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いつもお世話になっております先輩神職の豊中稲荷神社禰宜寺本正徳さんが社頭講話集『北摂のお稲荷さんから』を上梓されました。
日々の神明奉仕や参拝者との交流より学ばれたことから靖国神社や竹島の問題まで幅広い内容で、わかりやすく書かれていて、目に見えない神様の力に守られて生きているということを深く教えて下さる講話集です。
「神主さんにラブレター」という一文では、よくお詣りに来られる娘さんから渡されたというアメリカの南北戦争の時の悩める人々への銘、無名兵士の言葉として今に伝わる言葉が紹介されています。
大きなことを成し遂げるために 強さを求めたのに
謙虚を学ぶようにと弱さを授かった
偉大なことができるようにと 健康を求めたのに
より良きことをするようにと病気を賜った
幸せになろうとして 富を求めたのに
賢明であるようにと貧困を授かった
世の人々の称賛を得ようと 成功を求めたのに
得意にならないようにと失敗を授かった
人生を楽しむために あらゆるものを求めたのに
あらゆるものを慈しむために人生を賜った
求めたものは一つとして与えられなかったが、願いはすべて聞き届けられた
私はもっとも豊かに祝福された
有名な詩ですが、その詩が書かれた手紙には尊敬するおじさま神主さんへと書き添えてあったそうです。そして寺本さんは「理解はしていたつもりでも、美しい文字でこれだけの詩が書ける娘は、馬鹿でも、知恵遅れでもなかったということを改めて知りました。人は見かけで判断してはいけない、いまさら見る目のなさを恥じた次第です。」と書いておられます。
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