きゆうの雅な古楽の庭園

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フランスの音楽

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フランスの17世紀、18世紀の音楽です。いわゆるフランス・バロック音楽のことです。
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 クープランといえばクラヴサン音楽の大家として有名ですが、優れた室内音楽も多数遺しています。今日聴いているのは、クイケン兄弟、他「クープラン:王宮のコンセール」(SEONソニー国内盤)です。

 「王宮のコンセール」は今日4曲が伝わっています。クープランはこの作品でイタリアのトリオ・ソナタの書法を取り入れています。しかし楽章は、プレリュード、アルマンド、クーラント、サラバンド、シャコンヌなどフランスの組曲の形式で構成されていることから、トリオ・ソナタの楽器編成の組曲といったほうが正しいかもしれません。

 このCDでクイケンは固定した楽器編成での演奏ではなく、楽章ごとにフルートやオーボエ、ヴァイオリンなどの楽器を組み替え、その楽章の音楽にふさわしいと思われる楽器を選択しています。私はこの効果はてき面で音楽の薫りを良く高めていると思います。

 クープランの音楽はとても穏和でいかにもフランス風の優雅でソフトな宮廷音楽といった風です。作品は、第1番ト長調、第2番ニ長調、第3番イ長調、第4番ホ短調から成っています。私は長調の作品が明るくて優美で好きです。

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 今日は陽気も良かったのでエルヴェ・ニケ指揮/コンセール・スピリチュエル「シャルパンティエ:テ・デウム&モテット集」(GLOSSA輸入盤国内解説付き)を聴いていました。

 シャルパンティエのテ・デウムH.146はおそらく彼のテ・デウムの中でも最も有名な作品です。8人の独唱者、4声の合唱と木管、トランペット、ティンパニ、弦楽合奏からなるオーケストラを用い、太陽王ルイ14世時代にふさわしい豪華絢爛な音楽です。

 このニケ盤ではテ・デウムに先立ちトランペットのための凱旋行進曲H.547が演奏されます。その音楽の賑やかで堂々としているさまは祝祭の音楽を先駆けるものとしてとてもふさわしいものです。

 テ・デウムの歌詞の内容はひたすら神に感謝を捧げるものとなっています。このテ・デウムH.146は戦勝を記念して作曲されたとのことです。テ・デウムというジャンルは戦勝を神に感謝して作られる場合が多いそうです。

 このニケによる演奏は独唱者、合唱、オーケストラのどれをとってもとても祝祭感に溢れ、音楽的にもダイナミックな演奏で歌詞の内容ともとてもマッチしていて私が一番好きなシャルパンティのテ・デウム演奏です。かといって全編お祭り騒ぎというわけではなく、神妙に神に感謝を捧げる独唱者たちの重唱が含まれるところにシャルパンティエの作曲の見事さが現れているように思えます。この敬虔に祈りを捧げる場面でもニケの演奏には喜びを表すかのような愉悦感を感じます。

 このCDにはテ・デウムの他に勝利を神に祈願する「ディクシット・ドミヌス」、聖王と讃えられたルイ9世を讃える「ガリアの王聖ルイを讃える歌」が収録されています。どちらもテ・デウムと少し趣きが変わるものの壮麗で豪華な音楽となっています。

 ニケはフランスの古楽演奏家の中でも私が大変気に入っている一人です。彼の表現は情熱的で明るく、私の好みととても合っているようです。

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 私はミシェル・ブラヴェ(1700〜1768)というフランス・フルート音楽の巨匠を、この有田正広、他「ブラヴェ:フルート・ソナタ集」(DENON国内盤)というCDを手にするまで全く知りませんでした。

 このCDにはブラヴェの作品2から第2番ニ短調、第4番ト短調、第5番ニ長調、作品3から第2番ロ短調、第6番ニ長調が収録されています。

 作品2は5〜6楽章から成るフルート・ソナタですがアレグロやラルゴといった速度記号楽章のほかにガヴォッタ、サラバンドなどの舞曲が含まれていたり、「後悔」、「迷宮」、「おしゃべり」、「いたずらっ子」などといった標題が付けられていてどちらかというと組曲の形式に近い音楽となっています。フルートのやわらかい音色と組曲風の形式がフランス的な装飾に彩られてとても美しくて優しい印象の音楽となっています。

 作品3は速度記号楽章のみの純粋なソナタ形式となっています。ですが内容はやはりフランス風のふくよかな音楽となっていてやはりイタリアのソナタとは一線を画しています。

 ブラヴェのフルート・ソナタは全体的にフルートの縦横無尽な活躍が目立ち、ブラヴェがフルートの名人だったことを偲ばせてくれます。

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 ジャン=マリー・ルクレール(1697〜1764)はイタリアでヴァイオリンの修行をし、フランスのヴァイオリン界の第1人者となった音楽家です。今日のCDは最近買って気に入った寺神戸亮「ルクレール:ヴァイオリン・ソナタ集〜第3巻 作品5より」(DENON国内盤)です。

 このCDには順番に、ソナタ・第7番イ短調、第6番ハ短調(トンボー)、第8番ニ長調、第11番ト短調、第10番ハ長調、第4番変ロ長調が収録されています。ルクレールのヴァイオリン・ソナタはイタリアのソナタが直線的なイメージなのに対し、その音楽はいかにもフランス風にふくよかにデコレーションされていてとても優雅です。またソナタといっても教会ソナタではなく、ガヴォッタ、アリア、ジガ、タンブーラン、サラバンド、シャコンヌといった舞曲楽章を含むところがフランスの音楽家らしいです。

 短調のソナタはメランコリックながらも華やかで優美です。長調のソナタは明朗で美しい旋律が耳を楽しませてくれます。私はイタリアの音楽家のヴァイオリン・ソナタは実はあまり聴かず、フランス贔屓なのでこのルクレールのヴァイオリン・ソナタは良く聴いています。

 他にサイモン・スタンデイジやパーセル・クァルテットのCDも持っているのですが、その紹介はまた別の機会にして、今のところこの寺神戸亮の演奏が一番フランス的で気に入っています。なんといっても優雅さが群が抜いていて聴き心地満点です。

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 今でもたまにしか聴かないバッハのフランス組曲をはじめに買ってしまったばかりにしばらくチェンバロ独奏曲に及び腰だったのですが、クリストフ・ルセ演奏「ラモー:クラヴサン名曲集」(オワゾリール国内盤)を買ってすっかり独奏曲に対するイメージがすっかり変わりました。今日のCDはとても気に入ったので、後で買ったルセ演奏「ラモー:クラヴサン曲全集」(オワゾリール国内盤2枚組み)です。

 このCDにはラモーのクラヴサン曲集第1巻(1706年出版)、クラヴサン曲集(1724年出版)、新クラヴサン曲集(1728年頃出版)、「ラモー氏の小さなハンマー」、「王太子妃」、が収録されています。

 私がよく聴くのがクラヴサン曲集(1724)と新クラヴサン曲集(1728頃)です。クラヴサン曲集(1724)で好きな作品は、かわいい「小鳥たちの集合ラッパ」、「リゴドン1.2」、迫力のある「タンブラン」、「ヴィラジョワーズ」、特に好きで何回聴いても飽きない、可憐な変奏曲の「ソローニュのお人よしとドゥブル」、短いながらも楽しい「陽気」、すぐにタイトル通りのイメージが浮かぶ「つむじ風」、元気で賑やかな「キュプクロス」です。

 新クラヴサン曲集(1728頃)で好きな曲は、優美な「アルマンド」、しっとりと美しい「サラバンド」、本当に3本手があるんじゃないかと思ってしまう「3本の手」、とても元気溌剌な「意気揚々」、そしてとても衝撃を受け変奏曲好きにしてくれた「ガヴォットとドゥブル」、鶏が戯れる様子が目に浮かぶ「めんどり」、爽やかな「メヌエット1.2」、落ち着きがあり美しい「トリオレ」、「優雅なインドの国々」でも有名な、不思議なリズムが面白い「未開人」、ノリの良い「ジプシー」です。それから即興性溢れ威厳のある「王太子妃」もお気に入りです。

 ラモーのクラヴサン曲はどの曲をとってもエレガントでまるで薫り高いワインのようです。またこの演奏でルセが使用しているエムシュ製のクラヴサンの落ち着きのある音色にも好感が持てます。ルセの演奏は他の演奏者のテンポよりも速いのですがそれは本当の舞曲のテンポを意識したとのことです。とても颯爽としたこのルセの演奏が今でも1番気に入っています。

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