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病院の帰り、久しぶりに第七藝術劇場で映画を観ました。
観た作品はラデュ・ミヘイレア二ュ監督作品『約束の旅路』(フランス映画)です。
行け、生きろ、何者かになれーそんな原題のこの映画は『家族を失い、母と2人、歩いてスーダンの難民キャンプにたどり着いた9歳のエチオピア人少年。母は少年に命じた。生き延びるために、ユダヤ人と偽って、一人イスラエルへ脱出するようにと。母と別れ、故郷から遠く離れて、真実の名前を隠して生きる新しい地。そこで少年は愛情ゆたかな養父母に出会うが、別れた母とアフリカの大地への思いをおさえがたく、肌の色や宗教による壁、そしてユダヤ人だと偽り続けることに激しく葛藤する。やがて彼は成長し恋も知るが、故郷アフリカの窮状を知り、医師を志してパリへ向かう・・・。本作は、エチオピアのユダヤ人をイスラエルに移送するというモーセ作戦の知られざる史実から生まれた感動の物語。小さなアフリカの少年の旅が、まだ世界には愛と希望が存在していることを教えてくれる。
本作はベルリン映画祭を皮切りに、世界各国の映画祭で大反響を呼び、観客賞や人気作品賞を受賞。日本でもフランス映画祭横浜での上映で、観客から「今年のベストワン!」と絶賛され、ネット上で「1日も早い公開を望む!」と熱い支持が高まった作品である。』(パンフレットなどの解説より抜粋)
この映画には私達が日本という国に生きていては通常知ることのない世界の苦悩が描かれています。そしてそれと同時に私達が失ってしまっているのではないかと思える人間の愛と希望 人間の成長が描かれていて胸を深く打たれるものがありました。
三千年という民族の歴史の問題と、貧困 差別 飢餓の絶望的な状況 その中にも神様の愛は染み込んでいて、生き抜いてゆこうとする人間の力があるのです。
そんな生きる力も私達は失ないかけているのかも知れません。今私達は日本人とは何かをあらためて問いかけ、もう少し深く人生を生きる時が来ているのかも知れません。そして日本の歴史と伝統を守ることを通して世界の苦悩を見つめることが重要になってきていると感じさせられました。
映画館に行く途中制服姿で煙草を吸ってたむろしている女子高生達を見かけましたが、魂を失いかけている現在の日本に大切なことを教えてくれる映画です。
第七藝術劇場HP http://www.nanagei.com/
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