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発行人:自称 小林 旭
38桜 元気です
舞鶴でも「春の嵐」が吹いた7日、ようやく咲いた38桜が、散ってしまわないか心配で、曇り空の中母校へ行って撮ったのがこれです。若くて「満開」とはいきませんが、今年も元気で健気に咲いてくれました。
一緒に植樹してくれた藤本幸子さんの笑顔を思い出し、これからももっともっと花を見せてくれるように願って、強風の中帰りました。我々の「寄贈桜」以降多くの同窓学年が植樹をしていますが、38桜はメインストリートに立っています。ぜひ母校訪問の際は見てやって下さい。帰宅の際部活で登校した野球部の諸君が「こんにちは!」と元気な挨拶をくれました。爽やかな青年達の姿に私も元気なエールを送った次第です。
いま母校はーー東高の置かれた状況を考える
大阪府の全府1学区というのは極端としても、京都府も高校学区の拡大が施行され、今、福知山、綾部、舞鶴市はグループとして普通科はどこの高校でも出願できます。舞鶴市でいえば入試競争は西舞鶴高校普通科(6学級)と同校理数探究科(理数特化コース:1学級)に集中して現われ、残念ですが、東舞鶴高校(現在6学級)は志願者の段階から定員割れを招く「東高離れ」を引き起しています。データを示しましょう。関西の進学成績の指標は関西大、関西学院大、同志社大、立命館大(いわゆる関関同立)4校の合格実績で言われますから、特にこの成績を軸に、東高と西高を比較したいと思います。
* 西舞鶴高理数探究科の定員は40人。推薦合格と一般志願者で計40人でした。各中学校で厳密に調整が行われていることを表しています。
新年度から日星高校に「進学特進科 30名」の設置が決まりました。もちろん、猫も杓子も進学高校である必要はありません。24年度の公務員試験合格者で府下トップクラスの実績を挙げたのは、母校です。誇っていい内容です。問題は、東舞鶴高が、地域から「敬遠」され、志願者の減少が続くなら、やがて「存続の危機」を招きかねないということと、現在市民の間で最も東高生がひんしゅくを買っているのが、学ラン、ミニスカートに現れる「服装の乱れ」が示す学校の雰囲気のだらしなさ、です。西高志願者第1位が白糸中学校なのは、必ずしも進学高校云々だけではないのです。
筆者は、現役のとき兵庫県立豊岡南高校(5学級)に勤務していましたが、進学高校の豊岡高や、福知山成美高と同じ路線の近畿大付属豊岡高校に中卒生が流れ、俗に言う「底辺校」になった南高は、5→4→2と学級減が続き、兵庫県下ナンバー1のグランドを残したまま10年前に「廃校」となりました。この悲惨な運命の公立高校を体験した筆者には、東高の未来が空想事とは言い切れないのです。
私見ですが、東高の将来像を前向きに考えて、次の2点を提案したいと思います。
① JR西舞鶴駅前という抜群の「地の利」を得ている西高に対し、市街地から遠く、福井県境に近い甚だ不便な位置が、舞鶴、綾部等の中学生の進学意欲を削ぐ一端になっているのではないでしょうか。そこで東高の近くに「泉源寺東高前」(仮称)という片側1本の無人駅を舞鶴市が建設し、JRに寄贈して、通学路の不利を解消することを提案したい。ただ単にJRに駅舎建設を陳情しても実現しません。
②東高は普通科に執着する必要はありません。今の学区制である限り、西高と福知山高を双頭とする高校ランクで下位に甘んじる他ありません。思い切って発想の転換を図り、6学級の「総合制」高校に改編してはどうでしょう。進学を主目的とする2学級の文理コースや福祉、ビジネス、園芸・家庭、(現在ある)国際コース等の選択コースの学習で自己の能力開発をめざす。むろん弱体化した「ウインドアンサンブル」部の復活等、部活に力を入れる高校を強く打ち出していくことを、提案します。
東京や京阪神で熾烈な進学競争を展開する公私立の高校の姿を見ておられる同窓の皆さんの忌憚のないご意見をお聞きしたいものです。何であれ、母校が置かれた現在の状況は楽観できることではない、という現状認識を共有したいと思います。
京都の高校教育の情報や母校のニュース等、復刊「38会通信」で皆さんにお伝え致します。
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東舞鶴高校38会
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