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親父が死んだ。
亡くなったのは、10月30日。約一カ月経ったということか。早いものである。
管理人は親父が好きではなかった。その彼が末期癌であることを医者に告知されたのは昨年の10月。肺癌だった。
この一年本当にいろいろとあった。さすが管理人の父親だけあって、普通ではない。本当に本当に様々なことがあったわけである。
管理人は、この一年のことを忘れないために、それこそ小説のごとく記録していこうと思う。もしこの世に公表することがあったときには、気が向いたら読んでください。きっとノンフィクションだとは信じてもらえない内容となるであろう。
ということで、父親の入院生活が終了し、我が家はそれなりに平穏である。この一年というもの、ほぼ毎日誰かが見舞に行っていた。こんな家族は他に見当たらなかったですね。まぁそりゃそうでしょうが。
母親なんかは、この一年のなかで、見舞いに行かなかった日は7日程度である。あとはずっと見舞いに行っていた。それを送り迎えするのが管理人であり管理人の姉なんだが。
そんな生活からみれば、今はなんと落ち着いたことか。家族それぞれに、「自分一人の時間」がある。なんと有り難いことなんだろうか。これは本当にしみじみと感じますなぁ。
そんなこんなで、時間が余ってくると、人間どうでもいいことに時間を費やす。
管理人なんかは、それほど暇でもないのだが、最近ドラマを見ている。
世間一般の方はどうなのか知らないが、管理人なんぞは、この世からドラマが無くなっても一つも困らない。
面白くないし。
管理人の考える一つのルールとして、「同じ筋書きなのであれば、映画やドラマよりも小説のほうが面白い」というものがある。
管理人が思うに、世の中には、みんなで意見を持ちあって決めたほうが良いことと、才能のある人一人に任せ、愚民は口を挟まないほうがいいことがあると思う。
というか、基本的には後者が正しいと思う。
例えば、売れる小説があったとする。管理人は作家ではないので詳しいことは分からんが、おそらく小説は一人の作家が渾身の力を込めて書ききるのであろう。だから面白い。
日本語ほど表現が多様な言語は他になく、これを自在に操り一つの小説を書き上げる作家を管理人は尊敬する。
これは管理人の主観なんだろうが、小説を読んで、「金と時間を返せよ」という経験はほとんどない。個人的に嫌いな小説は東野圭吾の「手紙」くらいのもんである。いっぱしの作家が書いたもので、好き嫌いはあっても、それほど不満を持ったことはない。
それに比べ、映画の失敗率たるや酷いものである。
直ぐに思いつくものとすれば、宮部みゆきの「模倣犯」である。
小説は異様に長い。長すぎる。ただ、それを読ませてしまうところが才能なんだろう。結局読んだし面白かった。
それに比べ映画はなんだ。今まで見た映画の中で、間違いなくワースト3に入る世紀の凡作だ。
こんなことがなんで起こるのか、というと、結局「人」が多く介在するほどに、クオリティを維持することが難しくなるのではないか。
原作は宮部さん、監督は○○さん、衣装関係で責任を持っているのは○○さん、キャスティングに口を出すのは○○さん、等と人が多く介在するほど、それぞれの人がそれぞれの分野で自分を出そうとするほどに、突出した面白さを演出することは難しいのではないだろうか。
やはり、才能のある人が一人ですることが出来る小説のほうが、ある意味単純で良い物が出来るのではないか。
ということで、物事というものは、才能のある人間に一任したほうがいい。みんなで何かをやろうとすることは、尊いことなのかもしれないが、それならではの難しさが出てくるのだろう。
それこそ、国家運営だって、本当に優秀な人間がトップダウンでやるほうが良いに決まっている。時間もかからんし金もかからん。無能な国会議員を数百人雇って、結局なにも決められないようなものに比べるならば。
ただ、その「優秀な一人」が本当に優秀である保障も、優秀であり続ける保障もどこにもない。だから、金も時間もかかるけど、民主主義なんてやっているのだ。これがベストなんじゃなくて、しょうがないからとってるだけだ。
というわけで、ドラマも基本的に見なかった。「HERO」以来見ていなかった(本当に見てねぇなぁ)。
そんな管理人がドラマを見ている。個人的には、もはや正気の沙汰ではない。本当に暇で、やることもない限りはこんなことはあり得ない。
しかし、姉の旦那が「半沢直樹」を見ろ見ろと薦めてきて、DVDまで家に持ってきたのである。
見たら?見たら?
と、こんだけ聴かれるのであれば、もう見た方がいいのではないか、と思いついに見出している。いわば根負けだ。
さてさて、そんな今更ながらの半沢直樹だが、基本的には面白いと思う。やはり人気が出るものにはそれ相当の理由があるのであろう。
キャスティングもいいと思う。ただ、上戸彩はいらんかな。壇密もいらんかな。
ストーリーは、あまり感情移入できない。なんも考えないで見るとそれなりの面白いのだが。
半沢が①サラリーマンならではの苦しみを味わい(ここで世のサラリーマンは共感するんだろう)、②それを撥ね退けてていく(ここが痛快なんだろう)。
①に関しては、「サラリーマンやったらそんなん当たり前」ということで感情移入できず、②では、「それは現実には無理」と冷めてしまう。
だいたい、管理人は銀行や銀行マンが嫌いであり、それが主人公で立ちまわっていても、どうにも内容に入っていけない。
そんなこんなで、ようやく折り返しまで見た。なんとか最後まで頑張って見てみよう(てか小説で読みたかった)。
見ていて一つ気になったのは、「徹底的な悪者を作り、それを徹底的に叩く」という手法である。
例えば、マンガの「ワンピース」とかもそうですよね。
「誰が見たってこいつは悪者」と散々悪者を作り上げておいて、それを徹底的に叩く。
このような手法のほうが分かりやすく伝わりやすいんでしょうね。
きっとこんな作品が多いから、物事を一つの方向からしか捕えられない人が増えているのではないか、と思うことには、論理の飛躍があるのだろうか。
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