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 21日は、所沢に行ってきました。所沢といっても繁華街があるところではなく、航空公園駅なんです

けどね。でも、ここら辺りは区画整理されてなかなかキレイな街並みです。94年のコンセルトヘボウの

公演以来のアークホールです。




 アークホールは音響も良いのですが、内装もなかなかな気がします。シューボックス型で、オルガンの

脇にミューズの像がそれぞれにあって、壁の丸窓もなかなか良いです。これでシャンデリアなんかだった

ら、ちょっとヨーロッパな感じなんですけど・・・。



 隣の席が、話を聞いていると女子音大生の二人組。

「返事どーすんの?」

「う〜ん、迷ってる・・・・・。」

「ワタシだったら、クルマない男って使えないんだけど。だってさ、どこも行けなくない?海や山も

いけないし。買い物なんか一緒に行ったって服選ぶときウザくない?」

「でも、田舎から出てきて、一人暮らしでクルマって難しくない?」

「そんなのクルマ持てないほうがワルくない?」

「そっか〜、じゃあ、やめるわ。やっぱ使えないよね。顔だけ良くてもねぇ。使えないか。」

となかなかな会話してました。



 2007年4月21日  所沢ミューズ アークホール

 指揮 佐渡 裕  ピアノ 小山実稚恵  東京フィル

 ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番

 ショスタコーヴィッチ 交響曲第5番 革命

 アンコール ドヴォルザーク スラヴ舞曲第8番



 コンサートに行っているわりには、ラフマニノフのこの曲は生初体験。この曲が聴きたくて所沢にした

のです。小山実稚恵の演奏も初体験です。私はこの曲が好きで、いろいろ聴いたのですが、結構一番聴く

CDはジルベルシュタインとアバド盤です。次に、アルゲリッチとシャイー盤ですね。意外とオーソドッ

ックスな演奏がこの曲は好きかも知れません。

 第1楽章から速過ぎず、遅すぎずのテンポ。佐渡裕の伴奏は弦楽部の音を抑えている感じで、小山の

ピアノが良く響きました。第2楽章も速過ぎず、遅すぎず。第3楽章は盛り上がるところがやや速めと

いう内容でした。ただ、管楽器が鳴るところはかなり鳴らしている気も感じました。今回の小山の演奏

で感じたことは、良い意味でも悪い意味でも教科書な感じがしました。優等生なイメージでした。音色

は特にキレイとかクリアな感じではなく、クセがないような音色に思いました。生で初めてで聴くには

良かったのかもしれません。ただ、熱演とかテクニックを求める人には、どう感じるのだろうと思いま

した。また、かなり控えめな伴奏がある意味良くなかったように感じました。もう少し、オーケストラ

が主張しても良いのでは・・・と思いましたね。私は鍵盤が良く見える席でしたので、ジッと鍵盤を見て

いたのですが、改めて思いました。演奏するのが難しい曲だなと。ラフマニノフはテクニックも求めるが

ロマンも求めるので、演奏家の表現力がかなり問われるように感じましたね。生演奏だとこういうところ

が発見できます。が、しかし、コンサートならではの気になるところもありました。隣の音大生。使えな

いと言った彼女。自分の太ももを鍵盤に見立てて第1楽章後半から弾いてました。それも、次第にエキサ

イトしてきて頭をシェイクさせてきました。まるでスティービー・ワンダーのように・・・。もうこれが

熱演で、これがかなり気になり、ちょっと演奏に集中できない部分がありました。これは迷惑行為?

違うのかな?私にはかなり迷惑だったのですが・・・。(笑)




 後半のショスタコは、佐渡裕が熱演してくれるかな・・・と期待しました。私はショスタコの演奏は

どちらかといえば、余り政治色を考えない演奏の方が好きです。昨年は、マゼール&ニューヨーク・フィ

ル。横浜でのテミルカーノフ&サンクトペテルブルクを聴きました。

 第1楽章が始まって、あれ!?と思いました。弦が響いてこないのです。私は以前も東フィルの弦を

指摘したことがありますが、あきらかに、弦と管の音の大きさのバランスが悪かった演奏でした。管楽器

は悪くないのですが、弦楽器に迫力が感じてこないのです。また、佐渡裕の指揮も結構こじんまりとして

スケールが大きくないショスタコを聴いてしまった印象です。昨年のマゼールはとても、華やかな響きで

ニューヨーク・フィルという楽器を華麗に鳴らしてました。これはこれで楽しかったです。横浜のテミル

カーノフはとても素晴らしい演奏でした。サンクトペテルブルク・フィルを改めて上手だと感じた公演

でした。これらと比較するとかなり感激度の落ちた演奏でした。ちょっと佐渡の熱演を期待していたので

、あまりにも普通の解釈すぎて残念。以前、佐渡&都響で聴いたベートーヴェンの第9のような、熱演を

もう一度聴きたいですねぇ。


今回のコンサートは、前半、勉強、後半、不満という気分でした。まあこういう日もあります。

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閉じる コメント(6)

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所沢(正確には「航空公園」)まで行かれたのですね、ここは一度だけコンサートに行ったことがありますが、素敵なホールですよね。音大生諸君...やってくれますね(笑)演奏中も大活躍??..ショスタコさんはやはり「熱演」を期待したいところですね。これでは「ストレス」が溜ってしまったのではないでしょうか....(_ _)・お疲れ様でしたの☆

2007/4/22(日) 午前 6:30 目玉おやじ

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去年、東フィル×アムランに行ったときも、管楽器ががんばりすぎな印象を受けました。。。いつもそうじゃないと思うんですけどねー。佐渡さんが熱演しない・・・とはちょっと意外です。イメージを先行させすぎてました(笑)

2007/4/22(日) 午前 9:38 [ さとこ♪ ]

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にしやんさま 音大生結構笑えました。男選びの話もキレイごとでなくスパーンと決めてしまうところはなかなかです。(笑)演奏中の行動は、なんか憑依霊にでとりつかれた感じでした。こういう人に出会ったのが初めてなんで迷惑行為なのかわからないのですが・・・。でもウラめない感じの二人組でした。(笑)

2007/4/22(日) 午前 10:01 kk2**712*9

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さとこさま 私もイメージ先行させてしまいました。(笑)ただ、佐渡のコンサートは久しぶりだったので、最近はスタイルを変えたのかもしれませんが・・・。今回はショスタコだったので、もしかしたら作品への共感度がそこまでじゃなかったのかも。ただ、佐渡裕が嫌いなわけではないです。個性的な存在だと思ってます。アムランがでて思ったのですが、アムランのような超絶技巧が好きな人からは、小山の演奏はどんなに風に思うか考えてしまいました。テクニックが素晴らしい人が増えてきましたからねぇ。

2007/4/22(日) 午前 10:10 kk2**712*9

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小山さんの演奏を良いという人が回りに多くて、だから私もぜひ聴きたい!って思って演奏会に行くと、毎回、イマイチな演奏なんですよ・・・。それは演奏が好みに合わないというよりも、準備不足?みたいなことがあって・・・。多分、私とは相性が合わないんですねぇ・・・。

2007/4/24(火) 午後 1:53 [ さとこ♪ ]

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さとこさま 相性ってありますよ。すごくわかる気します。でも、小山とか仲道とかは人気ありますよねぇ。追っかけぽい人たちも多かったような 気がします。あと、歳とると好みが変わったりもしますね。私も20歳台と30歳台になってからでは、変わりましたので。さとこさまも歳とともに変わるかもしれませんね。

2007/4/25(水) 午後 3:45 kk2**712*9

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