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蒼月の渡り人-蜉蝣-

 そう。おやびんはたしか「カゲロウ」とつぶやいたのでありますな。

 カゲロー? そりゃひょっとしてあの暑い夏の日にウラウラウラウラと景色がゆらめくあの現象ですかいおやびん---

 質問したあたくしの後頭部を平手でびたんとハタいたACCELL、

「ぶわかもん。カゲローっつたらほれ川面をひらひらと舞うように飛ぶあのカゲローであろーが」

 目が点になり、しばらくボーゼンとしておったあたくし、よーやくその意味に気がつき、

「あ〜あ〜あ〜」

 と某消臭剤CMのオトボケ家族のような声を出し、トンボににたあの昆虫の蜉蝣を思い出したというわけでありますな〜。

 そうして突然ACCELLおやびん、ギターかかえてつまびきながら、頭に浮かんだメロをふふふんと唄い、送ってよこしてくれたのでありました。

 そう、それがこの曲のメロディ。うーむさすがさすがさすが。歌詞は苦手だけれどこういうイマジネーションを音にしちゃうのはわが首領ACCELLのもっとも得意とするところなんでありました。

 すぐさまこの曲を和風のアレンジにしてオケを作ってよこせ、と具体的指令がとび、あたくしはふがふがふがと秘密兵器キーボード80くんに向かいせっせと挑んでいったのでございます。

 できた曲を聞くと、まあなんと清らかな水の流れの中にあのウスバカゲロウがゆらゆらゆらと優雅に、そして悩ましく飛び回っておったのでございます。

 川面に開いた数々の花とともに、その夢のような世界はふわんとあたくしの脳裏に開かれたのでありまする。


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