きゆうの雅な古楽の庭園

他のことに熱中してて、休止状態です。

バッハの音楽

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バッハ トッカータ集

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 私は何故かバッハのチェンバロ作品の中で組曲ものとの相性が悪くCDを持っていてもあまり聴いていません。そのかわりトッカータ集や平均律クラヴィーア曲集のプレリュードとフーガのような形式の曲の方が好きで良く聴いています。

 まとまったトッカータ集(BWV.910〜916)としてはまだ曽根麻矢子「バッハ トッカータ集」(エラート国内盤)しか持っていません。でも演奏を聴いてすぐ気に入ってしまいました。トッカータ集はバッハのまだ若い頃の作品とのことで、トッカータの部分の、若きバッハの頭脳から溢れ出るような楽想のきらめきの数々とその迫力、フーガの部分ではもうすでにフーガに威厳があり、変化にも富んでいてとても聴き応えのある作品です。まだ曽根盤しか聴いていませんが自由で瑞々しく爽快な演奏ですぐに気に入ってしまいました。

 バッハのチェンバロ用トッカータは2つのフーガを中心とした多部分からなり、昨日採り上げたブクステフーデも同形式のトッカータを数多く残しているので、バッハが思いっきりブクステフーデを真似て作曲をしたことが分かります。また同じトッカータでもオルガン作品の場合は「トッカータとフーガ」、「プレリュードとフーガ」というように2部形式にバッハが洗練していきますが、チェンバロ用のトッカータは結局7曲しか伝わっていません。しかもトッカータ ト長調 BWV.916は3部分の協奏曲形式で書かれていて、バッハの関心が協奏曲の方に移っていったことが窺えます。バッハのチェンバロ用のトッカータはこれからも色々な演奏者のものを聴いていきたいと思います。

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 バッハのチェンバロ協奏曲を、カンタータのオルガン楽章からオルガン協奏曲へ復元したのが今回の、ハーフォード/ノーザン・シンフォニア「バッハ オルガンと管弦楽のための協奏曲」(ARGO国内盤)です。

 このCDには協奏曲第2番(BWV.1053)、協奏曲第1番(BWV.1052)、協奏曲第3番(BWV.1059&BWV.35より)、シンフォニア ニ長調(BWV.1045)、カンタータ「神よ、われら汝に感謝す」(BWV.29)よりシンフォニアが収録されています。
 
 最初に聴いてみた感じでは、やはりチェンバロとは趣の違う音楽だと思いました。チェンバロ協奏曲はチェンバロの音が弾けて火花を散らすといった印象なのに対して、オルガン協奏曲はオルガンの音の波が押し寄せるといった印象です。チェンバロ協奏曲とは確かに印象こそ違いますが雰囲気までは異なってはいません。第1番の迫力も第2番の爽やかな明るさも失われてはいません。

 また第3番(BWV.1059&BWV.35)はコープマンが「チェンバロ協奏曲集」(エラート)に収録したオルガン協奏曲(BWV.1059)とは第2楽章において異なる復元をしています。今の時点ではどういう違いなのか知識不足のため説明できません。両端楽章は同じものとみて間違い無さそうです。

 それから3つの協奏曲の後に収録されているシンフォニア ニ長調(BWV.1045)、カンタータ「神よ、われら汝に感謝す」(BWV.29)よりシンフォニアも大変聴きものです。大管弦楽の中をオルガンが縦横無尽に活躍する豪華なオルガン・シンフォニアです。

 ノーザン・シンフォニアはたぶんモダン・オーケストラだと思うのですがオルガンとの演奏にとてもマッチしてしまっているためピリオド楽器慣れした耳でも全然違和感を感じません。しかし通奏低音のチェンバロの音を聴いた感じではピリオド楽器の感じなのですが、ライナー等に詳しく記載されていないため良く分かりませんでした。
 

バッハ オルガン作品

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 私の場合バッハのチェンバロ独奏曲は凄い!と思うのですがごくたまにしか聴きません。でもオルガン作品は凄いと思う上、良く聴きます。中学生の頃、小フーガト短調を父親のレコードで良く聴いていました。
 それからトン・コープマンについてはチェンバリストとしては装飾音が多すぎて音楽の流れを止めている様な気がしてあまり感心していませんでしたが、ヘンデルのオルガン協奏曲を聴いてからオルガニストとしては良いなぁと思うようになりました。もちろん指揮者としてのコープマンも好きです。

 そこでバッハのオルガン作品が聴きたいと思って買ったのが今回のコープマン「バッハ オルガン作品全集 第1巻」(テルデック・国内盤)です。先にマリー=クレール・アランやサイモン・プレストンの小フーガト短調を聴いてどこか納得のいかないところがあったのでバロック時代の状態に修復されたオルガンを使って演奏したコープマン盤を買ってみたのでした。

 コープマンの小フーガト短調を聴いて「あぁ!これだ!」と思いました。それまでに聴いたプレストンやアランの演奏のオルガンの音や演奏が気に入らなかったことにも気付きました。コープマンの演奏は自由闊達で堅苦しいところが無く、使用しているオルガンも高音も低音も渋い音色で良く響いて、旋律の追いかけっこが分かりやすくてとても気に入りました。

 このCDには他に、有名な「ファンタジーとフーガ ト短調BWV.542」や「パッサカリアとフーガ ハ短調BWV.582」、「ファンタジート長調 BWV.872」も収録されていてます。特にBWV.542とBWV.582はまるで宇宙を描いているような壮大さで感銘を受けます。そしてこのCDの中で一番気に入ったのが「プレリュードとフーガイ短調 BWV.543」です。きらめくようなプレリュードとコープマンがノリ良く演奏している美しい旋律のフーガがとても気に入っています。
 コープマンのバッハのCDは他にも持っていますのでまた採り上げたいと思います。

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 バッハの「チェンバロ協奏曲 第2番 ホ長調 BWV.1053」と「チェンバロ協奏曲 第4番 イ長調 BWV.1055」はともに明るくて爽やかな曲でとても好きな曲です。そして「チェンバロ協奏曲 第5番 ヘ短調 BWV.1056」は有名な第2楽章ラルゴが美しくてこれまた好きな曲です。
 
 第2番と第4番はルセ&ホグウッド「バッハ チェンバロ協奏曲集」(オワゾリール輸入盤)を良く聴きます。特に第4番はルセのチェンバロが歯切れ良く颯爽と駆け抜けて行き、ホグウッドのオーケストラもぐいぐいと前進して行く上、ダイナミックにチェンバロを盛り立ててもう言うこと無しです。第4番に関しては色々と聴きましたが、ルセ&ホグウッド盤が一番淀みの無いスマートな演奏です。それに第2番と第4番が続けて収録されているので気が利いています。
 
 第5番に関してはピノック「バッハ チェンバロ協奏曲全集 第2巻」(アルヒーフ国内盤)収録のものとルセ&ホグウッド盤(第1番BWV.1052と同じCDに収録されています。)が甲乙つけ難く気に入っています。特に第2楽章のラルゴはピノックの演奏が誰よりも滑らかで美しいところが気に入っています。ピノック盤は全体的に爽快感溢れる演奏です。両端楽章に関してはルセ&ホグウッド盤が気合が入っていて迫力があります。特に第3楽章のプレストは、第2楽章が終わったなぁと思うと、ルセのチェンバロもオーケストラも猛烈な勢いとスピード感で華々しいフィナーレを飾ります。しかもヴァイオリンのピチカートがアクセントとなってホグウッドのセンスが光る好演奏です。

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 バッハ「2台のチェンバロのための協奏曲 ハ長調 第2番 BWV.1061」はウキウキするような明るさがあって好きな曲です。この曲だけは他のものからの編曲じゃなくてもともとチェンバロのために書かれたという点も気に入っています。
 
 最近良く聴くのがアスペレン「バッハ チェンバロ協奏曲全集」(ヴァージン輸入盤)より。第1チェンバロにレオンハルトを迎えての師弟による演奏。なんとなく気合の入った感じでさすが師弟だけあって二人の息もばっちり合っています。
 
 そして次がホグウッド&ルセ「バッハ親子の2台鍵盤曲集」(オワゾリール国内盤)よりBWV.1061a。BWV.1061の前稿でオーケストラ無しの演奏です。いかにもホグウッドらしいこだわりのある録音です。なんとなく緊張感の漂う、気迫のある演奏で、オーケストラがなくても全く違和感を感じません。残念なことに二人がどっちのチェンバロに座っているのかが分かりません。私の聴いた感じだとホグウッドが珍しく第1チェンバロを務めているような気がするのですがライナー等に全く書いていないので分かりません。輸入盤でも手に入ればと思っています。

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