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 新ドラマも2話になりましたね。結構、見てしまってます。これってHDD内臓DVDが出来てから、

ドラマをよく見るようになった気がします。ビデオだったらここまで沢山見ていないと思いますね。倍速

すると30分で見終わるし。ビデオと違って中身の内容が分かるから結構ちゃんと見てしまいます。まあ

、そんなこんなで見てます。でも最後まで見続けるのは意外と少ないですよねぇ。前回クールも、華麗な

る一族、ハケンの品格しか最後まで見なかったことを思うと、今クールも最後までは2本くらいなのかも

しれませんね。時効警察と特急田中3号は見てしまいそうなんです。でも、個人的に前回よりも今回の方

が面白いような気がします。





 2007年4月24日  新国立劇場

  プッチーニ  西部の娘 

 指揮   ウルフ・シルマー   東京フィル

 演出   アンドレアス・ホモキ

 ミニー  ステファニー・フリーデ

 ランス  ルチオ・ガッロ

 ジョンソン  アティッラ・B・キッシュ  







 このオペラ見るのが初めてでした。マゼール&スカラ座とスラットキン&メトで予習してきたんですけ

ど、なかなか好きになれなくて大変でした。こういうことってありますよね。ちょっと自分と合わない曲

って。今回は、開演前に時間があったのでプログラムを良く読んでました。結果は、とても面白かったで

すね。読み替え演出なんですけど、わかり安く、でも、なかなか前衛的な感じで良かったです。演出の

ホモキの文章を読むと、どういう意図で演出したかがよく解かりました。西部劇ではなく、現代の移民に

置き換え、また仕事と男、そして、非ロマンティックなエンディング。結局、人間は独りであり、自分で

生きていく道を模索しなければならないとホモキは言っています。この辺りは、受け手がどう捉えられる

かによって評価は変わるかと思います。ダンボールだらけの舞台というのもなかなか面白かったです。

この演出の違和感は、ミニーが聖書を教えるところがちょっと無理があるかなあ・・・と思いました。そ

れは、移民で、沢山の人種になっているので、ちょっとイスラム教徒の人に教えるのは無理があるかなあ





 演奏は、かなり推進力があって良かった。ウルフ・シルマーの指揮が、このイタリア・オペラにあって

いたように思います。シルマーの指揮は、こうもりやパルジファルで経験しましたが、イタリア物は初め

てだったのですが、かなり良かった感じがしました。歌手陣は主役3人とも悪くなかったと感じましたね

なんか、少しづつこのオペラが理解できたように思いました。実演って教わることが多いなあ・・・。

今回は、指揮者、演出、美術、衣装とドイツ組だったので、まさに演出主導のレジー・テアターでした。

終演後、電気がついて、あっ日本にいるんだと思いました。演奏中は、まさにベルリンあたりで見ている

ような公演でした。

開く トラックバック(24)

 昨日は、暖かかったですね。街を歩いていると、もう半袖の人も多く見られました。桜が散ったけど

街路樹のハナミズキがキレイに咲いてきました。年とともにどんどん早く季節が流れていくような感じに

なる今日この頃です。





 2007年4月22日  東京芸術劇場

 指揮 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ  読売日本交響楽団

 ドヴォルザーク 交響曲第7番

 スクロヴァチェフスキ ミュージック・アット・ナイト

 ストラヴィンスキー 組曲 火の鳥 1919年版





 入りは9割くらい。思った以上に入っている気がしますね。これもスクロヴァ効果かな。

ドヴォルザークの第7番は、もう少し人気が出ても良い曲なのですが、ドヴォルザークというと8,9番

ということになってしまってますね。今回、この演奏にあたりいろいろなCDを聴き込んだのですが、

なかなかシリアスな曲な気がしますね。第1楽章を聴いて、まず感じたことが、先日の佐渡&東フィル

と比べて、スクロヴァ&読響の弦と管のバランスの良いことでした。改めて、スクロヴァのバランス感覚

を見直しました。まあ、これは、どの優れた指揮者にも持ち合わせているものでしょう。演奏解釈は、

チェコの土俗的なところを感じさせるといった演奏ではなく、楽譜からわかりやすく音を響かせている

ような演奏解釈に思えます。スクロヴァチェフスキの人気というものはこのあたりにあるのではないのか

な?と思いました。第3楽章、第4楽章などは特に良かったと思います。







 後半はスクロヴァ自身の作曲した、ミュージック・アット・ナイトから始まりました。この曲は、

初めて聴いた曲です。戦後、ニースのバレエ団に書いたバレエ組曲 ウーゴとパリジナ から抜粋した

曲とのことです。これはスクロヴァ自身が取り上げるくらいなのでお気に入りなのでしょう。しかも

戦後の作曲なので、時間が経っても思い入れがあるのだと思います。どんな曲だったかというと、私的

には、ヤナーチェクのオペラを組曲にした感じな曲でした。また、後述する、火の鳥より、今回のプログ

ラムの中では演奏の質が一番良かったと感じました。



 



 ストラヴィンスキーの組曲 火の鳥 1919年版は、バランス感覚は良かったとは思いますが、もう

少し、色彩感を感じる演奏が好みなので、この辺りの色気が欲しい気がしました。でも、火の鳥は、やっ

ぱり全曲盤のほうが良いですね。コンパクトにまとまっている組曲は、全曲版の魅力を削減してしまって

いる気がしてしまいます。まあ、この辺りはひとそれぞれの好みなんでしょうけど・・・。カスチェイ王

の魔の踊り あたりがもう少し激しいリズムと強い弦が欲しかったですね。






 読響は、とても上手といったオーケストラではないと思いますが、ここ二回のスクロヴァの演奏を聴い

ていて、あきらかにアルブレヒトの時より良いと感じました。バランスが良くなった気がします。これは

指揮者の力量なのでしょうけど、オケ自身にも自発性があったからこその演奏向上だと感じます。来月

からの他の指揮者の場合、どんな感じになるのかと気になります。是非、良い方向に進むことを祈りたい

かぎりですね。総合的に考えると、良かったと思います。また、チケット代も会員価格なので結構な割引

があるので、ある意味、読響はコストパフォーマンスが良いと思いますね。チケット代と演奏を考えると

納得いくのではないでしょうか。長い長いエスカレーターを乗りながらそんなことを考えて帰りました。

 21日は、所沢に行ってきました。所沢といっても繁華街があるところではなく、航空公園駅なんです

けどね。でも、ここら辺りは区画整理されてなかなかキレイな街並みです。94年のコンセルトヘボウの

公演以来のアークホールです。




 アークホールは音響も良いのですが、内装もなかなかな気がします。シューボックス型で、オルガンの

脇にミューズの像がそれぞれにあって、壁の丸窓もなかなか良いです。これでシャンデリアなんかだった

ら、ちょっとヨーロッパな感じなんですけど・・・。



 隣の席が、話を聞いていると女子音大生の二人組。

「返事どーすんの?」

「う〜ん、迷ってる・・・・・。」

「ワタシだったら、クルマない男って使えないんだけど。だってさ、どこも行けなくない?海や山も

いけないし。買い物なんか一緒に行ったって服選ぶときウザくない?」

「でも、田舎から出てきて、一人暮らしでクルマって難しくない?」

「そんなのクルマ持てないほうがワルくない?」

「そっか〜、じゃあ、やめるわ。やっぱ使えないよね。顔だけ良くてもねぇ。使えないか。」

となかなかな会話してました。



 2007年4月21日  所沢ミューズ アークホール

 指揮 佐渡 裕  ピアノ 小山実稚恵  東京フィル

 ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番

 ショスタコーヴィッチ 交響曲第5番 革命

 アンコール ドヴォルザーク スラヴ舞曲第8番



 コンサートに行っているわりには、ラフマニノフのこの曲は生初体験。この曲が聴きたくて所沢にした

のです。小山実稚恵の演奏も初体験です。私はこの曲が好きで、いろいろ聴いたのですが、結構一番聴く

CDはジルベルシュタインとアバド盤です。次に、アルゲリッチとシャイー盤ですね。意外とオーソドッ

ックスな演奏がこの曲は好きかも知れません。

 第1楽章から速過ぎず、遅すぎずのテンポ。佐渡裕の伴奏は弦楽部の音を抑えている感じで、小山の

ピアノが良く響きました。第2楽章も速過ぎず、遅すぎず。第3楽章は盛り上がるところがやや速めと

いう内容でした。ただ、管楽器が鳴るところはかなり鳴らしている気も感じました。今回の小山の演奏

で感じたことは、良い意味でも悪い意味でも教科書な感じがしました。優等生なイメージでした。音色

は特にキレイとかクリアな感じではなく、クセがないような音色に思いました。生で初めてで聴くには

良かったのかもしれません。ただ、熱演とかテクニックを求める人には、どう感じるのだろうと思いま

した。また、かなり控えめな伴奏がある意味良くなかったように感じました。もう少し、オーケストラ

が主張しても良いのでは・・・と思いましたね。私は鍵盤が良く見える席でしたので、ジッと鍵盤を見て

いたのですが、改めて思いました。演奏するのが難しい曲だなと。ラフマニノフはテクニックも求めるが

ロマンも求めるので、演奏家の表現力がかなり問われるように感じましたね。生演奏だとこういうところ

が発見できます。が、しかし、コンサートならではの気になるところもありました。隣の音大生。使えな

いと言った彼女。自分の太ももを鍵盤に見立てて第1楽章後半から弾いてました。それも、次第にエキサ

イトしてきて頭をシェイクさせてきました。まるでスティービー・ワンダーのように・・・。もうこれが

熱演で、これがかなり気になり、ちょっと演奏に集中できない部分がありました。これは迷惑行為?

違うのかな?私にはかなり迷惑だったのですが・・・。(笑)




 後半のショスタコは、佐渡裕が熱演してくれるかな・・・と期待しました。私はショスタコの演奏は

どちらかといえば、余り政治色を考えない演奏の方が好きです。昨年は、マゼール&ニューヨーク・フィ

ル。横浜でのテミルカーノフ&サンクトペテルブルクを聴きました。

 第1楽章が始まって、あれ!?と思いました。弦が響いてこないのです。私は以前も東フィルの弦を

指摘したことがありますが、あきらかに、弦と管の音の大きさのバランスが悪かった演奏でした。管楽器

は悪くないのですが、弦楽器に迫力が感じてこないのです。また、佐渡裕の指揮も結構こじんまりとして

スケールが大きくないショスタコを聴いてしまった印象です。昨年のマゼールはとても、華やかな響きで

ニューヨーク・フィルという楽器を華麗に鳴らしてました。これはこれで楽しかったです。横浜のテミル

カーノフはとても素晴らしい演奏でした。サンクトペテルブルク・フィルを改めて上手だと感じた公演

でした。これらと比較するとかなり感激度の落ちた演奏でした。ちょっと佐渡の熱演を期待していたので

、あまりにも普通の解釈すぎて残念。以前、佐渡&都響で聴いたベートーヴェンの第9のような、熱演を

もう一度聴きたいですねぇ。


今回のコンサートは、前半、勉強、後半、不満という気分でした。まあこういう日もあります。

開く トラックバック(1)

 雨が降っても濡れずに、地下道から会場に行けるっていいですね!


 昨日は、池袋の東京芸術劇場に行ってきました。なにやら、知人から聞いたのですが、先日この会場で

コンサート中に乱闘騒ぎがあったそうです。都響ののだめコンサートらしいです。かなり激しかったみた

い。クラシックファンらしき中高年の人と若い人が取っ組み合いになったらしい。ただ、アンコールの前

だったので演奏には差し支えなかったらしいですが、楽団員もそれが終わったあと、アンコールしたとの

ことです。う〜ん都響の楽団員の方は気まずい雰囲気で演奏したんでしょうねぇ。ちょっと中立的な考え

をしてみました。クラシックファンからするとわずかな雑音や周辺の人の演奏中の行動などは凄く気にな

ります。ポップスやロックなどに馴染んでいる人達は騒ぐことによって音楽を体感しているように思いま

すので、かなり相反するものだと考えると喧嘩になってもおかしくありません。原因なんかも、もしかし

たら若い人がプログラムをペラペラめくったりしてたとか、ガム噛んでいたとか。これがクラシックファ

ンならうるさく感じますが、ポップスやロックなどの人は些細なことにしか感じないでしょうね。これか

らこんな問題は在京オケの公演では意外とありえるケースかもしれません。私はクラシックファンなので

ちょっとこれからは公演も選んでいかないといけないなあと感じてしまいました。ということで、ラ・フ

ォル・ジュルネ・オ・ジャポンは5月5日のコルボの公演のみにしようと考えています。そもそも、自由

席ってイヤなんですよね。そのために早くから来て順番待ちしなければと考えると。







 2007年4月17日  東京芸術劇場

 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ 指揮  読売日本交響楽団

 ベートーヴェン 大フーガ

 ブルックナー 交響曲第4番 ロマンティック







 同じ日にハーディング&ロンドン響という選択肢もありましたが、結構私は、曲目でコンサートを選ぶ

のでこちらのほうを取りました。また指揮者も高齢ということも考えるとこちらの方が私的には重要度が

高かったわけです。83歳いつお迎えがきてもおかしくありませんから。16日のお披露目コンサートは

完売と聞いていましたので、定期公演のこの日もほぼ満席だったようですね。







 まず、ベートーヴェンの大フーガ。ちょっと自宅で予習していこうと考えCDを探したのですが、これ

だけ探してもなかなか見つかりません。弦楽四重奏なら簡単に見つかるのですが・・・。仕方なく、古い

けどフルトヴェングラー盤で予習していきました。今回、実演で初めて聴いて、う〜んああだこうだ言え

る気がしません。ちょっと作品に興味が抱かなかったと言うのが本音です。だから、素晴らしく良かった

とか、あそこがということはないです。ただ、アンサンブルは悪くなかったと思います。というのは、

この会場は席を選ばないと印象がかなり違うため、定期会員に入る時、ちょっとこだわりました。自分

好みの音の出る場所を。だから、アンサンブルもキチンと整って聴こえてきましたね。







 後半のブルックナー。これまで、結構この曲の実演に接してきて慣れているのでどんな演奏してくれる

か期待してました。スクロヴァチェフスキが日本で知られたのは確か90年代のアルテ・ノヴァから出た

ブルックナーのCDだったと思います。これが、この当時のブルックナー人気も手伝って、かなり評判に

なったことを覚えています。今回、スクロヴァチェフスキの指揮をジッと見つめていました。格好よくは

ないけど、かなり明確な指示を出してました。本番にもかかわらず、第一楽章なんかはリハーサル並みに

各パートへの指示が激しかったです。そしてメロディを口づさみながら指揮します。また、音を大きく

鳴らします。だから今回の金管はかなり指摘されたのではないでしょうか?聴いていて思ったのですが

彼のブルックナーは歌なんじゃないかな?と感じました。どの楽章も各パートを明確に歌わせていると

いう印象の演奏です。そして、オーケストラをあおります。とくに管楽器。このあたりは、チェリビダッ

ケとは対照的ですね。だから、時間的に早く感じてしまいます。また、ヴァントほど細部にこだわりを

感じません。でも、スクロヴァチェフスキの個性は、歌なんだと思います。まるで、もっと歌って!と

指示している気がします。また、前の日が同じプログラムのお披露目公演だったので、おそらく17日

の公演のほうが良かったのではないかと思います。なぜなら、指揮しているところを見ていて思ったの

が、先日の物足りないところを修正しているようにも見えたからです。特に、金管に対しては。これは

想像ですが、16日は本来リハーサルの日で急遽、お披露目公演にしたのではないのかなあと考えてしま

いました。これは、この日の指揮者の演奏後の表情を見て思ったことなんですが・・・。ちょっと残念

だったのが、拍手するタイミング。終わったと同時に拍手した一部の人たち。そして、大勢の指揮者が

腕を下ろすまで待ってから拍手をした人たちと分かれました。やっぱり指揮者が腕下ろすまで待って欲し

かったなあ(笑)結果、こういうブルックナーも楽しかったと感じました。楽しかったと感じたブルック

ナーは初めてでした。オーケストラも頑張っていたし。今度の日曜日も楽しみです。













 

 昨日は、東京オペラシティに、ロンドン交響楽団のコンサートに行ってきました。

コンサート前にプログラムを読んでいたら、永田音響設計の豊田泰久氏のコラムがとても面白くて参考に

なりました。戦後の1950年から1960年にかけて、ロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホール

ニューヨークのリンカーン・センター、東京の文化会館、ベルリンのフィルハーモニーと大都市でコンサ

ートホールがオープンしたが音響の善し悪しの結果は二分だったと。東京とベルリンは成功し、ロンドン

とニューヨークは失敗したとのこと。1982年に期待されて、今のロンドン響の本拠地であるバービカ

ンセンターができたが、またしても音響面で失敗したとのことが書かれていました。私は、ロンドンに

住んでいたことがありますので、実は、ロンドン響、フィルハーモニア管、ロンドン・フィル、その他

来英公演のオーケストラも沢山聴きましたが、感動したことが多くありませんでした。感動する時は、

学生券でたまたま良い席に座れた時かもしれません。そのくらい、バービカンにしても、フェスティバル

ホールにしても音響はひどかったです。東京でサントリーホールや文化会館で馴染んできた人であれば

余計そう思うと思います。ロンドンに限らず、パリもろくなコンサートホールがないですね。フェスティ

バルホールに関しては約3000人なので大き過ぎるので、これは席がかなり左右します。バービカンは

かなりドライで響かないホールでした。だから、ロンドン響を本拠地で聴いていても正直、上手なのか?

と正しく判断できない気もしていました。わかりやすく例えると、常にオーチャードホール並み、もしく

は以下の音響でコンサートを聴いて判断しなければならないということです。今回このコラムを読んで改

めて本業の方と意見が同じなので嬉しくも思いました。このコラムだと私がロンドンから去って2001

年に音響改善工事を終えたことが書いてありますが、そもそも、すでに存在する建物の室形状を変化させ

ることなく、音響を改善すること自体が難題なんだそうです。フェスティバルホールは2007年秋に

再オープンとのことでした。またロンドンに行くことがあったら楽しみにしようかな。





 2007年4月16日  東京オペラシティコンサートホール

 指揮  ダニエル・ハーディング   ロンドン交響楽団

 ピアニスト  ラン・ラン

 モーツァルト ピアノ協奏曲第17番

 マーラー 交響曲第5番



 まず、このコンサートの前半、なんでこの曲を選んだのだろう?と疑問を感じました。それほど有名

でもないこの曲を・・・。結果、聴いて見ての感想ですが、ハーディングは若いのにかなりのレパートリ

ーを演奏する指揮者です。特にモーツァルトは好きなようなのでよく取り上げます。彼のモーツァルトの

解釈は少なくともロマンティックな解釈ではありません。第1楽章を聴いてどちらかというとハーディン

グの主導権という感じ・・・というかラン・ランを聴くこと自体初めてだったのでこういう演奏家なのか

と感じました。強音より弱音にこだわるというか気にかけるような演奏でした。しかし、第2楽章は、

全く正反対で、ラン・ラン主導といった感じで、モーツァルトを聴くというのではなくロマン派を聴いて

いるような演奏でした。また、第3楽章になるとハーディングに主導権がいったように感じられ、イキ

イキとした演奏となり終わりました。


 演奏後、おそらく華道家のカリ屋崎省吾氏が花束をラン・ランに渡していました。芸能人が楽屋以外で

花束渡すのは珍しいですね。


 アンコールは、孫以強の春舞 という曲でした。これは知らない曲。クラシックと中国民謡を混ぜた

ようで、途中にダイナミックなところがある曲でした。

 ラン・ランを聴いたかぎりでの私的な感想は、ロマンティックかつスケールの大きい演奏を好む演奏

家だと感じました。曲にもよりますが、ハーディングではなく、伴奏はバレンボイムのようなロマンティ

ックで濃い演奏を好む人とのほうが相性が良いように感じました。まあ、今回モーツァルトでなければ

また、違う感想になったかもしれません。ただ、ラン・ランの経歴を読むとそんなにコンクール歴が

華やかではないのに驚きました。最近では珍しい例ではないでしょうか?






 後半のマーラーの5番。第1楽章は、どことなく重い感じで引きずるような遅さでの演奏なので、えっ

!と思いました。ちょっと想像していた演奏と違かったのです。しかし、第2楽章以降は、とても生命

力を感じさせる演奏をしました。中には、第4楽章などゆっくりロマンティックに演奏して欲しい人も

いたでしょうけど・・・。けれども、第2楽章から第5楽章まで一貫してハーディングの個性とでも

いうべき生命力溢れる演奏が伝わってきました。この演奏はかなり良かったと思います。マーラーは、

濃厚なロマンを感じさせる演奏も好きですが、今回の演奏は、即物的とも感じず、力感が溢れていたと

思います。ただ、ちょっと残念なのが、拍手や歓声が早かったことですね。まあ、この曲自体の終わり

方が熱狂的な感じで締めくくるので仕方ないといえば仕方ないのですが・・・。






 久しぶりに聴いたロンドン響ですが、メンバーもかなり変わったのでしょうけど、冒頭で書いたように

バービカンセンターで聴いていた印象とかなり異なりました。やはり上手でした。先月聴いた、ボーダー

&東フィルには悪いですけど、音楽の呼吸感が違うように感じます。また、金管が東フィルと比べても

安定してました。上手なように書かれていてもバービカンで聴いていたせいか懐疑的でしたが、改めて

ロンドン響を見直しました。私は、昨年アムステルダムでハーディング指揮コンセルトヘボウでマーラー

の大地の歌を聴きましたが、この時はそんなに良い演奏ではありませんでした。良い演奏ではないという

と語弊がありますが、ハーディングの個性が全く発揮できない演奏で、コンセルトヘボウ主体の良い

演奏という印象でした。この辺りはオケとの相性などがあるようで、ロンドン響の良いところは、様々

な指揮者に対応できる柔軟性が、私的には、他のヨーロッパの一流オケよりあると感じるところです。

その辺りが、他のヨーロッパの一流オケと比べて魅力的でないとも言えなくもないですが・・・。

ただ、同国人ということも考えると将来、ハーディングにはロンドン響の首席指揮者になってロンドンの

個性を出して人気あるオケにして欲しいと思います。

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