全体表示

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

灯篭流し

 さてまたまたおやびんACCELLが鼻歌を送ってきたのでございます。

 コードはマイナー。ベース音だけ半音ずつ下がっていく、ジャズによくあるコード進行。

 しかしよくあるとはいっても、このコードにACCELLの怪しい声で鼻歌をいれるとね、ど〜もこの世のものとは思えないくらいのアヤシさになる。

 そうしてわたくしは例によってうふううふうとほくそ笑むのでありました。

 このコードはギター爪弾きつつ、Emコードをモトにしてつくるとヒジョーにいいんでありますなあふふふ。そして季節は夏も傾きかけたお盆のうすらさみしい頃。わたくしたち怪しいユニットにとってはヒジョーに都合のよい季節なのでありました。

 ようしようしお盆だな、霊界なんだなフフフ、霊界からお船にのって帰ってくるんだなフフフフフフ、とわたくしの顔は段々とウフフウフフの不気味笑いと化していったのでございます。

 それからさきは曲をきいたほうが早い。首領ACCELLが仕上げにぞぞっとするようなみごとな効果音を用意いたしました。うひひうひひ。

きらきら☆星

 子豚のダンスのようなアレ----

 と首領ACCELLは申したのでありまする。

 ハテ、子豚のダンスのようなアレとはなにか・・・・。わたくしはくるくる巻きの尾っぽが三つ、おしりフリフリのアニメーションのイメージを頭に描きつつ、ハテハテハテと考えておったのでありまする。

 そうしてまたACCELLから送られてきたヒントを見て「あ〜」とファブリーズのようななるほどナットクの相槌を打ったのでありました。

 あのタップダンスのような曲をモトにしてなんかつくれよオイ、とおやぶんは言っておるのでございました。そう、あの「子豚のチャールストン」ですな。

 あの曲の難しさは、あの速いテンポにちょいとスイングがかかっているややこしいリズムなんでありまする。こいつは演奏するのはノリノリでやればなんとかなるんでありますが、DTMでいざ打ち込みとなると、ちょいとイメージをつかみながらよーーっく画面を見て音符を選んでやらないととーっても難しいのでありまする。

 ですがまあそこはわたくしめの経験。さまざまな首領ACCELLの注文に答えてきたわたくしめでございます。やってできないことはない。ちまちまとマウス握り締め、顔をしかめつつ、そして左手はカタカタカタとリズムを打ちながらつくっていったんでありました。

 しかしまあよくいろいろテーマを与えてくれますなあ・・・・。おかげでわたくしは曲つくるたびに新しいテクニックが身についていくような気がいたしますわい。


大いなる誓い

 謎の中学生ポエマー時雨登場のこの歌詞、中学生とは思えぬ言葉遣いと、自然の中で人間とはなんとちっぽけで些細な存在なのかと思わせる堂々とした歌詞にわたくしは負けたのでございますな。

 ははーっ、わたくしが悪うございましたぁぁぁぁぁ、とわたくし自身が責められておるかのごとくその場にひれ伏したのでございます。

 そうしてこれに遥かなるイメージの美しきメロディをつけたのがわが首領なのでありました。

 わたくしはまたそれに対してうーむうーむとうめきつつもおごそかに、そのメロディにつられつられてオケを綴っていったのでございます。

 そうしてできあがった伴奏に、まるで神がおりたかのごとき首領ACCELLの歌が重ねられ、できあがりを聞いたわたくしはヘッドホンをしたまま再び、いや三度その場にひれふし、その額をわが部屋の畳にすりつけつつはあはあはあはあとうめいたのでございます。ハイ。

涙の雫

 どーですこの曲、ちょいとカーペンターズを思わせる始まりのコード進行でござんしょ? うふうふ。


 まあね、シロート同然のオケ屋のあたくしでも、たまにはプロの曲を研究してみたりするんでありまするよ、エッヘン。


 ってか、なんとなく遊んでたのね、ピアノでw 左手と右手で違うコードを押さえたらどおなるのか、なーんてやってたら、ある法則にのって違うコードを押さえるとフシギな響きになることに気づいたんでありまする。


 フツーは考えませんよねえ、ひとつのメロディに二つのコードがくっつくなんてね。これってたぶんプロの人たちに言わせるとなんたらかんたらと専門用語があるんでしょうけれども、音楽なーんかテキトーひとすじのあたくしがそれを知ってるはずがないw


 専門の教則本かなんかで調べてもっとくわしい法則っつーものを会得してもいいんでしょうが、あたくしもほかにちゃんとした仕事をもっておる身でありまして、そーゆーのはとーってもめんどくさい。まあええや、このまんまテクトーに作っちゃえ作っちゃえ、っつーんで、ぴらぴらとコード並べてへらへらとメロってもっともらしい歌詞つけてわが首領ACCELLさまへと送信したのでございます。


 「ほうほうおぬしなかなかやるではないか、このよーなフシギなこともできる使い手だったんじゃのう」と、案の定ACCELLおやびんもなかなか気に入った様子。ひょんな音遊びからたまたま出てきた曲ネタ、このなりゆきからはちとかけ離れた美しい曲になっておるんでありまする。

「あの歌詞とこのまんちゃらな状況がどう結びついたのか理解不能だ」(ACCELL談)


初夏でしょネ

 舞台は海岸線の小さな町なんでありまするな。


 少年はリュックサックに携帯ラジオだの自分で作ったおにぎりお弁当だの、あるいは水筒や読みかけの文庫本なんかをつめて、よいしょと背負って愛用の自転車にまたがるんでありまする。


 見上げれば青空、もう夏なんだなと思わせる強い日差しと、すっきりくっきりの草かおる風の中、これから出会う小さな冒険にドキドキしながらペダルをこぎだすのでございます。


 海岸線の景色なんぞをながめつつ、そうしてやさしい風にからだをゆだねつつ自転車小旅行を楽しんでゆくんでありまするが、途中で立ち寄った港の雑貨屋さんの前でふとたちどまり、七色に光るビー球の入ったラムネをその自動販売機で買いもとめたりするわけでございます。


 ブシュっとラムネのビー玉をおとし、いっきにごくごくと飲み干すと、すうっとからだの奥まで透き通ったような気分になるわけなんでありまする。

 そうしてまた自転車にまたがり、ペダルを漕ぎ出し、ときどき近所のさお竹売りのおじさんや配達中の郵便局の赤いバイクのにーちゃんや、あるいはなわばりパトロール中のドラ猫なんかとすれ違い、なんとなく軽いあいさつしながら、どこまでも続く海岸線の道をキーコキーコと楽しいサイクリングは続く----


 こないだあたくしとある雑誌の記事にバックパッカーの特集を見つけたんでありまするが、いやまさにこの曲こそ自転車バックパッカーの歌なんでありまする。


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事