きゆうの雅な古楽の庭園

他のことに熱中してて、休止状態です。

イタリアの音楽

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 今日は久しぶりにクリストフ・コワン/ホグウッド「ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集」(オワゾリール国内盤)を聴いていました。

 このCDにはチェロ協奏曲 ロ短調 RV.424、ト短調 RV.416、イ短調 RV.418(ピッコロ・チェロ)、ホ長調 RV.412、ハ短調 RV.401、ト長調 RV.413(ピッコロ・チェロ)が収録されています。

 短調の曲では時に激しく、時には悲しく、時には厳かにチェロが歌を歌います。チェロはヴァイオリン並みに技巧的で低音から高音まで駆け巡るのですがヴァイオリン協奏曲のように仰々しくなく、その持ち味の音色のためか控えめな印象を受けます。長調の曲では明るく、伸びやかに、時には躍動感をもって楽しくチェロが歌います。特に私は「協奏曲 ト長調 RV.413」が明るく伸びやかで好きです。緩徐楽章では短調曲、長調曲ともにチェロは息の長い美しい旋律を歌います。

 コワンの上品な演奏とホグウッドの演奏は落ち着きがあってとても爽やかです。この演奏が上記の印象を持たせたかの知れませんが、ヴィヴァルディの協奏曲を落ち着いて聴くには良い演奏だと思います。

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 今日は久々にモニカ・ハジェット/ホグウッド「ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集ラ・ストラヴァガンツァ Op.4」(オワゾリール国内盤2枚組み)を聴いています。

 「ラ・ストラヴァガンツァ」というタイトルは「風変わり」とか「奇妙」という意味だそうです。しかしこの作品を聴いた限りではオーソドックスなヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲に聴こえます。おそらくコレルリ流が主流だった当時のヴァイオリン協奏曲の中では奇抜な内容だったのだと思います。
 
 またこの作品4ラ・ストラヴァガンツァは作品3「調和の幻想」のバラエティ豊かな楽器編成とはうって変わって、独奏ヴァイオリン、弦楽オーケストラ、通奏低音という編成で統一されています。全12曲の協奏曲の調性はごく一部を除いて長調、短調の順に配列されていて同じ楽器編成ながら聴いていて飽きさせない配慮がなされています。そのヴィヴァルディの配慮のお陰で続けて聴いていても曲想が変化に富んでいるのでそれぞれの協奏曲を楽しんで聴けます。

 また解説書によれば第7番は合奏協奏曲の形式で書かれ、また4つの協奏曲ではリピエーノのヴァイオリン一人と独奏ヴァイオリンが組み合わされていて合奏協奏曲のような2つのヴァイオリンと通奏低音というコレルリ式の伝統的な独奏群が多くの場面で登場するとのことです。したがってこの作品4ラ・ストラヴァガンツァも「調和の幻想」同様実験的でヴィヴァルディの協奏曲が形式化される過程を表しているように思えます。

 美しくヴァイオリンを歌わせるハジェットとホグウッドとエンシェント室内管の演奏はとても爽やかで美しいヴィヴァルディの協奏曲を聴かせてくれます。またホグウッドは通奏低音にアーチ・リュートやテオルボを加えイタリア的な華を添えています。

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 今日のCDはエンリコ・ガッティ演奏「ヴェラチーニ:ヴァイオリン・ソロと通奏低音のためのソナタ集」(ARCANA輸入盤)です。
 
 ヴェラチーニ(1690〜1768)はイタリアのフィレンツェに生まれ、フィレンツェはもちろんのことドレスデンやロンドンでも活躍したヴァイオリンの名手です。
 
 ヴェラチーニのソナタはイタリアの音楽家らしく明朗な音楽性を持っていますが、ドレスデンやロンドンでも活躍したことからか序曲やアリア、ミヌエット、ジガなどの舞曲楽章を含みフランス風の丸みを帯びた曲調が現れたかと思うとドイツ風のがっしりとした曲調が現れたりと表現力に富んでいるところが魅力的です。

 先にも少し触れましたがこのCDに収録されているヴェラチーニのソナタは自由な楽章で構成されています。ファンタジアやアルマンダ、パストラーレ、半音階的カプリッチョ、チャッコーナなどといった楽章がアレグロやアダージョといった速度記号の楽章より多く登場します。

 イタリアの音楽家でもドイツやイギリスなどで活躍した音楽家は、当地の好みやフランスなどの音楽にも影響され、色々な様式が混ざり合った音楽を作っていたりして結構聴き甲斐があります。

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 すっかり春らしくなってきたのでイル・ジャルディーノ・アルモニコ「ヴィヴァルディ:四季」(テルデック輸入盤)を聴いています。元祖過激派イタリア古楽器演奏団体ですがヴィヴァルディの「四季」ではダイナミックで表現力たっぷりに聴かせてくれます。

 「春」の第1楽章では伸びやかで楽しく春の到来を表現しています。また雲が立ち込める様子は迫力のある表現がなされています。第2楽章ではとても穏やかに春の落ち着いた雰囲気を思い起こさせてくれます。第3楽章はとても賑やかに春の様子を伝えてくれます。

 「夏」の第1楽章では冒頭では暑さでの気だるさが弱めの音で表されています。鳥たちの鳴き声も弱々しく暑さに負けてしまっているかのようです。第1楽章では全体的に控えめに演奏されています。第2楽章では、穏やかさが嵐の到来を告げているような雰囲気の演奏です。そして第3楽章はまさに嵐の様に大音量で激しく、ヴァイオリンが唸りダイナミックな演奏で嵐の様子が迫力たっぷりに表現されています。

 「秋」の第1楽章は歯切れの良い楽しげな演奏で秋祭りの嬉しさが表現されています。また酒盛りの盛り上がっている場面も雰囲気たっぷりに表現され、その後穏やかな眠りの時間が訪れます。第2楽章ではややもの悲しい雰囲気で秋の落ち着いた季節感を感じさせてくれます。第3楽章ではとても躍動的に狩りの場面が表現され、追い詰められた獲物が倒れるところも丁寧に表されています。

 「冬」の第1楽章は氷の上をそろそろと歩く冒頭と冷たい風が吹き荒れる場面が対照的に冬の嵐といわんばかりに演奏され情感たっぷりにヴァイオリンが唸りをあげます。そして有名な第2楽章は早めのテンポでピチカートの伴奏が付き賑やかに演奏されています。第3楽章は色々な方向からの風のぶつかり合いが時には静かに、時には激しく繰り広げられます。

 全体的な印象はとてもダイナミックで、ソネットの内容が多少オーバーに表現されていますが上品に処理されていて聴き苦しさを感じさせません。同じ路線のビオンディ盤と比較しても甲乙付けがたい名演奏だと思います。

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 今日はアンドレーア・マルコン指揮/ヴェニス・バロック・オーケストラ「ヴィヴァルディ:弦楽のシンフォニアと協奏曲集」(アルヒーフ国内盤)を聴いています。このCDには特定のソロ楽器を持たないシンフォニアとシンフォニア形式の協奏曲が収録されています。

 ヴィヴァルディ得意のソロ楽器の活躍が無い分音楽的にはシンプルな作品ばかりです。ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲が仰々しく感じるけどやっぱりヴィヴァルディを聴きたいときには丁度良いかもしれません。

 私が気に入っている作品は、嵐の様に勢いのある第1楽章や躍動感溢れる第3楽章が特徴的な協奏曲ト短調RV.127、ヴィヴァルディには珍しい合奏協奏曲ト短調RV・152、激しさと優しさを持つ協奏曲ハ短調RV.119、天真爛漫な明るさを持つ協奏曲変ロ長調RV.167です。

 正直いって作品はどれも似たり寄ったりの感が否めないのですが、マルコンとヴェニス・バロック・オーケストラの緩急自在でダイナミックな演奏は、作品のオリジナリティを浮き立たせるのに補って余りあるものがあります。カルミニョーラと組んだヴィヴァルディの後期協奏曲集同様、続けて聴いていたくなる爽快な演奏が印象的です。

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