きゆうの雅な古楽の庭園

他のことに熱中してて、休止状態です。

イタリアの音楽

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全8ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8]

[ 前のページ | 次のページ ]

イメージ 1
ヴィヴァルディの協奏曲の中で、前回ご紹介したリュート協奏曲 ニ長調 RV.93と同じくらいの頻度でよく聴いているのが、多楽器のための協奏曲 ハ長調 RV.558です。

楽器の編成が、リコーダー×2、シャリュモー(クラリネットの前身)×2、マンドリン×2、テオルボ×2、トロンバ・マリーナ役ヴァイオリン×2、チェロ×1に弦楽合奏と通奏低音という非常に多彩な音色のするものとなっています。

様々な楽器が用いられているため、とても賑やかな総奏に、代わる代わる現れる各楽器の独奏がとても印象的です。
好きな演奏が写真のイル・ジャルディーノ・アルモニコ盤(テルデック)で、威勢が良く激しい演奏でとても気に入っています。

ちなみにトロンバ・マリーナとは海のトランペットという意味の古い擦弦楽器で、共鳴弦が張ってありトランペットのように音色がよく響く楽器です。
しかしヴァイヴァルディ自身が校訂した楽譜には単にヴァイオリンとしか記されていため、実際にどのように演奏されたのか謎だそうです。

そのためか普通のヴァイオリンとして演奏されることが多いのですが、ヴィオンディ盤(veritas)ではヴァイオリンに工夫をしていて、独特の音色を聞くことができます。

参考例 第1楽章:ヴィオンディによる演奏 http://www.youtube.com/watch?v=A9QQQ0CU3CE&list=PLC5EB1311E56975E5
イメージ 1
現在、リハビリもだんだん進んできて2時間くらいは歩けるようになったのですが、その後が大変で知恵熱(?)が出てしまい次の日はお休みとなってしまいます。
そんな問題もあって、なかなか本調子がでないです。

さて、話は変わりまして今回ご紹介するのが、おそらく私がヴィヴァルディの協奏曲の中でも最もよく聴く作品の中の一つであろう、リュート協奏曲 ニ長調 RV.93です。

全体的に明るい曲調の軽快な作品で、気分が沈んで苦しい時などよく慰めてもらっています。

第1楽章のアレグロ・ギュストは弾むような楽しい雰囲気の中、リュートの可憐な独奏が映える、とても好きな楽章です。
第2楽章:ラルゴはしみじみとしたリュートの歌が美しいです。第3楽章:アレグロで賑やかにこの協奏曲が締めくくられます。

持っているCDとしては、イル・ジャルディーノ・アルモニコ盤、オデット/グッドマン盤などがありますが、今一番気に入って聴いているのがリュートの代わりにマンドリンを用いた、上の写真のクラウディオ・シモーネ盤(エラート)の演奏です。
なんとなく落ち着いていて、可愛らしさのある演奏なのが気に入っています。

参考例:マンドリンによる 第1楽章 http://www.youtube.com/watch?v=UsS77iz_euc&list=PLC5EB1311E56975E5&index=66&feature=plpp_video

イメージ 1

 バロック時代、はじめて鍵盤楽器を独奏楽器に用いた音楽家というとまずバッハとヘンデルが代表ですが、協奏曲の王ヴィヴァルディはこの2人に先駆けて鍵盤楽器を用いた協奏曲を作曲しています。それで今回参考にしたのが、イル・ロシニョーロ演奏「ヴィヴァルディ:オルガンとオルガンのための協奏曲集」(TACTUS・輸入盤)です。

 このCDには「協奏曲 ハ長調 RV.554」「協奏曲 ニ短調 RV.541」「協奏曲 ヘ長調 RV.542」「協奏曲 ハ短調 RV.766」「協奏曲 ヘ長調 RV.767」の5つのヴァイオリンとオルガンのための協奏曲が収録されています。

 ヴィヴァルディのオルガンの用い方は、鍵盤楽器の特性を活かした和声的で緻密なバッハやヘンデルの作品と比べると旋律楽器的でまるでヴァイオリンと同じ扱いをしているようです。したがって鍵盤協奏曲の元祖はやはりバッハやヘンデルに譲らなければならなかったのでしょう。

 旋律楽器的な扱いのオルガンですがヴァイオリンとの組み合わせが珍しく新鮮な印象を受けます。また独奏部においてオルガンで奏でられるヴィヴァルディ節やヴァイオリンとの掛け合いは独特で美しいものがあります。各協奏曲の作曲年代は18世紀初頭でその明快さと力強さは、いかにもヴィヴァルディの若かりし頃の作品といった趣です。

 イル・ロシニョーロという演奏団体はイタリア勢らしい明朗で活き活きとした演奏で楽しませてくれます。

イメージ 1

 今月に入ってからあまりブログの更新をしていませんが、別に具合が悪いというわけではなく、いたって元気です。なんというか気分が乗らないというか、記事にするための文章が頭に浮かんでこないため、はかどらないだけです。

 たまにバロック音楽が刺激的過ぎて聴く気になれない時はなぜか落ち着いたルネッサンス音楽が心に響きます。今回はイタリア・ルネッサンス声楽曲の巨匠パレストリーナの作品のご紹介です。参考にしたCDは、アメリカのヴォーカル・グループ、チャンティクリア(シャンティクリアとも)演奏「パレストリーナ:レクイエム/雅歌」(テルデック)です。

 15世紀後半から16世紀のルネッサンス期はイタリアにおいてでさえフランドル楽派が音楽界を席巻していました。宗教改革に揺れていた当時、フランドル楽派の高度なポリフォニック技巧偏重が問題視され、宗教音楽により単純化と純粋化が求められた時代に現れた音楽家がジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ(1525年頃〜1594年)です。ちなみに本名はジョヴァンニ・ピエルルイジでパレストリーナは彼が生まれた町の名前だということです。「パレストリーナ町のピエルルイジ」とするのが正しいのかもしれません。

 さて今回取り上げたCDには以下の楽曲が収録されています。

1.喜べ、栄えあるもの

「死者のためのミサ曲(レクイエム)」
2.イントロイトゥス
3.キリエ
4.オッフェルトリウム
5.サンクトゥス
6.アニュス・デイ 

7.めでたし女王
8.舌よ、たたえよ
9.おお、幸いなるイエスよ

「ソロモンの雅歌より」
10.第2番 私を連れていってください
11.第3番 私は黒いけれども美しい
12.第15番 わが愛するものよ、立って急ぎなさい
13.第16番 わが愛するものよ、立っておいで
14.第27番 あなたはなんと美しいのだろう
15.第29番 愛する方よ、おいでなさい

16.喜べ、バルバラよ

 これらのルネッサンス合唱曲は器楽伴奏を伴わず、いわゆるアカペラで歌われます。最初に収録されている「喜べ、栄えあるもの」は5声のモテトゥスで平明な旋律を持つ明るい作品です。
 
 「死者のためのミサ曲(レクイエム)」は5声のためのミサ曲で、グレゴリオ聖歌のモティーフが用いられ抑揚の少ない旋律の荘厳な音楽となっています。
 
 「めでたし女王」は聖母マリアを讃えた5声のモテトゥスで崇高な美しさを湛えた作品です。
 「舌よ、たたえよ」はグレゴリオ聖歌の同名の賛歌をもとにした4声の作品で、キリストを讃えた祈りに満ちた敬虔な音楽となっています。
 「おお、幸いなるイエスよ」は6声のモテトゥスで、キリストに対して守護を求める祈りを捧げるこれまた敬虔な音楽です。
  
 10曲目から15曲までは旧約聖書の「ソロモンの雅歌」から抜粋した詩にもとずく5声のための29曲の連作モテトゥスから選ばれたものです。花婿と花嫁が愛を語る官能的な詩を持ちながら、敬虔な音楽が付けられた曲もありますが、喜ばしく美しい音楽性がとても印象的です。

 最後の「喜べ、バルバラよ」は、14救難聖人の一人、聖バルバラを讃えたモテトゥスで、崇高で清く美しい音楽に心奪われます。


 華やかなバロック音楽とは違い、アカペラによって歌われるルネッサンスの合唱音楽はとても清明でまるで心洗われるようです。ルネッサンス音楽についてはまだそれほど多くは聴いていませんが少しずつ紹介していければと思っています。 

イメージ 1

 ヴィヴァルディの音楽では最近宗教曲にはまっている私ですが、色々聴いてみてこれは素晴らしいと思ったのが「キリエ ト短調 RV.587」と「クレド ホ短調 RV・591」です。

 「キリエ ト短調 RV.587」は1735年から1740年ごろの間に書かれたといわれいています。かなり晩年の作品で2人のソプラノ、2人のアルト、二重合唱と管弦楽という大規模な編成となっています。この作品は第1部「主、あわれみたまえ」、第2部「キリスト、あわれみたまえ」、第3部「主、あわれみたまえ」から成っています。

 第1部の、厳かな部分に続き劇的な部分が現れるという弦楽の導入の後に続く合唱はとても苦悩に満ちていて美しく、ソプラノとアルトの独唱が活躍する第2部では、劇的な部分に続く穏やかな部分にとても深遠なものを感じます。第3部はフーガとなっていてまるでモーツァルトの「レクイエム」のキリエを思わせる音楽性に驚きました。ヴィヴァルディ晩年の作品だけあって彼の円熟した手法には感嘆させられるものがあります。

 合唱と弦楽のための「クレド ホ短調 RV.591」は、有名な「グローリア ニ長調 RV.589」と同じ1715年頃の作品とされ、下記の4つの部分で構成されています。

第1曲「われは唯一の天主を信ず」
第2曲「聖霊によりて、童貞マリアより肉体を受け、人となりたまえり」
第3曲「われらのために十字架につけられ」
第4曲「よみがえりたまえり」

 弟1曲は小刻みに動く不安げな弦楽に伴なって合唱が歌われ壮麗ながらもどことなく厳しい音楽となっています。弟2曲は神聖で美しく、弟3部は合唱が主体となる悲劇的で沈痛な面持ちな音楽で、終曲では第番1曲と同じ主題の弦楽が現れ、とても威厳のあるフィナーレとなっています。この作品は全体的に「グローリア ニ長調 RV.589」と同じころの作品だけあってかエネルギッシュな力強さを感じます。

 今回参考にしたCDはミシェル・コルボ指揮、ローザンヌ器楽・声楽アンサンブル演奏「ヴィヴァルディ:グローリア・ミサ」(エラート)です。タイトルどおり「グローリア ニ長調 RV.589」がメインのディスクで、このグローリアもコルボらしい深みのある演奏となっています。

 

全8ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8]

[ 前のページ | 次のページ ]


.
きゆう
きゆう
男性 / AB型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン
ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事