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昨日は、暖かかったですね。街を歩いていると、もう半袖の人も多く見られました。桜が散ったけど
街路樹のハナミズキがキレイに咲いてきました。年とともにどんどん早く季節が流れていくような感じに
なる今日この頃です。
2007年4月22日 東京芸術劇場
指揮 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ 読売日本交響楽団
ドヴォルザーク 交響曲第7番
スクロヴァチェフスキ ミュージック・アット・ナイト
ストラヴィンスキー 組曲 火の鳥 1919年版
入りは9割くらい。思った以上に入っている気がしますね。これもスクロヴァ効果かな。
ドヴォルザークの第7番は、もう少し人気が出ても良い曲なのですが、ドヴォルザークというと8,9番
ということになってしまってますね。今回、この演奏にあたりいろいろなCDを聴き込んだのですが、
なかなかシリアスな曲な気がしますね。第1楽章を聴いて、まず感じたことが、先日の佐渡&東フィル
と比べて、スクロヴァ&読響の弦と管のバランスの良いことでした。改めて、スクロヴァのバランス感覚
を見直しました。まあ、これは、どの優れた指揮者にも持ち合わせているものでしょう。演奏解釈は、
チェコの土俗的なところを感じさせるといった演奏ではなく、楽譜からわかりやすく音を響かせている
ような演奏解釈に思えます。スクロヴァチェフスキの人気というものはこのあたりにあるのではないのか
な?と思いました。第3楽章、第4楽章などは特に良かったと思います。
後半はスクロヴァ自身の作曲した、ミュージック・アット・ナイトから始まりました。この曲は、
初めて聴いた曲です。戦後、ニースのバレエ団に書いたバレエ組曲 ウーゴとパリジナ から抜粋した
曲とのことです。これはスクロヴァ自身が取り上げるくらいなのでお気に入りなのでしょう。しかも
戦後の作曲なので、時間が経っても思い入れがあるのだと思います。どんな曲だったかというと、私的
には、ヤナーチェクのオペラを組曲にした感じな曲でした。また、後述する、火の鳥より、今回のプログ
ラムの中では演奏の質が一番良かったと感じました。
ストラヴィンスキーの組曲 火の鳥 1919年版は、バランス感覚は良かったとは思いますが、もう
少し、色彩感を感じる演奏が好みなので、この辺りの色気が欲しい気がしました。でも、火の鳥は、やっ
ぱり全曲盤のほうが良いですね。コンパクトにまとまっている組曲は、全曲版の魅力を削減してしまって
いる気がしてしまいます。まあ、この辺りはひとそれぞれの好みなんでしょうけど・・・。カスチェイ王
の魔の踊り あたりがもう少し激しいリズムと強い弦が欲しかったですね。
読響は、とても上手といったオーケストラではないと思いますが、ここ二回のスクロヴァの演奏を聴い
ていて、あきらかにアルブレヒトの時より良いと感じました。バランスが良くなった気がします。これは
指揮者の力量なのでしょうけど、オケ自身にも自発性があったからこその演奏向上だと感じます。来月
からの他の指揮者の場合、どんな感じになるのかと気になります。是非、良い方向に進むことを祈りたい
かぎりですね。総合的に考えると、良かったと思います。また、チケット代も会員価格なので結構な割引
があるので、ある意味、読響はコストパフォーマンスが良いと思いますね。チケット代と演奏を考えると
納得いくのではないでしょうか。長い長いエスカレーターを乗りながらそんなことを考えて帰りました。
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