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本屋で偶然手にした藤井輝明さんの『運命の顔』(草思社刊)という本を読みました。
藤井さんは2歳の頃右頬に赤み(海綿状血管腫)が現れ、幼少期から「バケモノ」などと呼ばれていじめにあわれました。大学の時の就職試験でさえ「金融業は接客業だから君のようなバケモノは雇えないよ」という企業があるなど優秀な成績にも関わらず50社受けて50社とも落ちるつらい体験をされました。
そんなつらさを超えてやがて藤井さんは看護学の道を進み、大変な努力をされて大学の教壇に立たれ、現在は鳥取大学大学院医学系研究科教授としてお勤めされています。
くじけそうになられたことも何度もあったと思いますが、ひたすら努力して道を切り開いてこられた藤井さんの生き方に圧倒されてしまいそうになる本です。
本のエピローグに藤井さんが「前向きに生きる五つの誓い」があげられています。引用しておきましょう。
一、素志貫徹のこと……つねに志を抱きつつ、懸命になすべきことをなすならば、いかなる困難に出会うとも、道は必ず開けてくる。成功の要諦は、成功するまで続けるところにある。
一、自主自立のこと……他を頼りに、人をあてにしていては、事は進まない。自らの力で、自らの足で歩いてこそ、他の共鳴も得られ、知恵も力も集まってよき結果がもたらされる。
一、万事研修のこと……見るもの聞くことすべてに学び、一切の体験を研修と受けとめて、謹むところに真の向上がある。心して見れば、万物ことごとく、わが師となる。
一、先駆開拓のこと……既成にとらわれず、たえず創造し開拓していく姿に、日本と世界の未来がある。時代にさきがけて進む者こそ、新たな歴史の扉を開くものである。
一、感謝協力のこと……いかなる人材が集うとも、和がなければ成果は得られない。つねに感謝の心を抱いて、たがいに協力しあってこそ、信頼が培われ、真の発展も生まれてくる。
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