|
四年前に書いた文章
ふと阪神大震災の時出会った藤原台ボランティアの松尾三恵子さんのことを思い出しました。 被害が軽微だった神戸市北区でそれまでボランティアなどしたことのなかった普通の主婦の松尾さんが被害がなかった自分達が何か手助けしなくっちゃと思ってみんなに声をかけておにぎりなど作って避難所に行ったのが活動の始まりで、やがて近くに出来た藤原台仮設でのボランティア活動のグループとして『藤原台ボランティア』が生まれたのです。 私が松尾さんと出会ったのは藤原台仮設に本を寄贈したのがきっかけでした。 津波と違い地震で崩れた家の中にはまだ使える本もたくさん残っており、愛蔵書を瓦礫と一緒に捨てるのが忍びない被災者から本を預かって活用する活動をしていた私は藤原台仮設の集会所に本を届けに行き松尾さんと会ったのです。 専門的なボランティアグループでなく、主婦の普段の生活からなにげなく始まった松尾さんの話を聞いて私はいたく胸を打たれ、今でもその話を思い出すと涙が出ます。 自分達に被害がなければ被害がなくてよかったと喜んで終わるのが私達普通の人間ではないでしょうか? その普通の主婦の生活から助けに行こうとおにぎりを握って出かけていった話を聞いて、周りの新興住宅地の光景を見ながら私は涙が溢れて仕方ありませんでした。 阪神大震災は私の一つの原点ですが、松尾さんのなにげない さりげない活動がどんな大きなNGO NPOの活動よりも今も私の心を動かし続けてくれています。 松尾さんのような活動をしている普通の主婦が今回の震災の被災地の内外にもきっとたくさんいるに違いありません。 |

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用






