変奏曲
・ドリア旋法による半音階的ファンタジア
・フィリッピのパヴァーヌ(ピーター・フィリップス作曲、スウェーリンク編曲)
・「わが青春の日は既に過ぎたり」による変奏曲
・ドリア旋法によるトッカータ
・「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」による変奏曲
・イオニア旋法によるエコー・ファンタジア
・「もしも運命の女神に愛されるなら」による変奏曲
・パッサメッツォ・モデルノ
・涙のパヴァーヌ(ラクリメ)、(ダウランド作曲、スウェーリンク編曲)

 なんといってもこの中で私のお気に入りは「半音階的ファンタジア」「エコー・ファンタジア」「トッカータ」「わが青春の日は既に過ぎたり」と「もしも運命の女神に愛されるなら」による変奏曲です。

 ファンタジアは100年も後のバッハにも通じるものがあり16世紀の音楽とは思えないような音楽性に驚かされます。トッカータは遠く南はイタリアのフレスコバルディを髣髴とさせるものがあります。変奏曲はイギリスのヴァージナル音楽に強い影響を受けたと見られ、特に「もしも運命の女神に愛されるなら」の主題はイギリスのバードやトムキンズらによっても変奏曲に用いられた哀愁漂う美しい旋律です。

 さらに「フィリッピのパヴァーヌ」やダウランドの「涙のパヴァーヌ」の編曲作品の存在からもイギリスのヴァージナル音楽からの影響をうかがい知ることができます。その一方で「トッカータ」や「パッサメッツォ・モデルノ」などイタリア流の作品も強い印象を受ける作品でスウェーリンクの鍵盤音楽の豊かな国際性には感心させられてしまいます。

 グレン・ウィルソンは私がNAXOSレーベルでよく聴く機会が多い演奏家で、確かな腕前を持った素晴らしい演奏を聴かせてくれます。


 ここから先はスウェーリンク以外に追加したくなった作品です。

 ○フローベルガー
「アルマンド”私が盗まれたもの”に基ずく追悼曲 ト短調」「フェルディナント3世の悲しい死に寄せる追悼曲 ヘ短調」

 レオンハルト


 ○D.スカルラッティ
「ファンダンゴ ニ短調」

 ラファエル・プヤーナ


 ○トーマス・アーン
「8つのハープシコード・ソナタ」より「ソナタ 第1番 ヘ長調」「ソナタ 第3番 ト長調」「ソナタ 第6番 ト短調」

 ホグウッド


 「クラヴィーア編」はもう出し尽くした感があります。「器楽曲 名曲・名演 オルガン編」については友人がまだCDを貸しておいて欲しいというのでまだ先の話になりそうです。 

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