きゆうの雅な古楽の庭園

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フランスの音楽

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フランスの17世紀、18世紀の音楽です。いわゆるフランス・バロック音楽のことです。
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ドルネル 6つの組曲

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 フランスの音楽家ルイ=アントワーヌ・ドルネル(1680〜1765)はオルガニスト、クラヴサン奏者として活躍しましたが詳しい生涯は知られていません。今日は彼の遺した数少ない作品で、ムジカ・バロッカ演奏「ドルネル:6つの組曲」(NAXOS輸入盤)です。

 欧文の題名には「トリオによる6つの組曲」となっていて編成もフルート×2、ヴィオラ・ダ・ガンバ、クラヴサン、テオルボというフルートを中心としたトリオ・ソナタの編成となっています。

 ちなみにこの作品は以下の内容で構成されています。

・組曲第1番ホ短調、第2番イ長調、第3番ニ長調、第4番イ短調、第5番ト長調、第6番ホ短調


 編成はトリオ・ソナタですが作風はフランスらしいやわらかでお洒落な組曲です。特にふたつのフルートのかけ合いは美しいとしか言いようがありません。短調の作品でも明るい曲調なのが特徴かもしれません。

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 最近気に入ってよく聴いているのが、ゲーベル指揮ムジカ・アンティクヮ・ケルン「ラ・サルタン〜フランス・バロック音楽集」(アルヒーフ国内盤)です。

 まず最初に収録されているのがマレの「サント=ジュヌヴィエーム・デュモンの鐘」です。ゲーベルらそくキビキビとした演奏です。

 次に収録されているのがルベルの「リュリ氏のトンボー」です。トンボーとは追悼曲のことです。追悼曲らしく全体的に哀切に満ちた曲調なのですが在りし日の故人を思い起こすような明るい楽想も出てきて美しい作品です。

 次がCDのタイトルにもなっているフランソワ・クープランの「四重奏ソナタ・ラ・サルタン」です。解説によればクープランには珍しい四重奏形式の作品だとのことです。非常に静的で美しいグラヴェメントではじまり、気品に満ちた美しさを持ち活発な部分、落ち着いた温かさを持つエール、活発な終曲という流れになります。

 次がルクレールの「2つのヴァイオリンと通奏低音のための序曲ニ長調 作品13の2」です。フランスの序曲らしく荘重な部分にフーガが続く第1楽章、甘美なメロディが優美な第2楽章アンダンテ、爽やかな第3楽章アレグロという構成になっています。

 次が珍しいビュファルダンの「5声部の協奏曲 ホ短調」です。ピエール=ガブリエル・ビュファルダンはたぐいまれなフルートの技術を身につけドレスデンなどで活躍した音楽家です。彼の作品で残されてている協奏曲はこの作品だけとのことで非常に貴重な作品です。両端楽章はフルートの名人だっただけあってフルートの動きがとても活発的です。伸びやかな第2楽章アンダンテを挟んだ、3楽章構成となっています。

 最後がブラヴェの「4声の協奏曲 イ短調」です。ミシェル・ブラヴェもフルート奏者として高名な音楽家です。フルートを独奏楽器にしたヴィヴァルディ風の美しい協奏曲です。

 古楽界の過激派と知られるゲーベルですがこのCDではどの作品も丁寧な姿勢で臨んでいるように思えます。

カンプラ レクイエム

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 8月15日の終戦記念日には哀悼の意を込めてヘルヴェッへ盤(ハルモニア・ムンディ・フランス)アンドレ・カンプラ(1660〜1744)の「レクイエム」をかけていました。カンプラの「レクイエム」はジャン・ジルのそれともにバロック・レクイエムの最高傑作として名高い作品です。

 カンプラのレクイエムは、

・入祭唱
・キリエ
・昇階唱
・奉納唱
・サンクトゥス
・アニュス・デイ
・聖体拝領唱、
から成っています。

 まず聴き始めて入祭唱の合唱がとても美しいのが印象的です。また全体的に穏和でとても安らいだ雰囲気が特徴的です。編成は独唱、合唱、オーケストラで、独唱、合唱を織り交ぜた壮麗な声楽が素晴らしい作品だと思います。


 ヘルヴェッヘの演奏はとても透明感があり、また時にドラマティックで素晴らしい崇高な演奏です。
 バロック期のフランスのレクイエムは癒してくれるような温かさを感じます。

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 ルクレールはヴァイオリンをイタリアで学びましたが、そのイタリアのヴァイオリン協奏曲を自国の音楽にした才能のある音楽家でした。今日はシュレーダー/コンチェルト・アムステルダム「ルクレール:ヴァイオリン協奏曲集」(テルデック輸入盤)です。

 このCDにはルクレールのヴァイオリン協奏曲Op.10の第6番ト短調、Op.7第3番ハ長調、Op.7第5番イ短調が収録されています。

 ルクレールのヴァイオリン協奏曲はヴィヴァルディ風の急緩急の楽章で構成されてはいますが、音楽的にはフランス風にやわらかく装飾されイタリアのヴァイオリン協奏曲とは一線を画した音楽世界となっています。

 ルクレールのヴァイオリン協奏曲は技巧的なのですがイタリアのそれとは違います。ヴァイオリンが縦横に活躍するのはもちろんのことですがイタリアの協奏曲のように仰々しくありません。私がフランス・バロック贔屓なのかも知れませんが印象的にはソフトで聴き易いヴァイオリン協奏曲です。

 ルクレールはヴァイオリン協奏曲を沢山遺していますが技巧的に大変なためかヴァイオリン・ソナタに比べるとあまり録音は多くありません。もっと聴いてみたいと思うのは私だけでしょうか。

ダンドリュー その2

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 ジャン=フランソワ・ダンドリュー(1682〜1738)はパリに生まれたオルガニスト、クラヴサン音楽家、作曲家で、フランソワ・クープラン、ラモーに次いで重要なフランス・クラヴサン音楽家です。彼は3巻のクラヴサン曲集やオルガン・ノエル集などを出版し、「王のオルガニスト」を務め、ラモーのオルガニスト試験の審査員を務めるなど当時としても非常に高名な音楽家でした。

 今回はブリジット・オートブール演奏「ダンドリュー:クラヴサン曲集第1巻」(ARION輸入盤)です。
このCDはダンドリューのクラヴサン曲集第1巻の選集版という形になっています。

 ダンドリューの作風は当時「大クープランの特徴をもち、美しく、流麗で、聴く人の心を驚かす…」と評されました。私が聴いていてもクープラン風のお洒落で詩的で軽やかな音楽から躍動的でラモーや中にはヘンデルを想像させるような作品もあり、表現豊かな音楽世界となっています。特にフランスのクラヴサン音楽家の中では華麗な変奏曲が作品の中に多いのが特徴のような気がします。

 オートブールの演奏はまるで香り立つフランス・ワインのようなエレガントさでダンドリューの音楽世界を再現してくれています。ちなみに同じオートブール演奏で同じレーベルからクラヴサン曲集第2巻(選集)のLPも出ているのですがこちらは残念なことにCD化されていません。

 ダンドリューはまるでクープランとラモーの狭間で埋もれてしまっているような音楽家ですが、もっと録音がなされても良いと私が強く思うクラヴサン音楽家の一人です。

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