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時々住民健診の手伝いをするのだけれど、私の住む市のオプション検査は格安のお値段である。そもそも基本健診自体が無料だし、肝炎ウイルス検査は200円、前立腺検査は300円、乳がん・子宮がん検診はそれぞれ500円である。(近隣では基本健診事態が700円とか1000〜2000円で、オプション検査も1000円くらいとっている。)
40歳以上の方には肝炎ウイルス検査をすすめているのだけれど、自分は輸血や手術を受けたことないから〜、と希望されない方も結構いる。なので一応問診の担当をしたときは、検査をすすめている理由を説明してから「受けるかどうかは保健指導のところで保健師さんに言ってくださいね〜。」と流している。
その説明内容だけど、輸血を受けたことがなくとも、大量の出血を伴う事故や出産で血液製剤使われたかもしれないこと、昔の予防接種で1本の注射器で3人くらい注射していた時代があったこと、注射針が使い捨てではなく消毒して使っていた時代もあったこと、これらで知らないうちに感染している危険がある。もともと基本健診の中に血液検査があるので、針を1回刺したついでに(スピッツを)1本追加で採れば調べられること。一度調べれば来年以降の検査は原則不要なこと。とどめに近隣自治体の値段を挙げて、「ここの市はこんなに安くできるんす。でも来年もこの値段でできるかどうかは分からないですよ。」 ここまで言うと、多くの人が検査受けます〜、と言ってくれる。
でも、それでも受けなくていいです、と言われると結構ガックリする。もっといい誘い文句があれば、どながか伝授してくださいまし〜。
話は脱線するけど、学生時代、薬理学の授業は、大学病院の薬局長が講師として来てくれていた。授業の内容なんて大して覚えていないけれど、予防注射を1本の注射器で3人に打っていたことがある、という話だけはよく覚えている。「一人目は針先が鋭いから痛くって、二人目は少し通りがマイルドになって一番痛くなくて、三人目になると針先が鈍くなるから痛い、って言って、二人目に当たるのがいい、なんて言ってたものです。」
私自身は幸いそういう時代ではなかったので、そんな授業の記憶を元に受診者さんに説明をしているのだけれど、中には思い当たる反応を示す方もいる。今でこそ針の使い捨てとか当たり前だし、売血由来の輸血や血液製剤もない。
私が学生〜新人ナースの頃は(年代がある程度分かってしまいますが)C型肝炎が特定されつつある頃で、非A非B肝炎なんて言っていたっけ。今では当たり前の照射血も、少しずつ導入されつつあった時代だったっけ。
学生時代に「医療の世界は日々進歩します。現時点で正しいと言われていることも、未来には覆されることもあるので、常に勉強すること、今言われていることも正しいかどうか疑ってかかりましょう。」と教わったっけ。
肝炎ウイルス検査から、色々思い出してしまいました。
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予防接種の噂は、針先と痛みの関係も含めて、よく聞きますが「まっさかね〜!」と信じてませんでした。ホントだったんですか・・
2008/7/8(火) 午後 10:00 [ カニコ ]
その検診料金は本当に助かりますね。高くて受けないって方も多いと思うので。。
医療の世界は疑ってかかるのが一番良いのかもしれませんね。ダブルチェックも疑ってかかるのが自分の身を守るために良いと聞きました。
2008/7/8(火) 午後 11:19
私が若いころに予防注射のアルバイトに行っていたころも、使い回しでしたね。
今では考えられないことですけど、当時は当たり前でしたからね。
2008/7/9(水) 午前 6:03
かにこさんも聞いたことあるんですね。私も授業で聞いたことをそのまま話しているのですが、「1本の注射器で3人注射してた時代があったりして・・・」というくだりで、頷く受診者さんが結構いて驚いてます。
2008/7/9(水) 午後 10:13
近隣市町村の健診価格より格安であるありがたみを、ここの住民はあまり意識してないし、健診結果で異常があっても精検を受ける率が低いんです。
人を見たら感染と思え、女性を見たら妊娠と思え、医療の世界は疑ってかかることが鉄則ですね。>Lupiさん
2008/7/9(水) 午後 10:22
あまりす先生は実際の現場を経験されたのですね。こんな格安料金で肝炎ウイルス検査が受けられるのだから、もっと多くの人が健診を受けてもらいたいです。
2008/7/9(水) 午後 10:32
ルーチン検査にしてしまう、ってのも手かもしれませんね。
そこまで安くしているのであれば。
2008/7/10(木) 午前 0:07
格安ですね。
その値段なら私も一度是非受けてみたいものです。
しかし肝炎ウイルスに感染していたら、莫大な治療費かかってしまいますね。
2008/7/10(木) 午後 2:58
それも一つの方法ですよね〜。長い目で見れば、早めに対処することで国保の負担を減らすことにつながるので、是非是非受けてもらいたい検査です。>JUN先生
2008/7/11(金) 午後 7:36
いい薬は出てきましたが、確かに治療費は高いですよね。それでもまだ肝炎を発症したり、肝臓癌や肝硬変に行く前に発見できればいいかな、と思うことにしています。>琥珀エビスさん
2008/7/11(金) 午後 7:39
新記事をアップしたらここの記事のご案内が出ていましたので訪問してみました。
隠れ肝炎があるとは知らなかった。早期発見が大切ですね。
健康は自分だけでなく、ご家族、企業、国家の財産ですよね〜。
2009/9/26(土) 午前 9:41
訪問&コメントありがとうございます。
症状が出てからでは遅いので、何もないときに一度調べておくのがいいのですが、なかなか難しいです。多くの人が関心を持って検診も受けてくれることを祈っています。>コバヤシさま
2009/9/28(月) 午後 11:04