小学校で読み聞かせをしました。
数日前、ナナの絵本のHPへこんな嬉しいメールが入りました。
「小さな小学校の校長をしています。先日、負けるなミツバチ「ナナ」の本を読み、感銘を受けました。
来る、人権週間の折、朝礼で読み聞かせをしようと考えています。その折、絵本で紹介したいと思っています。そして、本を同僚にも広めたいです。子どもたちの感想文も書かせるつもりです。」ということでした。その後、このようなお手紙をいただき、とても嬉しくて感激のあまり、HEROさんと2人で涙ぐんでしまいました。校長先生の許可を得たので、このブログでご紹介させていただきます。
拝啓
冬木立の姿も肌寒く感じるこの頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。
先日は、すばらしい絵本とCDを送っていただき感激しております。さっそく六日(月)の全校朝会で「負けるな!ミツバチナナ」の読み聞かせを行いました。当初、私一人で朗読するつもりでしたが、幼稚園の先生が私の思いに賛同してくれて、すべての会話文に声色を変えながら、一緒に朗読してくれることになりました。
おかげで、子どもたちも真剣な表情で一つ一つ頷きながら聞き入ってくれました。
また、あの素敵な絵をパソコンに取り込んで、パワーポイントで提示しながら読み聞かせたところ、子どもたちそして先生方から大絶賛を受けました。
朗読がへたくそな私ですが(幼稚園の先生はプロ並みです)鮮明な迫力ある画像にひきつけられて集中して聴いていました。
私自身、いじめ撲滅にむけてどのような話をしようか悩んでいた矢先でしたので、本当に助かりました。まさに「蜘蛛の糸」を手にした気分です。
いじめ問題に関しては、先生方と研修会を重ねて取り組んでいるところですが、この本と巡り合ったことにより、こどもたちと手を携えながら撲滅に向けて歩んでいきたいと考えています。
最後に子どもたちの感想文(つたない文章、内容でわかりづらいところもあろうかと思いますが、全児童分を同封します)と校長室便りを送付いたします。また、できましたら石塚様にもご連絡していただけましたら幸いです。
寒さ益々厳しくなる折柄、どうぞご自愛下さいまして、益々ご活躍されますことをご期待申し上げます。
敬具
福井市立美山啓明小学校長 木内 俊郎
校長室便り
あたたかい 言葉と笑顔で 包み込む仲間がいれば勇気100倍!
12月4日から始まった「人権週間」にちなんで、全校朝礼でこの童話の読み聞かせを行いました。
私にとって、忘れられなくなるであろう、この童話(絵本)「負けるな!ミツバチナナ」の著者は石塚花梨さん。
【石塚さんのプロフィール】
お父様は肝臓癌で四十二歳という若さで他界され、義妹も膵臓癌で他界、その矢先ご自身も乳癌のため左胸を失うなど、つらい試練を乗り越えてきた。食品会社勤務の傍ら、新聞社のタウンリポーターとしても活躍している。この童話は、そんな花梨さんの命の叫びでもある。
たしかに昔もいじめはあった。しかし、それは大変わかりやすいものであった。鼻を垂らしたデッカイ“ガキ大将”が年下の子分をなぐったり、使いっ走りをさせたり等々、力関係で第三者にわかりやすいものだった。
今日のいじめは、同学年・同級生同士が多く、「仲間」や「仲良しグループ」といった“仮面”にカモフラージュされたものである。
しかも無視・嘲笑・仲間外し・物隠し・メモ回覧等々・静的な現象が大半である。四六時中、顔をつき合わせている数秒ですら見逃してしまうことがある。
今日のいじめ問題は、背景にある子どもの変化を深部から捉え、教師自らがいじめの温床をえぐり出し、いじめの構造を徹底的に破壊していくほか解決策はないと言っていい。一方、子どもたちには、いじめに立ち向かう勇気、不当な仕打ちに泣き寝入りすることなく、相手の不当性をどこまでも主張するような強い心をもってほしいと願っている。著者の石塚さんも読者である子どもたちに次のような熱いメッセージを送っている。
今、「いじめ」をしている子に対し、その卑劣さ、醜さを知ってもらいたい。相手の気持ちをわかってもらいたい。どれだけ悲しい思いをするか知ってほしいと思いました。
又、いじめられている子に対し、強さと勇気を持ってもらいたい。一人で悩まないでほしい。周りの人間に相談してほしいと思います。
命の「尊さ」「重さ」「大切さ」をわかってもらいたい。命を軽く扱わないでほしい。かけがえのない命だから・・・・
【子どもたちの感想から ・・・一部抜粋・・・】
○ ナナは、あとからみんなとお友達になれてよかったね。わたしともお友達になれました。(1年)
○ ぼくもいろんないじめをされたけど、一番嫌だったのは殴られたことです。でも今はお兄ちゃんと仲良くなったよ。(2年)
○ ぼくもたまにいじめられるけど、ナナみたいに乗り越えたいと思います。それと夢をあきらめなければ、本当に夢が叶うということがわかりました。ぼくも夢をあきらめないようにしたいです。(3年)
○ ぼくも何度かいじめられたことがあるので、ナナの気持ちがわかります。でもいじめたこともあるのでもうやめたいと思います。(4年)
○ 一番心に残っているところは、いじめられているナナが「死ねと言われてももっと生きよう」と前向きに思っているところです。私も強い心を持って生きたいです。(5年)
○ 命の大切さがわかりました。・・・学校でもちょっとしたいじめをなくし続け、楽しい児童集会などをやったりして、学校をもっとよい学校にしたいです。(6年)
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