きゆうの雅な古楽の庭園

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ヘンデルの音楽

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大好きヘンデル特集です。
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 イタリアのオーボエの名手、アルフレード・ベルナルディーニと彼が主宰するオーケストラ・ゼフィロは管楽器に強い演奏団体ということで最近注目していました。そんな彼らの「ヘンデル:王宮の花火の音楽:二重協奏曲集」(ドイツ・ハルモニア・ムンディ国内盤)というCDが出ていたので早速聴いてみました。

 彼らの「王宮の花火の音楽」は、特に気になる癖も無く、活き活きと躍動感のある明るい演奏です。序曲のクライマックスに向かって管楽器がボリューム・アップしていく様子や、ラ・レジュイサンスでの豪壮さなど、さすが管楽器の扱いに長けた表現がなされています。

 それから二重協奏曲はいずれの演奏もオーボエやファゴット、ホルンといった管楽器がとても活き活きとして際立っています。特に私の好きな第1番変ロ長調HWV.332の第3楽章アレグロや第3番ヘ長調HWV.334の第3楽章アレグロ・マ・ノン・トロッポでのオーボエがとても美しいです。また第2番ヘ長調HWV.333の第5楽章アレグロ・マ・ノン・トロッポと第6楽章ア・テンポ・オルディナリオでの2つの合奏体のオーボエとホルンの掛け合いがとても素晴らしいです。

 ベルナルディーニとゼフィロの演奏は全体的にテンポが速めで活き活きと元気です。時々オーボエやヴァイオリンに即興的な装飾がなされ自由な演奏でもあります。繰り返しになりますが管楽器群のとても活き活きとした壮麗さが大変印象的です。

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今日もヘンデルの合奏協奏曲作品6の続きで、第9番から第12番のご紹介です。CDも前回同様ピノック盤です。

 例によって曲の内容や感想は以下の通りです。

 協奏曲 第9番 ヘ長調 HWV.327
 1.ラルゴ、2.アレグロ、3.ラルゲット、4.アレグロ、5.メヌエット、6.ジーグ(アレグロ)

 第2楽章と第3楽章は、オルガン協奏曲 ヘ長調「カッコーとナイチンゲール」HWV.295の第2楽章アレグロと第3楽章ラルゲットの改作となっています。それぞれ明るくて可愛らしい曲と、しっとりと美しい曲です。その後活発なフーガになっている第4楽章アレグロに優雅なメヌエットと続き躍動感のあるジーグで締めくくられます。

 協奏曲 第10番 ニ短調 HWV.328
 1.序曲-アレグロ、2.エアー(レンメント)、3.アレグロ、4.アレグロ、5.アレグロ・モデラート 
 
 悲壮的なフランス風序曲にはじまり、悲劇的なエアー、威厳のあるアレグロ、爽快なアレグロと続き、雰囲気が変わって陽気な長調のアレグロ・モデラートで明るくフィナーレとなります。

 協奏曲 第11番 イ長調 HWV.329
 1.アンダンテ・ラルゲット・エ・スタッカート、2.アレグロ、3.ラルゴ・エ・スタッカート、4.アンダンテ、5.アレグロ

 スタッカートでリズムをきざんだ第1楽章がたっぷりと歌われます。その中では独奏群のヴァイオリンが美しい旋律を奏でます。晴れやかで急速な第2楽章アレグロと続き、第3楽章を間奏に挟んで穏やかで温か味のあるアンダンテと爽やかな終楽章アレグロがたっぷり歌われます。 

 協奏曲 第12番 ロ短調 HWV.330
 1.ラルゴ、2.アレグロ、3.アリア(ラルゲット・エ・ピアノ)、4.ラルゴ、5.アレグロ

 第2楽章のアレグロと第3楽章のアリアの美しさが光ってます。間奏的な短いラルゴを経て決然としたフーガがフィナーレとなっています。

 今回の作品6の3枚目の4曲は全部好きな作品です。明るい第9番、悲壮的で気品のある第10番、おおらかで美しい第11番、旋律美に溢れた第12番、どれをとっても素晴らしい作品だと思います。

 ヘンデルの作品6はコレルリ風を通り越してヘンデル風の協奏曲としかいいようのないほど、ヘンデルの持つ様々な音楽性が発揮された傑作だと思います。

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 今日は前回の続きで、ヘンデルの合奏協奏曲作品6の第5番から第8番のご紹介です。CDも同様ピノック盤です。

 曲の内容や感想は以下の通りです。

 協奏曲 第5番 ニ長調 HWV.323
 1.ラルゲット・エ・スタッカート、2.アレグロ、3.プレスト、4.ラルゴ、5.アレグロ、6.メヌエット(ウン・ポコ・ラルゲット)

 全体的に爽やかなイメージの協奏曲です。活発で華やかな第5楽章のアレグロが印象的です。 

 協奏曲 第6番 ト短調 HWV.324
 1.ラルゴ・アフェトゥオーソ、2.ア・テンポ・ジュスト、3.ミュゼット(ラルゲット)、4.アレグロ、5.アレグロ 
 
 悲壮感漂う曲調ではじまりますが、緊張感のあるフーガになっている第2楽章、穏やかで牧歌的な部分の間に急速な部分が挟まっている第3楽章のミュゼット、毅然とした第5楽章のアレグロなどが印象的な変化に富んだ作品です。

 協奏曲 第7番 変ロ長調 HWV.325
 1.ラルゴ、2.アレグロ、3.ラルゴ、4.アンダンテ、5.ホーンパイプ

 穏やかにはじまったかと思うと急速で活発な第2楽章が現れ、ハっとさせられます。荘重なラルゴに続き、上品なアンダンテがたっぷりと歌われ、躍動的で華やかなホーンパイプで締めくくられます。作品6の中でもお気に入りの協奏曲です。 

 協奏曲 第8番 ハ短調 HWV.326
 1.アルマンド、2.グラーヴェ、3.アンダンテ・アレグロ、4.アダージョ、5.シシリアーナ(アンダンテ)、6.アレグロ

 冒頭のとても威厳のあるアルマンドからして印象的です。悲しげなシシリアーナが美しく、終楽章のアレグロによって緊張感を持ってフィナーレが飾られます。全体的に気品のある作品で、これもお気に入りの一つです。

 作品6はヘンデルの協奏曲中でも特に洗練された素晴らしい作品だと思います。これをわずか一ヶ月足らずで作曲したヘンデルには、ただただ驚くしかありません。

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 ヘンデルの合奏協奏曲集作品6は、バッハのブランデンブルグ協奏曲と並ぶバロック協奏曲の最高峰の一つとされている名作です。全12曲をいっぺんに紹介するのも大変だな、と思っていたところピノック盤がバラで4曲づつ収録されているのを思い出したので今回は、ピノック指揮「合奏協奏曲 作品6 第1番〜第4番」(アルヒーフ西独製国内盤)です。

 曲目、構成、感想は以下の通りです。

 協奏曲 第1番 ト長調 HWV.319
 1.ア・テンポ・ジュスト、2.アレグロ、3.アダージョ、4.アレグロ、5.アレグロ
 
 全体的に陽性で温か味のある作品です。

 協奏曲 第2番 ヘ長調 HWV.320
 1.アンダンテ ラルゲット、2.アレグロ、3.ラルゴ、4.アレグロ・マ・ノン・トロッポ
 
 緩急緩急の典型的な教会コンチェルト形式です。大らかな第1楽章に凛とした第2楽章がとても印象的です。
 
 協奏曲 第3番 ホ短調 HWV.321
 1.ラルゲット、2.アンダンテ、3.アレグロ、4.ポロネーズ(アンダンテ)、5.アレグロ・マ・ノン・トロッポ

 第2楽章アンダンテが悲愴的で美しく、堂々とした第2楽章アレグロ、ゆったりとして美しいポロネーズが素晴らしい全体的に上品な印象です。

 協奏曲 第4番 イ短調 HWV.322
 1.ラルゲット アフェトゥオーソ、2.アレグロ、3.ラルゴ・エ・ピアノ、4.アレグロ

 これも典型的な教会コンチェルト形式です。第2楽章アレグロが威厳のあるフーガになっています。
 
 ヘンデルのこの作品6は好きな曲を選ぼうとすると全部!、というほど全体的に優れた音楽で好きな曲ばかりです。弦楽のための協奏曲なのに華やかに聴こえます。
 ヘンデルの合奏協奏曲はコレッリの手法を受け継いでいて速度記号の楽章ばかりですが、けっして緩急緩急の教会コンチェルト形式に厳格でなく様々な構成をしているところにヘンデルの音楽の自由さを感じます。

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 ピノックとイングリッシュ・コンサートの演奏は爽やかでおとなしい印象です。

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 ヘンデルが作曲した音楽のジャンルは多岐にわたりますが、大変力を注いでいたのがオペラです。存命当時ヘンデルはオペラ音楽家として国際的に有名でした。ヘンデルを語る上で切っても切り離せないのがオペラの存在です。
 今回はヘンデルが1711年にロンドンではじめて上演して大成功を収めたオペラ「リナルド」を採り上げたいと思います。CDはホグウッド指揮エンシェント室内管弦楽団「ヘンデル:歌劇<リナルド>全曲」(デッカ国内盤)です。


 このオペラは3幕仕立てで、レチタティーボ、ダ・カーポ・アリア、器楽による間奏曲、でほぼ成り立っています。
 このオペラの物語をザックリ簡単に説明しますと、舞台はキリスト教徒軍が異教徒の篭るエルサレムを取り囲む戦場です。
 キリスト教徒軍の総司令官ゴッフレードの娘アルミレーナとキリスト教徒軍の英雄リナルドは婚約を誓う間柄でした。
 起死回生をもくろむエルサレム王アルガンテの愛人で魔法使いのアルミーダは、リナルドをキリスト教徒軍から引き離そうとアルミレーナを連れ去り、英雄リナルドはそれを追います。
 
 結局リナルドも魔法使いアルミーダに捕らえられた後、エルサレム王アルガンテがアルミレーナに恋したり、リナルドの立派な態度に心奪われた魔法使いアルミーダがリナルドに恋してしまったり、エルサレム王アルガンテとアルミーダが仲違いを起こしたりとしっちゃかめっちゃかしている内にアルミレーナとリナルドはキリスト教徒軍の仲間に救出され自分の陣営に帰ることが出来ます。その後、総攻撃をかけたキリスト教徒軍はリナルドの大活躍により勝利し、捕らえられたアルガンテとアルミーダがキリスト教に帰依してハッピーエンドというお話です。

 少々補足しますと魔法が出てきたり妖怪が出てきたりとファンタジーたっぷりのお話でもあります。実演では森林の場面で本物の小鳥を放したり、舞台に書いた竜が火を吐いたりとかなり趣向を凝らしたものだったそうです。

 「リナルド」でのヘンデルの音楽はまさに表現の宝庫です。「私を泣かせて下さい」、「涙の流れるままに」という別名で知られるアリア「過酷な運命に涙を流し」でのとても悲しげな美しさや、リナルドに拒絶されアルガンテにも裏切られたアルミーダが怒りに燃えるアリア「私は戦を挑み、怒りをもって」ではソプラノとオーケストラにチェンバロの独奏が加わるという形で演奏され怒りが表現されています。また妖怪が出てくるシーンではおどろおどろしく、戦争のシーンでは勇ましくとヘンデルの腕前が存分に発揮されていると思います。

 デイヴィッド・ダニエルズ(リナルド・カウンターテナー)、チェチリーア・バルトリ(アルミレーナ・メッゾ・ソプラノ)ら錚々たる独唱メンバーを起用したこのホグウッドの演奏は、とても活き活きとした持ち前の音楽性のみならず妖怪の出るシーンで雷を鳴らすなど劇的効果にも十分行き届いた素晴らしい演奏となっています。

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