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明日、夕方6時からのフジテレビ・スーパーニュースで、ぼくの弟が特集されます。時間は約20分くらいです。ぜひご覧ください。俺は塾です・・・
ボクの弟は、自閉症です。先天性の発達障害で、人とのコミュニケーションが苦手で、こだわりが強く、自分が予測できないことが起こると、パニックを起こすことがあります。しかし、そんな障害の反面、ものすごい記憶力や、絶対音感など、中にはものすごい能力を持っている人もいます。弟も、その一人。テレビで聴いた曲を即興でピアノ演奏してしまいます。
そんな弟と、俺はずっと暮らしていました。大学でこっちに出てくるまでだから・・・18年間かな。
一緒に暮らしてきて、今離れてみて、思うことを書いてみます。
小さい頃は、状況変化が大の苦手だったので、ワンワン泣き喚いていた記憶しか・・・笑
周りの人からは、冷たい視線をあびたことも、多々。
そりゃ無理もないかもしれないな。なんたってでかいラジカセでなんでもかんでも録音してたんだから。
いまはそう思えるようになった。
当時はつらかった。なんでみんなわかってくれないんだろうって。
高校のとき、教室や廊下など、いたるところで聞いた。
差別・偏見の声。
「昨日シンショウ(知的障害者のこと)いたぞ。マジきもい」
「お前、シンショウの真似してみ」
「自閉症ってひきこもりっしょ?」
「○○学園(近くにある障害者施設)に収容するぞ!」
友達の冗談の中に、必ず1日1回は聞いた。こんな声。
なんにも言えなかった。本当はぶん殴ってやりたかったけど、できなかった。その瞬間、いつも俺は最悪の兄だと痛感し、黙り込んでた。
そうやって、本当は悔しくて仕方なかったけどそれを隠し、家に帰ると、聞こえる。
あいつのピアノの音が。元気に叫ぶ、あいつの声が。
そこでいつも元気をもらった。なんだか不思議だったな。
俺は、いままであいつと5秒以上目があったことがない。逸らされるからだ。
だからいつも「俺のことどう思ってんだろう???」と不安になる。
俺はな。
お前が大好きだ。
自閉っこの、お前が好きだ。
いつもトンチンカンなこと言ってるお前が、好きだ。
お前がいなかったら、今の俺はない。
自閉症を、人間の1つの特徴なんだと教えてくれたね。
純粋な気持ちの大切さを、お前から学んだ。
障害と闘って生きてるお前は、誰よりも優しく、強い。
俺なんかより。
こんな兄でごめん。
何にもしてやれてなくて、すまん。ほんと。
理屈じゃないな。
お前と出会えた。これが俺の大切な宝の1つだ。
ありがとう。
この放送で知ってください。すべてを。知的障害者がぶち当たっている大きな壁の現状を。
感動なんかいらない、何かを感じ取ってください。
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