|
【在宅ケアの革新〜定期巡回・随時対応サービスの展開〜】
大垣市は人口165,000人、65歳以上の高齢者の人口約37,000人、高齢化率22.4%で、帯広市人口168,700人、高齢化率22.7%とほぼ同じような規模である。
昨年10月、大分県臼杵市でおこなわれた「第12回介護保険推進全国サミット」において、24年度から始まる24時間訪問介護・看護についての分科会で、大垣市の事例を紹介を紹介され、自治体として取り組んでいる例として、あらためて調査をしようと思い、視察工程に組み入れました。
【大垣市の定期巡回・随時対応サービス】
まず基本となるものは岐阜県方式の短時間巡回報恩介護サービスで、これを基本理念としていた。ポイントは「ケアミニマム」という考え方。ケアミニマムとは「尊厳ある生活を確保するために必要な状態(基準)」と定めており、このケアミニマムを共通の指標としてケアプランを作成すというもの。そのことにより在宅介護の標準化が達成される。
ケアミニマムには六つの項目がある。(1)離床・起床(2)食事(3)排泄(4)保清(5)更衣(6)睡眠の6項目で、この6項目を共有することにより在宅介護者に「尊厳ある生活」を保障するという在宅介護の標準化を達成している。
また、このモデル事業として24時間常に随時対応があるかと言えばそうではない。ただし24時間常に連絡がつくということが、利用者の安心感につながるということで、その対応の仕方は「センター方式」ではなく、携帯電話により介護者へつながるという方式をとっている。
【24時間地域巡回型訪問サービスモデル事業の具体的な内容】
Ø 事業の実施期間は23年2月より実施。
Ø 委託業者は、公募により市内の訪問介護事業者に委託実施。
Ø 現在サービス利用者は29名
Ø 定期巡回サービス利用状況は1カ月で延べ、1,044回(7月現在)
Ø 随時対応サービスの利用状況は1カ月 0回(7月現在)
※アセスメントにい基ずく定期巡回サービスを行うと、随時対応は少なくなる。あるいは無くなる傾向にあるようだ。しかし、24時間体制の安心安全が重要であることから、随時対応サービスを、提供できる体制は必要であると話していた。
Ø 利用者、関係者への広報は24年4月から市の広報、家族会やケアマネージャーや各施設の相談員など、積極的に広報をする予定。
【課題】
Ø 現在3つの事業者がこの事業をおこなっているが、課題は無いわけではないという。24時間の中で「短時間巡回」という形で、利用者の必要な時間にスポット的に訪問をするわけだが、そうであっても「24時間いつでも連絡がつく」という安心感があるのが、このサービスの特徴であるけれども、事業者は「24時間の間で、決められた時間に訪問をすればよい」という認識のずれがあると、担当者は話していた。
Ø また同居世帯の場合、夜中にヘルパーが行くということが果たしてできるのかどうか問い課題も無いわけではないという。利用者の家族の方の意識も大事と話していた。
Ø 過大サービス、過小サービスの問題もある。「介護・医療推進会議」を必ず設置し、そこでの協議も必要である。
Ø このようなサービスでも、どうしても漏れてしまう、対応できない場合はNPO法人等で対応をしてる。
【まとめ】
昨年の2月に始まった事業なので、成果がどうなのかということはもう少しデーターの蓄積が必要ということでしたが、今までの経過を聞いていると、「24時間」という時間の中では、やはり夜中の時間帯は利用者も「寝させてほしい」と言っているということで、決して深夜まで縛られるということは少ないのではとは無いのではと言っていた。
しかし、サービスは24時間いつでも来てくれるということで、地域で、在宅で安心して暮らせるという安心感は利用者に与えられると話されていた。
24年度から始まるこれら「定期巡回・随時対応サービス」。24時間訪問介護・看護の課題は自治体によって抱える課題は違う。しかし確実に増えてくる介護施設待機者に対し、在宅で安心安全の介護を提供できるよう、早急に体制を整えなければならないと思う。施設整備と在宅介護の整備は車の両輪であると実感した。
|
視察報告

インデアンカレーってどんなカレーなんですか???

