|
福島第一原発の事故に対する情報操作
反原発の態度を表明した有名人に対する「圧力」が、どのように展開されていくのかを注視していきたい。その観察対象としてテレビ朝日の古館キャスターに関する報道をとりあげる。
前回、自称知識人が突如古館キャスターを批判する記事を掲載したことを紹介した。
今度は産經新聞の以下の記事である。
この種の情報操作は、「印象」操作の形をとる。圧力をかけたい対象に対する批判的な主張だけが随時掲載されると、読者の「印象」が次第に悪くなっていく。この傾向を利用して読者の判断力を歪めるのである。
もしこの見方が正しいならば、今後も古館キャスターを批判する記事が出こそすれ、彼を擁護する記事ほとんど掲載されないだろうと予想できる。
古館キャスターへの批判の口実は何でもいい。前回掲載した自称知識人は、ずいぶんと過去の古館キャスターの失策を取り上げていた。今後は、反原発とは関係ない人格攻撃に発展するのではないか。
「圧力なかった」 古舘キャスター発言でテレ朝社長産経新聞 3月27日(火)18時54分配信
[フォト] 所長の響く怒号、死の危険に直面 「東電は終わりだ」作業員が証言 報道ステーションは昨年12月28日の特番で、東京電力福島第1原子力発電所が津波の前の地震ですでに一部損壊していた可能性を指摘。3月11日の特番の終盤、古舘氏は「今回このスペシャル番組でその追及をすることはできませんでした」「原子力村という村が存在します」と続けた。 そして、産業がない地域が積極的に原発を誘致したと指摘し、「その根本を徹底的に議論しなくてはいけないのではないでしょうか。私は日々の報道ステーションの中でそれを追及していきます。もし圧力がかかって番組を切られても、私はそれはそれで本望です」などと述べていた。 早河社長は古舘氏の発言について、「住民が生活の場を奪われたり、放射能の不安の中で厳しい生活を余儀なくされている苛酷な現場を取材した結果として、非常に気持ちが高揚して、ああいう表現になったのではないかと思います」とコメント。 その上で、「圧力がかかったことはありませんし、今の状況では考えられない。『今後も問題意識をもって原発報道に取り組む』という意思表示と受け止めております」と述べ、“原子力村”からの圧力を否定した。 記事に対するコメント:
テレビ朝日は、原発批判を強めていた元経産省の官僚古賀茂明氏を、情報番組「ワイド!スクランブル」のコメンテーターから降板させようとした。
これでは、テレビ朝日が圧力を受けていると疑われても仕方ないだろう。
にもかかわらず、上記の記事では「圧力がかかったことなどないし、今の状況では考えられない」と社長が発言したとされている。社長は「古館キャスターの勇み足だ」と言っているようにも思える。これでは、非は古館キャスターにあるという印象を与えるだろう。看板番組のキャスターなのだから、もっと積極的に擁護してもよさそうなものだが、こうも歯切れが悪いのはなぜか。
|

- >
- 政治
- >
- 政界と政治活動
- >
- その他政界と政治活動







