|
今年10年近く振りに拝見させて頂いた古市北の五枚板地車
書籍やHP等では相野伊造作と記されています。
私自身も伊造の作品だと思っていましたが、
今年改めて拝見させて頂いて疑問に感じました。
「ほんまに相野伊造師の作なのか?」
それは唯一伊造の銘がある奈良の竹内地車の作品と見比べて感じました。
あくまで私が感じた事なので
必ずしも伊造の作品ではないとは言い切れませんが
この二台の彫り物を見て人物のバランスや彫り口が
異なって見えるのですがいかがでしょうか?
それと古市北のだんじりに関してですが
大屋根下左右と見送り三枚板とはこれまた彫り口が違います。
↑こちらは伊造の銘がある竹内地車
↑対しましてこちらは古市北地車
↑竹内地車
↑古市北地車
↑これは古市北地車三枚板正面
大屋根左右の秀吉、佐久間さんの作品とはまた異なる彫り物
西岡の香りを感じさせる作品
↑大屋根後ろと小屋根の獅噛みも西岡っぽい感じがしますが。。。
↑因みに大屋根前はこんな感じです
後ろとは明かに彫師が違いますね〜
どうですか?
こうして見比べると違うかなぁ〜と自分は感じましたが。。。
|
考察
[ リスト | 詳細 ]
|
こちらは大東市下野地車小屋根車板です
北河内型のかなり大振りな彫り物ですが
藤七師の作品ではないかと思われます。
車板に限定されますが。。。
|
|
だんじりの形態はまず大きく分けて上だんじりと下だんじりに分かれますけど
その中でも上だんじりは更に色々な形態がありますよね
大阪型や北河内型や堺型等。。。
それぞれの形式で色々な部分が違っていたりするのですが
その中のひとつ屋根も形態によって色々な形があります。
様々な上だんじりを見て行くと形態だけにとらわれない事も分かって
来ると思います。
この屋根を見ていくのも上だんじり鑑賞の楽しみのひとつであると思っています
これは寝屋川の国松地車の屋根ですが
私の好みの屋形のひとつです
箱だんじりなのですがおそらく原型の屋形でしょうね
板勾欄式もそうなのですが、勾配が浅いタイプの屋根ですね
上の3台が板勾欄出人形式地車ですが
箱だんじりと同じく勾配の浅いタイプなのが分かると思います。
初めてこのタイプの屋根を見た時は
なじみが無かったので違和感を感じたんですけどね〜
こちらも上の3台と同じく板勾欄出人形式地車なのですが
屋根の形がかなり違います
俄かだんじりか広陵型地車の屋根に似ています
この様に一概に形式によって必ず決まった屋形では
無いようです。
一例として数台のせてみましたが
これだけでもかなりの種類の屋形があるのが分かると思います。
彫り物を見るのも良いですが、こう言う所を見るのも楽しみの
ひとつですよ
|
|
下の写真は今福北之町先代の彫り物ですが、
こちらも前回紹介した太鼓台の彫り物と大変類似しています
おそらく藤七師の作品でしょうね
|
|
昨年初めてじっくり拝見させて頂いた天神祭りに曳き出されている
市場地車講通称三ツ屋根だんじり
このだんじりに彫られている獅子↓
この獅子を見て思い浮かんだのがこの藤七の銘があった太鼓台狭間彫刻
の獅子↓
たて髪や耳、鼻の表現の仕方がかなり類似しているのが
分かると思います。
市場地車が製作されたのが嘉永5年
藤七の活躍時期は天保期以降と言われているので
時代的にはおもいっきり活躍されていた年代ですけどね
個人的にこの獅子かなりのお気に入りです |





