きゆうの雅な古楽の庭園

他のことに熱中してて、休止状態です。

古典派音楽

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一応古典派までが守備範囲なので設けました。でもバロックがメインなのであまり記事は増えないかと思います。
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 ヤープ・シュレーダーとホグウッドが組んで録音したこの「モーツァルト交響曲全集」(オワゾリール輸入盤19枚組み)は、初めてモーツァルトの交響曲を古楽器で演奏したのみならず、オペラの序曲やセレナードなどから改作されたシンフォニーまで全68曲録音していることが画期的です。

 私が特に好きなモーツァルトのシンフォニーは第25番、第29番、第36番リンツ、第38番プラハ、第39番、第40番、第41盤ジュピターといった有名どころや、セレナードを改作したハフナー・セレナード・シンフォニー、ポストホルン・セレナード・シンフォニーなども気に入っています。

 特に第25番は別売りのCDではじめて聴いてかなりのインパクトに衝撃を受け、とても印象深い演奏でした。また第41番ジュピターはあまりにも爽やかで透き通っていてこれにも衝撃を受けました。また、セレナードを改作したシンフォニーは意外と格好良くで好んでいます。

 また、10番台後半から20番台の作品もモーツァルトらしい明るい作風で、名曲一歩手前といった感じの作品もあって結構聴き応えがあります。

 さすがにモーツァルト幼少の頃のシンフォニーはこれといった名作はありませんが、小さな子供が大人顔負けの作品を作っていたことがことに驚かされます。
 それから幼少期の作品でも「アルテ・ランバッハK.45a」や「オーデンセK.16a」などは一癖ある作品でなかなか面白いです。

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 この季節といえばなぜかベートーヴェンの第9。有名な「歓喜の歌」は何回も聴いたことがありましたし気に入っています。全曲聴いたのは大学に在学中の頃で父親の持っているレコードで確かカラヤンが指揮したものだったと思います。
 なんとなく重たくて暗くて「歓喜の歌」もレクイエムか?と思ったほど全体的に暗い印象をおぼえました。でも「歓喜の歌」は好きだったのでカセットテープに録音して良く聴いていました。

 でもホグウッド盤(オワゾリール国内盤、楽譜付き)を聴いてからイメージがかなり変わりました。ホグウッドの演奏はとてもすっきりとシャープでカラヤンなどと比べるとまるで鎧を脱いだ武士を思い起こします。またホグウッドは当時の史料から当時の通常のオーケストラ編成の倍の管楽器群を動員していて、明るい管楽器の音色が印象的です。また第1〜第3楽章の演奏もすっきりとしていながら大胆な勢いがあり、改めて第9の良さにも気付かせてくれました。特に印象の残ったのが第2楽章の打楽器の連打!とても鮮烈に響くその音色は今でもそれを思いだして第9を聴くくらいです。
 

 第4楽章の「歓喜の歌」の印象ほど、がらっと印象が変わったものはありません。まさに歓喜の名の通り、愉悦感があり壮大で聴き終えた後に余韻が残るくらいです。それからピッコロの演奏が少しつっぱずれているように聴こえますが、これは愛嬌といえる程度のもので全楽器、合唱、独唱者ともに歓喜に満ち溢れた演奏を展開していきます。

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 バルダッサーレ・ガルッピ(1706〜1785)はオペラ作曲家として有名ですが鍵盤作曲家としても活躍し、鍵盤音楽ではチェンバロ・ソナタが有名かと思います。でも今回はチェンバロ協奏曲のお話です。

 ガルッピのチェンバロ協奏曲は急緩急の3楽章形式からなり、私が持っている、リータ・ペイレッティ/アカデミア・デイ・ソリンギ「ガルッピ チェンバロ協奏曲全集」(DYNAMIC輸入盤2枚組み)には8曲収録されています。

 正直いって、演奏時間22分超の協奏曲ニ長調と、演奏時間9分程度の協奏曲ハ短調以外はあまりパッとしません。曲調としては古典派の協奏曲というよりは、バロックの協奏曲に近い雰囲気がします。協奏曲ニ長調は20分を超す大作だけあってチェンバロ・ソロにも美しい旋律を持ったきらびやかな表現があって楽しませてくれます。ハ短調協奏曲は唯一の短調作品だけあって雰囲気が違います。両端楽章ではチェンバロもどことなくもの悲しいリトルネッロの間で威厳のあるソロを聴かせてくれます。特に第2楽章では叙情的で美しい歌をチェンバロが奏でます。

 構造的にはリトルネッロとソロが交互に繰り返す、ヴィヴァルディ式の協奏曲です。大作曲家だけあってパッとしなくても退屈もしません。BGMとして聞くのも良いかもしれません。しかしガルッピのチェンバロ協奏曲を聴くよりは、チェンバロ・ソナタを聴いたほうがよほど良いというのが正直な感想です。しかし今私はモダン・チェンバロ(私は勝手にガッキン・チェンバロと呼んでいます。)のCDしか持っていません。曲はとても美しくて素晴らしいのですが、やはりチェンバロの音色が気に入りません。ガルッピのチェンバロ・ソナタのCDって意外に少ないのが残念です。

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 ヨハン・ゴットリーブ・ゴールドベルグ(1727〜1756)は、あのバッハの「ゴールドベルグ変奏曲」の名前のもとになったバッハの弟子です。そのゴールドベルグが(おそらく)生涯に2つだけ遺したチェンバロ協奏曲が今回のCDです。

 私が持っているのが、ジャック・オッホ/サマランカ大学・バロック・オーケストラ「ゴールドベルグ チェンバロとオーケストラのための協奏曲」(VERSO輸入盤)と、デーリング/タバコフ指揮ソフィア・ソロイスツ「ゴールドベルグ チェンバロとオーケストラのための協奏曲」(SCENE輸入盤)です。私のお気に入りはオッホ盤です。

 ゴールドベルグの遺したチェンバロ協奏曲は、ニ短調協奏曲と変ホ長調協奏曲のわずか2曲だけですがボリュームはたっぷりです。各協奏曲とも急緩急の3楽章からなり、演奏時間30分超の大作です。

 最初はあまりの演奏時間の長さに少々ためらいましたが、聴きはじめると楽想も豊かかつ美しく、飽きさせません。特にどの楽章でもチェンバロの独奏の部分が数回登場し、チェンバロが美しい調べを奏でるので演奏時間の長さを忘れさせてくれます。

 ニ短調協奏曲は全体的に厳しい印象の曲ですが、第1楽章(長いです。16分43秒!〜オッホ盤)ではチェンバロが独奏で明るく美しい旋律を奏でます。中間楽章では哀切漂うオーケストラの中をチェンバロが悲哀感のある歌をうたいます。第3楽章は厳格な雰囲気の疾風怒濤調でチェンバロはソロで時には威厳を持って、時には憂いを持って、時には明るくて美しい旋律を奏でます。

 変ホ長調協奏曲は、雰囲気もがらっと変わって第1楽章は堂々とはじまり、威厳のあるリトルネッロの合間に楽しげな歌をチェンバロがうたいます。第2楽章は、なんとなく怪しげな雰囲気ではじまりチェンバロはじっくりと切なくて美しい奏でていきます。第3章は、晴れ晴れとしたリトルネッロが印象的で、チェンバロは喜ばしく楽しい旋律を奏でます。

 全体的な印象は、美しい旋律が多いということです。それでいて運動感もあって聴いていて楽しい曲です。それから、まるで旋律美を追い求めたバッハ式の協奏曲だといえそうです。

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 トマゾ・ジョルダーニ(1730〜1806)は18世紀後半にイギリス中心に活躍した音楽家です。あまりにもマイナーすぎてほとんど録音が無い可哀想なお方です。

 色々な音楽家のチェンバロ協奏曲を買い漁っていた時に手に入れたCDが今回の、リータ・ペイレッティ(チェンバロ・指揮)アカデミア・デイ・ソリンギ(オーケストラ)「トマゾ・ジョルダーニ チェンバロ協奏曲集Op.23&Op.33」(DYNAMIC輸入盤2枚組み)です。世界初録音だそうです。よほどマイナーな作曲家なんですね。でも実際に聴いてみるとそんなに粗末に扱ってはいけない音楽家だということが思い知らされます。Op.23が6曲、Op.33が3曲と全部で9つの協奏曲が収録されているのですが、一つも外れがありません!!

 ちょっと聴いた感じだと古典派風なのですが、同じイギリスで活躍したJ.C.バッハとは全く違った個性の持ち主で、名前からも分かる通りイタリア的な明るい曲ばかりです。特にチェンバロが独奏部分で華々しく活躍するうえ、旋律がこのうえなく美しいところが特徴です。

 良く好んで聴くのがOp.23の第3番イ長調(2楽章形式)、第5番ト長調(3楽章形式)、Op.33の第2番ハ長調(2楽章形式)です。いずれもハッとさせられたり、うっとりさせられる美しくて明朗な曲です。これを聴いただけでもジョルダーニはもっと採り上げられても良い作曲家だと思います。




 

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