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共謀罪

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携帯電話と共謀罪

以下のサイトを、字数の関係で途中まで転載。コメントなし


携帯番号が“背番号”に 移動履歴監視の怖さ
http://www.janjan.jp/living/0706/0705316449/1.php

 5月28日(月)午後6時30分より、東京しごとセンター(東京都千代田区)で、ジャーナリストの小谷洋之さんが「11桁は住民票コードだけではない! 携帯電話番号が背番号に化けるとき」(主催:反住基ネット連絡会)と題し、講演会を開催しました。

自動追尾システムに代わる携帯電話
 小谷洋之さんのお話によると、日本の携帯電話・PHSの台数は1億台を超え、普及率は78.5%に達したそうです。「住基カードをもってくれと言わなくても、携帯電話の動きを追えば個人の動きを追える。しかも、義務ではなく、自ら好んで持っている。権力側にとって都合がいいのは、発信機をつけているということ。自動追尾システムに成り得るものを持っている」と小谷さんは指摘しました。

 犯罪が起きたとき自白が取れないと、警察は携帯電話の位置情報をとるそうです。保存しているので後で検索できるからです。その人の動きを知りたい時、捜査令状がなくても、携帯電話の会社は簡単に警察の照会に応じて教えるシステムができているそうです。小谷さんは、4月1日から始まった「緊急通報位置通知義務化」の全貌が分かったと述べ、携帯電話と交信しているアンテナ(ビルの屋上などに設置)の位置をもって「位置情報」ということを明らかにしました。

 携帯電話の場合、通話していない時もどこにいるか情報を送り続けており、24時間オンにしていると、どこにいるかすぐに分かるそうです。オフにしても基地情報をとっているそうです。基地局は1〜2kmの間にあるといわれ、NTTドコモの場合はFOMA機種が対象となり、GPS搭載機種はGPS測位により位置情報が、それ以外の機種は基地局情報が警察など通報先に自動通知される仕組みになっているそうです。「ピンポイントで移動が分かる」と述べ、何十mの範囲で記憶し続けているので、電話番号を入れると現在地と過去に遡って検索できる、と語りました。

令状なしでも警察の照会に応じる電話会社
 個人情報保護法ができた時、社民党の保坂展人衆議員が、携帯電話の位置情報について、法務委員会でNTTドコモの法務部の人間に質疑をしたそうです。警察の位置情報の照会にどうやって応じるのかと聞くと、令状がなくても任意で、(義務じゃない場合でも)どんどん教えている、と答弁したそうです。位置情報をどうやって把握するのか、という質問に対しては「過去ですか? 未来ですか?」とNTTドコモの人間が答えたそうです。未来の場合、電話番号を入れておくとそこから追尾が始まる。過去ではなく、常にどこにいるかリアルタイムで追尾できるシステムになっているそうです。

 携帯電話の料金は距離によって電話代が違うので、請求するときどこからかけているのか調べる。データを2〜3年保存しており、それが位置データに使われ、アリバイ捜査に使われている状況があることを指摘しました。一応、番号の頭に「184」をつければ番号が表示されないとなっていますが、それは電話レベルのことで、NTTのシステムは全部把握しており、位置情報について権力側が教えてほしいと頼むと、簡単に教えてしまうそうです。今までは照会だったのが義務化されたことで、システムが警察に直結してしまった、と指摘しました。

 緊急位置情報システムは地図上に現れます。かけてきた人の位置がわかるので、リアルタイムの追尾も可能となります。「個人情報保護法は、ここまで高度な情報を前提としていない」と小谷さんは述べ、料金以外にも広範囲に使われている可能性があることを指摘しました。裁判に出てくる証拠などからそのような使われ方をしていることが推測できると述べ、「怖い」との感想を漏らしました。

警察はまず携帯電話を押さえる
 携帯電話の位置情報だけでなく、Suica、IC電子乗車券、クレジットカード、メールなどで、交友関係や、どこに移動しているのか、どこでどんなものを使ったのか、個人情報を固めるために、警察はまず携帯電話を抑える傾向になっているそうです。昔は偽名で借りることができたので個人と携帯が結びついていなかったのですが、「オレオレ詐欺」で携帯電話の不正利用防止法ができ、契約時に本人確認が義務化されました。それによって、個人と完全につながり、権力側にとって携帯電話によって集められた情報は個人の情報である、ということになったそうです。

 「ナンバーポータビリティー(番号持ち運び制度)」によって、携帯電話の会社を変えても番号を変えなくてもいいとなると、限りなく住基ネットに似てくる、との認識を示しました。「住基カードを持てと言わなくても、勝手に同じ番号を国民が持ってくれる。これほど管理しやすいことはない」と述べ、携帯電話の番号が住基番号の代わりに使われる可能性について警鐘を鳴らしました。

携帯番号 事実上の国民背番号か
 「このような状況になることを予想していた」と小谷さんは述べ、情報公開で総務省の「ナンバーポータビリティー」の検討資料を集めたとき、その中に「携帯番号事実上の国民背番号か」と1行書いてあったことを明らかにしました。携帯電話の番号の国民背番号化を期待していることが総務省の資料に書いてあったことに対し、「たまたまそう思っているだけなのか」と疑念を呈しながら、住基ネットの親玉である総務省が、住基ネットより携帯電話が国民背番号として使えるという認識をすでに持っていることの意味を問題視すべき、との認識を示しました。

 「サイバー犯罪条約」に通信業者に対する通信ログの保存義務が盛り込まれていることに言及しながら、「携帯電話の不正利用防止法」「ナンバーポータビリティー」「サイバー犯罪条約」の3つでがんじがらめにした上で、携帯電話の個人情報を犯罪捜査に利用することを(警察は)明言している、と指摘しました。「ひも付き電話番号と照合すると何でも情報が把握できる。普通の人は無防備に持ち歩く。もし犯罪に巻き込まれたら過去のことも全部検索される」と述べ、その危険性を知っているジャーナリストの中には携帯電話を持ち歩かない人もいるそうです。

これは共謀罪ではないのか
 小谷さんはまた、「ピンポイントの移動履歴」が集積されているという前提であるとしながら、高速道路の無料化を目指す「フリーウエイクラブ」の副会長の肩書きを持つ江戸川区議会議員の田中健さんが共同正犯で滋賀県警高速隊に逮捕された事件について語りました。同クラブは「高速道路の改革を促す」として通行料金のボイコットを続けていましたが、一昨年、道路公団の民営化によって道路法が改正になり、高速を無料通行することが犯罪になりました。

 田中さんが逮捕されたのは、共犯としてつかまった会員の女性に(田中さんが)高速料金を払わずに通行させた疑いによるもの、としていますが、小谷さんの取材によると、事実はまったく違っていたそうです。「フリーウエイクラブ大阪勉強会」に田中さんと女性が参加していて、この勉強会の模様を撮影したビデオに田中さんが映っていたというだけで、女性と無料通行を「共謀した」とされ、逮捕されたのだそうです。田中さんは改正法が施行されてから無料通行はやっていないこと、実行犯の女性と面識もなく、勉強会では無料通行を進める発言もしていないそうです。

 小谷さんはこの事件は「国策捜査」であると述べました。滋賀でやっている裁判を傍聴しているそうですが、そこには、まさに携帯電話の記録やメールの記録など無尽蔵に集められた裁判資料が、裁判の証拠として出てきたそうです。「これは共謀罪と同じ」と指摘した上で、「まず逮捕ありき。勉強会のビデオに映っていただけで逮捕された。どんどん交友関係を調べ、任意に連れて行く。供述調書をとって固めていく。

 これが共謀罪の怖さ。共謀の段階で引っぱられる。起訴しなくても20日拘留することができる。権力にとっては相手にダメージを与えることができる。(田中さんは)メールやビデオの証拠で引っぱっていかれた。半ば強制的に拘束され、電話履歴で周囲の者から固めていく。起訴するかしないかだけの問題」と述べ、この事件が共謀罪の先取りであるとの認識を示しました。

現状をまず知ることが大事
 共謀罪ができたらどうなるか。小谷さんは「携帯・メールで足がつく」としながら「(共謀罪ができたら)メール、通信内容、移動履歴でどんどん関係者を洗っていく。メールでも共謀罪が成立する。田中さんの場合は、ただ勉強会にいただけでは弱いので、事前に主催者とメールでのやり取りをしているのだから能動的だと裁判で検察官が言った」と述べ、「怖い。なんでもできるのかなあ」との恐怖感を抱いたことを明らかにしました。

 さらに、「国の体制としてできるといったら必ず使う。(携帯電話は)簡単なコストで個人情報集積可能となって、現状に至る」と述べ、「まず知ることが大事」と強調した上で、現状を知ることの重要性を訴えました。

国民の動きを監視 進むシステム
 去年5月、地下鉄日比谷線の霞ヶ関駅改札口に「バイオメトリック・カメラ」が設置され、顔認証の監視カメラの実証・実権のイベントがあった時、小谷さんは取材をしたそうです。これは顔のデータベース化で、その人の顔と実際に映った顔とマッチングし、いつだれがそこを通ったかをデータベース化していく技術だそうです。テロ対策として国交省が導入し始めたそうですが、その理由として東京オリンピックが口実となっているそうです。

 実験のシステムは、あらかじめあるデータベースとリアルタイムに検索するに留まらず、蓄積してあとから検索することができるので、テロ対策でなく要注意人物をじっくりマークできることが判明したそうです。テロ対策と言いつつ国民の動きを監視するシステムであると述べ、NシステムやSuicaなど記名式が増えており、これに顔がついてくると完璧であるとした上で、「情報の高度化が進められている」との認識を示しました。

民間に監視カメラ設置 「成城方式」の問題点
 小谷さんによると、当初の予想に反し、監視カメラは爆発的に増えていないそうです。それは、警察官が監視カメラを使うときは、緊急性があることなど厳しい条件がつけられているため使い勝手が悪く、これ以上増やすと憲法違反になりかねないこともあって、最近は「成城方式(成城警察署管内で去年から始められた)」に移行する傾向にあるそうです。

喜八ログより転載
http://kihachin.net/klog/archives/2006/10/kyoubou18_1.html


共謀罪の行方に関心を寄せるすべての方へ
                               海渡 雄一(弁護士)

 本日18日、日弁連主催の共謀罪反対集会が開催されました。私はパネルディスカッションのコーディネーターをつとめたのですが、次のような情報を総合すると、共謀罪は10月24日法務委員会の法案審議冒頭に強行採決される可能性が高いと結論づけるに至りました。
みなさん、直ちに、強行採決を許さないという声をあらゆるところから上げて下さい。まだ、時間は残されています。

根拠1
民主党の平岡議員(法務委員会理事)が、今国会では自民党が法務委員会でどの法案を審議するか、順番を決めようとしない。順当に行けば、信託法から審議にはいるというのが普通だが、そのような話が一切ない。平岡議員は、与党は、共謀罪から審議すると通告するのは間違いないだろうと言われている。

根拠2
与党理事が平岡議員の来週月曜の行動予定をしつこく聞いていたと言うことである。
これは、月曜日23日に法務委員会理事会を開催して、24日の開催日程から強行してくるためである可能性があることを示している。

根拠3
採決予定を明らかにしないのは、22日の補選までは、強行採決の意図を隠し、市民の反発を避けて、補選での与党勝利の障害要因をなくしたいためだというのが、平岡議員の分析だ。

根拠4
政府与党がこれまで、強行採決に失敗してきたのは、事前のノーティスがあり、市民側がこれに反対する準備をすることができたためである。この経過に学んで、政府与党は事前の計画を徹底して隠し、逆に今国会の成立は困難という情報を流して、市民の油断を誘い、一気に準備不足のところを襲おうとしているのではないか。

根拠5
法務省と外務省のホームページでのこの間のなりふり構わない日弁連攻撃は、日弁連の疑問にはホームページで既に応えたとして、国会審議を省略して強行採決を正当化する口実づくりとも考えられる。日弁連は既にこのホームページにも反撃しているが、http://www.nichibenren.or.jp/ja/special_theme/complicity.html 政府側は、論理的な説明は不可能であろうから、問答無用の正面突破を図る可能性がある。

根拠6
政治力学的にも、もし、補選で与党が勝利した場合には、この瞬間をおいて、共謀罪の一気成立をはかるタイミングは考えられない。このときを外せば、次の参院選が焦点化し、また、条約起草過程の解明や世界各国の条約実施状況の問題など、与党側は追いつめられていく一方だ。

確かに、このシナリオには、弱点もある。このような乱暴なことをすれば、野党の反発を招き、国会が中断されてしまい、他の重要法案の審議に差し支える可能性があるという点である。
また、補選で与党が一敗でも喫するようなことがあれば、状況は変わるだろう。

しかし、今日の集会で、ジャーナリストの大谷さんが、今週末には予備選だけでな
く、核実験もありうることを指摘し、二度目の核実験を背景に、安部政権による国内には北朝鮮の工作員が3万人もいるのだから、共謀罪は当然必要だ、不要だなんて言う奴は非国民だというムードが作られ、一気に共謀罪を成立させようとしてくる可能性があるという予言をされていた。
大谷さんは10月15日に予定されていたサンデープロジェクトの共謀罪特集が北朝鮮特集に飛ばされ、放映が11月に延期されたという事実も報告された。北朝鮮情勢は、補選にも共謀罪の行方にも大きな影を投げかけている。

とにかく、来週火曜日は最大の警戒警報で迎えなければならない。後で泣いても手遅れなのだから。

(★引用終了★)


コメント:
もしこれが本当になるとしたら恐ろしいことである。すでに補欠選挙では、北朝鮮問題の影響で自民党が有利に立っているとされている。自民党が北朝鮮問題で国民に恐怖心を植え付け、強攻策を主張する自民党への支持を増やそうとしていることは、テレビ朝日のニュース番組の北朝鮮報道の過熱化傾向と一致する。


もう一つ。

立花隆氏の講演「安倍首相の歴史認識は甘い」(2006年09月27日 東京・外国特派員協会)
のURLを掲載しておく。
http://www.videonews.com/press-club/0607/000898.php

約40分の講演の模様を動画で見ることができる。(windowsのメディア・プレーヤーが必要)
動画再生20分のところから、安倍首相と彼の祖父岸信介の比較や、岸信介が安保改定の際に、警官隊500人と松葉会という暴力団300人を導入して強行採決を謀ったことなどが述べられている。
安倍首相が同じようなことをやりかねないことは、彼の岸信介を崇拝する態度からも伺える。

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