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誤認逮捕
TVドラマで時々見るテーマだが、TVドラマではその後の悲惨さを伝えていない。冤罪被害者がその後どんな地獄生活を味わうのか、ドラマ化してほしいと思う。私をはじめ多くの人が冤罪被害者がその後そんなに悲惨な生活を送らざるを得ないことは知っていまい。
警察は誤認逮捕だったと釈放すれば済む問題だが、誤認逮捕され1度犯罪者とされた人間にはそんな単純で簡単な問題ではないのである。
2年前になるが友人が誤認逮捕された。全国紙、TVでも報道されたので影響は大きかった。
21日間の勾留取り調べの結果、事件性なしとして釈放されたが、報道各社が誤認逮捕でしたと報道するわけでなく、逮捕された報道のままであり、「とても肩身が狭く生きにくいのです」と本人は感じているのです。
第三者の目には逮捕された犯罪者であるとの印象は消えないのである。
無罪釈放され社会に放り出されたときから社会の冷たい視線にさらされ、地獄生活が始まったのである。
仕事も、事務所も、住まいも、財産もすべて失ったばかりではなく、人間の尊厳をも奪われたことが、精神的に一番大きかった。しばらく立ち直れず医者通いをするほどだった。
無罪釈放と単純に喜ぶべき問題ではなく、誤認逮捕された人間にとってはいつまでも逮捕された犯罪者のレッテルがついて回るのである。
2年たった今でも彼は地獄の苦しみを味わっている。そして、名誉回復のために一人で戦っている。
長くて苦しい戦いになるが、頑張り続けてほしいと思う。
平成30年1月26日記 中島 清
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誤認逮捕とは、警察などの捜査機関が無実の人物を逮捕してしまうことです。正式な発表は無かったものの、久保博司氏の著書「誤認逮捕」によると、2010年に起きた誤認逮捕の件数は343件とあります。
現在、年間約40万件もの検挙数がある中で、343件という数字が多いと思うのかこんなものかと感じられるかは、人それぞれでしょうが、事実として、年間300人以上の方が誤認逮捕で身柄を拘束されているのです。
何もされていないにも関わらず逮捕されてしまった側からすれば、たまったものではありません。「何もしていないのだから有罪になるはずがない」そう考えたくもなりますが、結論から申し上げると無実でも逮捕されたり、有罪判決が出たりする可能性は完全には否定できません。
2018/8/2(木) 午前 4:39 [ 法律違反を考える98 ]
愛知県警中川署は21日、ランドセルを万引したとして、昨年11月に窃盗の疑いで名古屋市中川区の男性会社員(22)を誤認逮捕したと明らかにした。12月に岡崎署が別の事件で逮捕した男が今年1月に自供し、判明した。中川署幹部は「裏付け捜査が不十分だった」としている。
中川署によると、昨年8月31日と10月20日、同区内のかばん店でランドセル計3個が盗まれ、いずれも売却されていた。
店周辺の防犯カメラ映像に男性の姿は写っていなかったが、聞き込み捜査で得た「男性がランドセルを持っていた」との情報を重視し、11月28日に逮捕した。男性は「絶対に盗んでいない」と一貫して容疑を否認していた。
2019/1/9(水) 午前 6:28 [ 還暦からの正義感 ]