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早くも十一月十一日に七五三のご祈願をしてほしいと予約がありました。氏神様に子供の成長を感謝して奉告し、今後を祈る七五三。地元の氏神様でとこの土生神社でも年々増加していることはありがたいことだと思います。今年の七五三祝いの対象になるお子さんは次の通りです。(数え歳)


平成17年生まれの男女 三歳

平成15年生まれの男  五歳

平成13年生まれの女  七歳




「戦場より愛児への手紙」という忘れられないご英霊の手紙があります。七五三でふと思い出しましたのでここに掲げておきます。




「戦場より愛児への手紙ー一子基に与ふー」  陸軍大尉棚橋順一命


今は昭和十二年十月十七日午後六時半です。僕の乗ってゐる運送船は東支那海を上海に向けて走ってゐるところです。台風の余波で船がゆれて苦しいけれども今書いて置かないと明日は上陸準備で忙しいので揺れる机の上で書いてゐます。十九日の朝上海に上陸して、すぐ戦線にゆく筈です。そこは生死の境であって基の成長を見届けることが出来ないかも知れない。そこで基が大きくなったら、父は基に何を期待してゐたかを知って貰ひたいと思うのです。基は将来自分の適した方面に進んで呉れればよいのですが、決して力だけの人になってはいけません。力だけで人生を送るのは不幸の因、滅亡の元です。必ず徳というものを中心として進んで下さい。所謂えらい人にならなくてもよい。世の中には名も知れぬ人で徳の高い人があるものです。人生には荒波があって築いたものを次から次にくづしてゆく、ここに確信の道というものがなければやってゆけない。・・・大きくなったら宗教的方面の研究修業をするとよいと思ふ。その時必要なのはよい師匠である。よい指導者である。良い友である。私は世にも珍しい良師につくことが出来た。どうぞ基が大きくなったら、これを心懸けて下さい。それから僕のために総べてを捧げてくれた基のお母さん、お親父さん、お祖母さんをどうか大切にして下さい。みんな苦労をした人々だ、僕に代って大切にして下さい。基のことを会社の人々、塾の人々、中学時代の友人によく頼んで置いたから困ったときは相談にゆくがよろしい。ではこれでやめます。さやうなら。どうぞすくすくと丈夫に育って下さい。
                                    父より(基宛)
和歌
家のこと思ふは遂に堪へがたし子のゑすがたも見ざる久しき
靴はきて吾子はあゆむとふるさとの便りをよめば生きたかりけり




棚橋順一命は東京都出身 一橋大学卒 昭和十四年五月七日中支にて戦死。

この手紙はすべての子供達に読んでもらいたいと思う すばらしい内容だと感じます。




 

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