小川村・ 村の大学おがわ

村の大学おがわ では自然 地域 文化 産業などの講座を開きます。

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演題 <植物の魅力と桜の話し>

日時 :2017年 平成29年2月26日(日)13:00〜14:30
場所 :小川村公民館
講師 :樹木医・環境再生医 玉木恭介先生
出席者:62人
ご挨拶・講師ご紹介:松本公民館長
司会 :教育委員会 高木係長

小川村は自然環境の素晴らしいところです。

樹木たちは季節が来ると、

葉をつけ、花を咲かせ、実をつけ、種を次の年のために保存します。

当たり前のように季節を迎えています。

見慣れた景色ーでも意外と知らないことも多いのです。

そこで玉木先生に、改めて自然再発見として、

植物の魅力、そして小川村の名物「桜」にいて、

わかりやすく、お話ししていただきました。
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お話しの要点

◎玉木先生が樹木医・環境再生医として、
 たずさわった仕事を通じての想いを語ってくださいました。
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                            パンフ 「自然から学んだこと」
 
 素晴らしい環境の中で生活している村民・参加者も、
 思わず「同感!!」と、言いたくなる内容でした。

◎植物の魅力紹介
 約60種の熱帯植物など、この山間では見られない珍しい植物の特性、
 それぞれの違いや魅力を写真で紹介していただきました。
 一口で「植物」と言っても、その多様性には驚かされました。

◎桜のお話し

 (1)桜いろいろ
    桜の系統・種や花の形の変異、花の大きさ、そのほかの特性など、
   
    資料でご紹介いただきました。
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                         出典:多摩森林科学園資料より

  (2)桜守・・・桜の保全について
    保全について大事なこと
    ① 地域の桜守を育てる
    ② 生物の多様性を持続する
    ③ 地域のコミュニティづくりをする
    ④ 地域の振興、まちづくり、人づくりをする 
    桜守は誰か一人のことではなく、
    身近で、
    毎年桜を愛情をもって見守り続けている人たちのことと語られた。

 (3)桜の生育特性
    桜独特の特性がある。
    これを無視すると桜は育たない。
    ① 陽樹(日当たりを好む)       → 日陰では育たない
    ② 成長が早い               → 密植(競合)しやすい
    ③ 根は、浅く・広く張りやすい     → 踏圧を受けやすい
    ④ 水はけの良い土地でよく育つ  → 停滞水がある場所では良く育たない
    ⑤ 腐朽病害に対する抵抗性が低い → 太枝の剪定痕は、腐朽する
    ⑥ 良好な樹勢で、腐朽部に不定根を出す →不定根は樹勢回復に活用可能
    ⑦ 忌地減少がある   → 桜植栽地に再度植える場合は、土壌改良を要すなど
                                              注意点を知っておく必要がある。

 (4)危ない状態の桜について
    根も呼吸しているので、桜見などで、多くの人が根本を踏みつけてはいけない。
    また根は、浅く、広がって伸びるので、深く植えてはいけない。
    固まった根は、ほぐして水や呼吸が適正にできるようにしてあげる・・・など
    事例の写真の桜のように、健康を保ってい居れば20年は楽しめます。
    事例の桜は「六義園の枝垂れ桜」で、
    弱っていた時は、木の上部・先端が伸びなくなっている。
    手遅れにならないうちに、
    根本の周辺に直径25cmの穴を開け、治療を施した。
    その結果、治療は成功し、先端が伸び始め樹勢を回復、 
    花が良くつくようになりました。
    日本には有名な桜がたくさんあります。
    まず第一に「健康な体」が大事です。
    早く見極めて、手当をする必要があります。

 (5)害虫・クビアカツヤカミキリ について
    
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    全国的な広がり・害が出始めているものの、効果のある薬もまだ開発されていない。
    普段から虫がついていないかー注意が必要。

◎質疑応答
    持ち込まれた病害にあっていると思われるソメイヨシノについて
    現場の木の状態を診断しないとわからない点があるも、
    本体の木が健康であれば、
    取りついた苔や病害は、自然に振り落とされます。
    しかし、木が弱っていれば負けてしまい、
    病害に覆われてしまいます。
    そうなると枯死することになります。
    古い根は固まってしまい、成長が止まってしまいます。
    根を広げてあげて、養分を吸収できるようにしてあげる必要があります。
    木の体が元気になれば、病害を振り払う力が出ます。

是非、愛情をもって、いつも見守ってあげてくださいー

桜だけではなく、私たち人間にも通じる素晴らしいお話しでした。

参加された方々も熱心で、

講演会終了後も引き続き質疑応答・歓談され終了は16時近くなりました。

玉木先生、お手伝いいただいた奥様、

そしてご参加の皆様ありがとうございました。

                                     

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