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ドラランドのグラン・モテの中で、前回ご紹介した「深き淵より」と並んで有名な作品が、今回取り上げるテ・デウムです。この作品は1684年に作曲されました。ドラランドは旧作の改訂をよく行っていたのですが、このテ・デウムをとても気に入っていたルイ14世は、この作品を改訂することを禁じたというエピソードが残っています。 テ・デウムは一般的に、神へ感謝を捧げる音楽で、儀式や戦勝の祝典などでよく演奏されました。シャルパンティエやリュリ、ヘンデルの作品が比較的知られているかと思います。さて、今回参考にしたCDが、ウィリアム・クリスティ指揮、レ・ザール・フロリサン演奏「ドラランド:テ・デウム」(ハルモニア・ムンディ・フランス)で、以下の楽曲で構成されています。 1.サンフォニー(管弦楽曲) 2.テノール独唱、合唱 「神であるあなたを私たちはたたえ」 3.テノール独唱 「あらゆる天神が」 4.合唱 「聖なるかな万軍の神なる主よ」 5.ソプラノ2重唱、合唱 「あなたを誉ある使徒の群と」 6.ソプラノとテノールの2重唱 「あなた栄光の王キリストよ」 7.ソプラノ独唱 「あなたは人間の救済をひきうけるために」 8.バス独唱 「あなたは死のとげにうち勝ち」 9.合唱 「私たちはあなたに祈ります」 10.テノール独唱 「かれらが永遠の栄光のうちに」 11.合唱 「私たちはあなたを賛美し」 12.ソプラノ独唱 「主よ、お守り下さい」 13.合唱 「主よ、あなたを私たちはお頼りしました」 壮麗で堂々としたサンフォニー、美しい独唱や2重唱、華やかな合唱などが印象的な、優美で祝祭的な音楽となっています。私はリュリやシャルパンティエの作品とともに、ドラランドのテ・デウムもフランス・バロックの宗教曲を代表する優れた作品だと思います。 また、このクリスティ盤は清々しい演奏でこの作品のもつ美しさをより引き立てています。 参考例 http://www.youtube.com/watch?v=ix2GAITLdGo&feature=PlayList&p=C5EB1311E56975E5&playnext_from=PL&index=35 |

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