ネットの中央部が低くなっているのは、なぜ?
ロウン・テニスが考案された1873年ころには、まだネットを横一線に張る技術がありませんでした。バレーボールや軟式テニスが考案された1890年に入りますと、すでにネットをピンと張る技術が確立していました。この20年間になにが起こっていたというのでしょう。
1870年代のロウン・テニスのネット・ポストは木製でした。主にトネリコ材を用いたもので、もとを質せば登山用のテントを張る技術がそのままここに持ち込まれました。つまりテントの支柱をネット・ポストにして地面に突き刺し、2本のロープを用いてペグで固定する、という方法です。この方法では、ネットを強く張るには限度があります。どうしても中央部分は低く垂れ下がってしまいます。
1880年代に入りますと、「鉄の製造・加工技術」が飛躍的に向上し、生活のすみずみまで鉄製品が出回るようになります。テニスのネット・ポストも改良に改良が加えられ、ついに1885年には「キプロス型」のワインダーが取り付けられ、ネットを一直線に張ることが可能になりました。
にもかかわらず、ロウン・テニスでは、中央にセンター・ベルトをつけて、わざわざ低く固定しています。これは、むかしのネットの残像をとどめるため、という意見もありますが、むしろ、左右の高さと中央の高さに変化をつけることによって、ゲームの技術・戦術に奥行きの深さをつけ、プレイヤーにとっても観客にとっても面白くするため、と考えた方が合理的だと思います。
納得しました!!!皆さんは如何でしょうか???
変な疑問?興味が・・・・・・
何故「トネリコ材」を使ったのか?他の材では何故ダメなのか?
「キプロス型」のワインダー以外のものがあったのか?
あったとしたら何故他のワインダーを採用しなかったのか?
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