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福島原発事故関連のブログの中に、知識人を騙った怪しげなものが増えてきたので、良質のものと粗悪なものとの見分け方を提案したい。
見分け方その1:査読論文の数を調べる
肩書きが大学の教授であっても粗悪な者がいる。見分け方は、彼らが「査読論文」を書いているかどうかにある。
彼らが所属する大学のHPで研究内容を確認するといい。きちんと研究していれば、業績として掲載してある。
査読論文とは、各専門分野の学会で発行される学会誌に掲載される論文のことである。掲載されるには、提出した論文が専門を同じくする複数の研究者によって審査されねばならない。この審査を経て掲載を認められた論文を査読論文という。
大抵の学者は、学生の頃から自分の専門分野の学会に所属している。その学会で自身の研究論文を発表するのが普通である。研究者として認められるには、少なくとも10程度の査読論文をもつ必要があろう。
例外)御用学者は原子力村などの安全地帯に住んでいるので、厳しい査読を受けることが少ない。仲間の間でなれあい論文を量産している場合が多い。
見分け方その2:官僚からの天下り学者、メディアからの天上がり学者は要注意
近年は官僚やメディア関係からの「天下り(上がり)」によって大学教授となる者が増えてきた。
彼らは当然、論文を書いた経験も少ないし、ほとんど査読論文をもたないこともあり得る。そもそも専門の研究を行ったことさえない場合が多い。
特に私立大学は、メディアや官僚と癒着しているせいか、テレビのアナウンサーや元官僚などを多数受け入れているようである。そんなことをすれば、まじめに研究を続けてきた若手研究者にしわ寄せがいくし、当然大学の研究レベルも下がるのだが、おかまいなしのようである。
中でもメディアから天上がった者は、教授となったあともメディアに頻繁に現れるなど活動が派手なので、一般人はだまされやすくなる。
数人で集まって「知識集団」などと称してブログやホームページを運営している場合もある。
総じて彼らは、著作や雑誌の記事を量産していることが多い。しかしこれらはほとんど当てにならない。なぜなら、たとえ○○大学教授という肩書きで有名な出版社から多数出版していたとしても、査読を経ていないので、十分なレベルの著書であるという保証がないからである。
(なおNACSISあるいはCiNiiなどの論文検索サイトでは、学術誌だけではなく単なる雑誌も扱っているので、注意されたい)
つづく
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