きゆうの雅な古楽の庭園

他のことに熱中してて、休止状態です。

イタリアの音楽

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 最近ヴィヴァルディの作品は彼の得意な協奏曲はあまり聴いていなく、どちらかというと宗教声楽作品を好んで聴いています。今回はそんな訳でボウマン/ホグウッド「ヴィヴァルディ:スターバト・マーテル、他」(オワゾリール)を採り上げたいと思います。

 まず最初に収録されている「スターバト・マーテル」(悲しみの聖母)RV.621は、十字架の傍らにたたずむ聖母マリアの悲しみ満ちた姿を描いた作品でバロック時代では特にペルゴレージの作品が有名ですがこのヴィヴァルディの作品も捨てがたい優れた作品だと思います。この作品はアルト独唱と弦楽のために書かれ次の楽曲で構成されています。

1.悲しみの聖母は立っていた
2.その心は嘆き
3.おお、何という悲しみと苦しみに
4.人として泣かぬものがあろうか
5.この世に悲しまぬものがあろうか
6.人の罪を償うために
7.さあ御母よ、愛の泉よ
8.この心を燃え上がらせてください
9.アーメン

 悲劇的な器楽導入ではじまる第1曲はとても悲しげでたっぷりと歌われる美しい楽曲です。悲愴感溢れる第3曲もこれまた独唱が美しいです。第4曲から第6曲までは第1曲から第3曲のテーマが繰り返し使われています。穏やかながらも祈りに満ちた第8曲、高らかに歌われる終曲の「アーメン」も共に美しい音楽です。「悲しみの聖母」という題名に相応しい音楽性が十分に発揮された作品だと思います。

 次に協奏曲ト短調RV.153が収録されています。シンフォニア風の弦楽合奏のための協奏曲で宗教的な雰囲気を持った作品となっています。宗教声楽作品を扱ったこのアルバムの雰囲気によく合った協奏曲です。

 最後に収録されているのが「主が建てたもうのでなければ」(ニシ・ドミヌス)RV.608で、これもアルト独唱と弦楽のための作品で以下の楽曲で構成されています。

1.主が建てたもうのでなければ
2.あなたがたが夜明け前に
3.遅くまで起きているのも空しい
4.主は愛するものに眠りを与えたもう
5.力のある者たちの子らは
6.それらによってその望みを
7.栄光が御父と、御子と
8.初めにそうであったように
9.アーメン

 この作品は、力強い弦楽を伴う第1曲、劇的な第3曲、しっとりと歌われる第4曲、勇壮な第5曲、叙情的で美しい第6曲、弦を伴ってたっぷりと歌われる美しい第7曲など全体を通して変化に富んだ作品となっていて、協奏曲に通じるものや、彼が多くのオペラを手がけていたことを思い起こさせられます。

 このホグウッドの演奏ではアルトの代わりにカウンター・テノールのジェイムズ・ボウマンが独唱を受け持ち、力強くも美しい歌声を聴かせてくれます。またエンシェント室内管の演奏も作品の雰囲気に合った清々しい印象をおぼえます。

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 時期が遠くならないうちに紹介したのが、イル・ジャルディーノ・アルモニコ演奏「クリスマス協奏曲集」(テルデック輸入盤)です。

 古楽界の過激派として知られている同楽団らしくコレッリの合奏協奏曲Op.8の第8番ト短調や、トレッリの協奏曲Op.8の第6番ト短調でのコンチェルティーノやソロとオーケストラとの激しいぶつかりあいなど大胆な表現もありますが、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲ホ長調RV.270「安らぎ」やパストラーレ・ソナタOp.13の第4番イ長調でみせる牧歌的でほのぼのとした叙情的な演奏もとても素晴らしいです。

 上記で挙げた作品以外では、リコーダー2本とヴァイオリン2挺をソロ楽器として賑やかに展開されるヨハン・クリストフ・ペッツ(1664-1716)のパストラーレ協奏曲ト長調やフランチェスコ・マンフレーディニ(1684-1762)のクリスマス協奏曲Op.3第12番なども印象に残る好演奏です。

 ただ過激なだけじゃないイル・ジャルディーノ・アルモニコの奥行きの深い音楽作りを思い出させてくれる一枚です。

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 皆様お久しぶりです。そして、明けましておめでとうございます。年末・年始は8年振りに宇都宮の実家でのんびり、たっぷり過ごすことが出来ました。実家で聴くために買い込んだCDの中で素晴らしいと思ったのが、寺神戸亮演奏「コレッリ:ヴァイオリン・ソナタ」(DENON国内盤)です。

 このCDではコレッリの「ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集 作品5」の12曲の内、後半の第7番 ニ短調、第8番 ホ短調、第9番 イ長調、第10番 ヘ長調、第11番 ホ長調、第12番 ニ短調<ラ・フォリア>の6曲が収録されています。

 解説によると作品5は前半6曲が教会ソナタ、後半6曲は組曲形式の室内ソナタで構成されています。したがってこのCDではコレッリの室内ソナタを存分に楽しむことが出来ます。

 コレッリのヴァイオリン・ソナタは実に明朗で、穏やかで、上品な美しさを備えています。後年のヴィヴァルディをはじめとする大胆な表現する音楽家達とは一線を画した、とても静的な魅力があります。
また有名な<ラ・フォリア>はダイナミックさはありませんが、「ラ・フォリア」の主題を用い表現力豊かに変奏していく大作です。ちなみにコレッリの「ラ・フォリア」は、ヴァイオリン音楽にとどまらず後年の音楽家たちに多大な影響を及ぼしたとのことです。

 寺神戸氏のヴァイオリンは色々な表情を見せ、コレッリの作品の魅力を存分に惹き出しだした素晴らしい演奏だと思います。

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 ヴィヴァルディの「グローリア ニ長調 RV.589」は彼の声楽曲の中で最も有名な作品だと思います。グローリアは「栄光の賛歌」との名前でも知られています。編成はソプラノ2人、アルト独唱、4部合唱、オーボエとトランペット、弦楽合奏、通奏低音で構成されています。

 曲の内容は以下の通りです。

1.いと高きところには神の栄光
2.地上には善意の人々に
3.われらは主をたたえ
4.主には感謝を捧げる
5.主の偉大な栄光ゆえに
6.神なる主、天の王者
7.ひとり子である主
8.神なる主、神の子羊
9.世の罪を除き他もう者よ
10.御父の右に坐りたもう者よ
11.あなたのみが聖であり
12.聖霊とともに

 このヴィヴァルディのグローリアはピエタ慈善音楽院のために作られたためか女声独唱の部分が美しく、聴きどころとなっています。また合唱が用いられるため全体的には明朗で祝祭感に富んだ音楽です。

 今回のCDはリナルド・アレッサンドリーニ指揮/コンチェルト・イタリアーノ「ヴィヴァルディ:グローリア」(Opus111輸入盤)です。早めのテンポに躍動感のある演奏が気に入っています。特に演奏が速くてすぐ終わってしまう冒頭の「1.いと高きところには神の栄光」は圧巻です。

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 ヴィヴァルディといえば協奏曲の王というイメージですが、トリオ・ソナタも多く遺しています。私が良く聴くCDがパーセル・クァルテット盤「ヴィヴァルディ:トリオ・ソナタ集」(シャンドス輸入盤)1,2の2枚です。

 ヴィヴァルディのトリオ・ソナタはヴァイオリンが大活躍します。それでいて協奏曲ほど派手ではありません。楽しい優れた作品が多いです。コレルリのトリオ・ソナタが静的で美しいのに対してヴィヴァルディのトリオ・ソナタは躍動的です。
 
 パーセル・クァルテットの演奏はイギリスの演奏家らしく爽やかにヴィヴァルディのソナタを聴かせてくれます。

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