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「オルフェウスの窓」、「栄光のナポレオン」など池田理代子作品を消化する今日この頃。
現在、「おにいさまへ・・・」を読み終えています。

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アニメ化しているからそこそこの長さはあるんだろう、と思ったら文庫版全2巻という意外な短さ。
しかしそのぶん濃縮されていて、最初から最後まで凄いスピードで駆け抜けたような迫力。

男ってどうしても、女ばかりの世界というと花園のような明るい幻想を抱きたくなっちゃうんだけど、
やっぱりそこは少女漫画、女社会の怖さをこれでもかと描いてくれます。
でもそこがいい。だからこその少女漫画。

今回は、この漫画で恐ろしかった特にキャラクターをご紹介。


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信夫マリ子さん

信夫と書いてしのぶと読みます。決して、のぶおではないのであしからず。

彼女、名門のお嬢様学校・青蘭学園に入学したものの、
父親が官能小説家なおかげで周りから「エロ作家の娘」と罵られ、
誕生日会を開いても来てくれるような友達は誰もいません。
主人公の奈々子には自分から話しかけて友達になりましたが、
それは奈々子を襲う恐怖の幕開けだったのです・・・



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なんとこのマリ子さんは根っからの男嫌い、とても激しい気性の持ち主でレズのナルシスト
さらに、今風に言うところのヤンデレなんだから手に負えません。
もしまたこの作品が再評価される流れになったら、大きなお友達に受けるんじゃないんですかね・・・


☆マリ子さん語録その1

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「ふふ・・・こうやってね なん時間もなん時間もじいっと・・・
鏡の中のじぶんにみとれることがよくあるわ・・・そりゃあ気が遠くなるくらい
あ・・・あ・・・!おとなになりたい 早く早くおとなになりたいわ・・・・・!」

ふと、「わたしきれいなものはなんでも大好きよ むろんじぶんの体も大好き」と言い出してからのこれ
鏡の前で自分の姿を気の遠くなるくらい長い間見続けるという物凄いナルシスっぷり。
しかもよくあるというのがポイント。
実際凄い美人だけどさ・・・


☆マリ子さん語録その2

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「帰ったら・・・殺してやる・・・!」

出た!((((;゚Д゚)))
「くっくっく・・・」ってどう考えても正気の笑い方じゃないし

誕生日会に招待し、一緒にお風呂に入った奈々子にぞっこんホレ込んでおられるマリ子さん。
一夜にしてナルシスト・ガチレズ・ヤンデレのトリプルコンボを味わってドン引きの奈々子。

家に帰りたがる奈々子をムリヤリ引きとめようと通せんぼ、
しまいには泣いて逃げる奈々子の後ろ髪をむんず!と握って引き戻そうとする恐ろしさ。
当然奈々子はこれ以降マリ子さんに恐怖を覚え、二人の関係に溝が出来ました。

☆マリ子さん語録その

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「ねーねーこれみんなわたしにくれるの!?食べちゃっていい!?」

奈々子が作ったパンやお菓子に興味津々でいらっしゃるマリ子さん。
いきなりバスケットを開けるなり「みんなわたしにくれるの!?」と言い出すずうずうしさ。
たまにいますよねー、こういう、何も聞かずに人の物をほしがる人。
しかし、これが自分のためでなく、他の人へのプレゼントと気づいたとたん豹変。

「好きな人ができたのね・・・」

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「よくもわたしにないしょで・・・」

まるで夫の浮気を問いただす妻のようです。
っていうか何で、この人は、どの面さげて恋人面してるんですかね・・・

☆マリ子さん語録その

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「わたしはあなたにすべてをさらけだすわ
だからあなたにもかくしごとはゆるさない
もしうらぎったら死ぬわ
あなたがどう重荷に思おうと・・・よ



目をキラキラさせて大胆な告白をしていますが、実際凄く自分勝手なマリ子さん。
重い、あまりにも重い、一方的な愛。
あなたの気持ちなんて関係ないし裏切ったら死ぬ、めちゃくちゃでんがな・・・
それと、ひらがなが多いのが逆にジワジワ来ますね。
このコマだけ見ると、死ぬほど好きだっていう愛情表現に見えるんですけど、
相手の奈々子はノーマルの女の子だし、
ぶっちゃけマリ子さんが一方的にムラムラしてるだけなんで酌量の余地はありません。



以上、ストーリー前半でのマリ子さんの主なご活躍をご紹介いたしました。
もうお腹いっぱいになるくらい暴れまくってるのに、まだ半分といったところがまた恐ろしい。
ほんとうは凄く愛が深くて高潔な女性なのですが感情の触れ幅があまりにも激しく、
それゆえに暴走しがちなところが印象に残りました。

しかし、彼女の言動はいつだって本気、わきあがる感情をそのまま出してくる姿にはかっこよさすら感じます。
彼女が漫画のキャラだから・・・といえばそれまでですが、
自分の言いたいことをはっきり包み隠さず言えることって素晴らしいことではありませんか。

思えば、いいところもわるいところもふんだんに描かれ、とても作者に愛されたキャラクターですよね。
物語後半では彼女を分かってくれる男性が現れ(まだ男に対しての抵抗はあるけど)、
若い頃の父親が書いていた素敵な小説の存在を知り、と、本当の幸せを手に入れることができました。
彼女が心からの喜びをかみしめて涙する姿は本当に美しかったです。


・おまけ

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父親のスキャンダルが雑誌に載ったことを馬鹿にされ、
怒りに身を任せてナイフを取り出し、ご学友にアバンストラッシュをなさるマリ子さん。

台詞こそありませんが、あまりにも強烈で印象に残るワンシーン。
なんで女子高生がナイフを持ち歩いているのかが気になるところですが、
気性の激しいマリ子さんならナイフの一つくらいお持ちになっていても違和感ありません。

閉じる コメント(2)

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ノブオwww
クロワロタwwwww

でもマリ子好きだわ!
私だったら迷わず一緒に風呂入る♡

2017/5/28(日) 午前 7:35 [ 匿名 ]

面白いですし文庫版も2巻しかないんですぐ読めますよ。おすすめ。

2017/5/29(月) 午後 3:45 しろぐれ


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