きゆうの雅な古楽の庭園

他のことに熱中してて、休止状態です。

ドイツの音楽

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ドイツの17世紀、18世紀の音楽です。一部前古典派も含まれます。
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 いつかは聴いて見なきゃと気になってはいたものの、後回しにしていたブクステフーデのオルガン作品。そんな中、中古店で目に飛び込んできたのがこの、ハーフォード「ブクステフーデ オルガン曲集」(ロンドン国内盤2枚組み)です。

 このCDには、「トッカータとフーガ」、「プレリュードとフーガ」、「コラール・プレリュード」が主に収録されていて、曲の形式からしてバッハに多大な影響を与えたことが窺えます。もちろん聴いてみての感想は、もう少しでバッハが近づいてきそうといった印象を受けます。ですがブクステフーデがバッハに似ているのではなく、バッハがブクステフーデ風だといわなければならないことに気付かされます。

 4週間の休暇を4ヶ月もに伸ばすほどいかにバッハがブクステフーデの形式に衝撃を受けていたかを思い知らされるほどブクステフーデとバッハは似ています。でも巨匠ブクステフーデならではの持ち味も持っています。バッハの音楽に感じる堅苦しさからは逃れられていて独特の雄大さを感じます。

 ブクステフーデのオルガン作品も色々な演奏者のものを聴いてみたくなるほどただ単にバッハの先人というだけでない奥の深さがあります。

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 前々から気になっていたテレマンの「パリ四重奏曲」、ふらふらと中古CD屋に入ってバロックコーナーを見ていたら安く売っていたので買ってしまいました。トウキョウ・バロック・トリオ「テレマン・パリ四重奏曲集」(DENON国内盤2枚組み)。
 
 まず聴いてみた感想は、フランス風の優雅な音楽でとても耳障りの良いこと。編成はフルート(有田正広)、ヴァイオリン(寺神戸亮)、ヴォオラ・ダ・ガンバ(上村かおり)、クラヴサン(クリストフ・ルセ)と一見トリオ・ソナタの編成に見えるのですが聴いてみるとヴィオールが通奏低音でなく独自の旋律部を受け持っていて、なるほど四重奏曲だと分かります。そして曲の構成を見てみるとフランスの組曲の形式で作曲されていて、フランスの組曲好みの私と相性が良いわけです。

 曲調は基本的にフランス風の柔らかい物腰ですが時折ドイツ風のの厳格な楽想やイタリアの協奏曲風の旋律楽器の独奏があってテレマンの各国の様式の融合がここでも見られます。トウキョウ・バロック・トリオは息の合った優美な演奏を聴かせてくれます。

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 ふう〜!今週は職場でごたごたがあったりして疲れてしまいました。でも明日は休み。ホッとします。別に今は憂うつじゃありませんがくたくたです。

 疲れた時にたまに聴くのが「テレマンの協奏曲 イ短調 <蛙>」。特に好んで聴くのがベルリン古楽アカデミー「風変わり〜テレマン管弦楽組曲集Vol.2」(ハルモニア・ムンディ・フランス輸入盤国内解説付き)収録のものとゲーベル/ムジカ・アンティクワ・ケルン「テレマン:弦楽のための協奏曲集」(アルヒーフ国内盤)収録のもの。

 ベルリン古楽アカデミー盤ではヴァイオリンの総奏が本当に田んぼで蛙が一斉に鳴いているように聴こえてきて、その中からミドリ・ザイラーのソロ・ヴァイオリンの蛙がメリハリのある美しい旋律を奏でます。第2楽章のアダージョでは蛙はおとなしく静かに歌を交わします。そして第3楽章のメヌエットではあまり蛙の存在は感じません。

 そしてゲーベル盤の第1楽章では勢い良く田んぼの蛙が鳴く中をゲーベルのソロ蛙が元気に力強く歌います。そして第2楽章でも田んぼの蛙が鳴く中をソロ蛙は控えめながらも元気に鳴き声を交わしてしていきます。でもやはり第3楽章のメヌエットはあまり蛙と関係が無さそうに聴こえます。

 受ける印象は違いますがどちらの演奏とも甲乙つけがたい良い演奏です。それにしてもテレマンの協奏曲は優しくて美しい旋律のものが多く、穏やかな気持ちにしてくれます。

テレマン 管弦楽組曲

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 私は管弦楽組曲というジャンルの曲が大好きなのですが、質が高くてもバッハにしろヘンデルにしろ数が少なすぎます。というわけで自然と多作家のテレマンの管弦楽組曲に手が伸びていきました。

 そして最初に買ったのが今回の、ピノック/イングリッシュ・コンサート「テレマン 協奏曲ニ長調/2つの管弦楽組曲」(アルヒーフ国内盤)です。このCDに収められている「管弦楽組曲 ト短調 TWV55:g4」の序曲に続く楽章には「優柔不断な人々」、「気まぐれな人々」、「大ぼら」、などユニークなタイトルが付けられており音楽もその表題にふさわしく作られています。特に「優柔不断な人々」は険しい旋律と美しい旋律の繰り返しでどっち付かずの曲です。「大ぼら」はせわしなく激しい表現がされていて、ほら吹きがまさに大ぼら吹き散らしている様子が思い浮かぶ面白い曲です。他にルール、メヌエットと通常の舞曲楽章もありますが、こちらは表題つきのものに比べておとなしい曲調となっています。

 それからもう一つの組曲「ターフェルムジーク第2巻より 管弦楽組曲 ニ長調 TWV55:D1」は明るくて堂々とした序曲にはじまりその後に4つのエアーが続きます。1番目のエアーはヘンデルがオルガン協奏曲Op.7・第4番の第2楽章に拝借したことで有名な、トランペットが活躍する協奏曲風の明るくて愉悦感のある曲です。私が特に好きなのは3番目のエアーで、オーボエ、ヴァイオリン、トランペットが活躍する、躍動感のある美しい旋律の曲です。このCDではニ長調組曲にターフェルムジーク第2巻の終曲が付け加えられていて華々しいフィナーレを飾ります。

 テレマンの管弦楽組曲はバッハのように堅苦しいところが無く、とても聴きやすくて優しい感じという印象です。舞曲楽章のほとんどは協奏曲風に作曲されていてテレマンが管弦楽組曲と協奏曲の融合を図っていたことが窺い知れます。
 このCDでもピノックとイングリッシュ・コンサートの演奏は躍動感と爽快感に溢れ、テレマン
の管弦楽組曲を活き活きと甦らせています。

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 カール・フィリップ・エマーヌエル・バッハのシンフォニア集.Wp182は最近手に入れたピノック盤(アルヒーフ西独盤)ばかり聴いていたので、思い出したようにホグウッド盤(オワゾリール西独盤)を聴いてショック!!を受けてしまいました。
 爽快なピノックの演奏に比べて、その演奏の激しさといったらビオンディのヴィヴァルディに負けないくらいです。いくら多感様式の作品だからといって音の強弱の差も激しいしテンポの緩急も突然急激に変化するしでとても刺激的な演奏です!この演奏を発表した時のホグウッドはどうしちゃったのでしょうか?自分が感情過多にでもなっていたのでしょうか?アーノンクールやゲーベルにも引けを取らない暴れん坊ぶり!そのままのぶん回し振りでヴィヴァルディも録音していたらイル・ジャルディーノ・アルモニコやビオンディが登場してもそれほど話題にならなかったと思います。ちなみにイル・ジャルディーノ・アルモニコはシンフォニアロ短調 Wp182-5だけ録音していますがホグウッドよりもさらに凄まじいです!
 やはりカール・フィリップ・エマーヌエル・バッハのシンフォニアは多感様式としてしっかり整っているように感じます。それに比べるとヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのシンフォニアは様式になっていないといってしまえばそれまでですが、情緒不安定様式とでもいえそうな程、作品によって受ける印象が違います。でも憎めないんですよね、同じ長男だから。


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