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「杭全」「柴島「鶏冠井」・・・。この漢字読めますか?全て関西にある地名なんです。新緑の季節を迎え、列車に揺られて見知らぬ土地で出会う難しい駅名に首をかしげる経験をした人も多いのでないでしょうか。関西の難読地名の由来を辿って見ました。 このような読みにくい地名が付いたのはなぜでしょうか。 情報サイトAIIAbout「住みやすい街選び(関西)ガイド」の田中和彦さん(45)は「歴史が古い土地や、住居標示の整備が遅かった地域に多く残っています」と指摘します。 京都地名研究会常任理事の綱木逸雄さん(70)は「地名は、日本語にまだ文字がなかった頃から呼ばれている考古遺産です。地名を漢字で表わすようようになったのは奈良時代以降で地名に似た音の漢字を当てたため、読みづらくなったといわれています」説明します。 言われてみると、使い慣れた漢字が思いもよらない読み方をするケースが多いのに気が付きます。綱木さんは「古い文献を調べると、同じ地名なのに違う漢字を使っていることが多く、中には誤字のまま伝承されていることがあるんですよ」とつけ加えます。 災害が起きやすい土地などにはその言葉を当て字にしてかくして地名に残す、いわゆる「好字化」する習慣がありました。 例えば「梅田」は、昔は地質が悪く沼地を埋めたたと地で「埋田」と表記されていましたが、花木の「梅」に変えられました。 綱木さんは「災害に関連する地名は動植物系の漢字を当てて好字化することが多く身近な地名を調べてみると、意外な歴史的事実が隠されている場合があります。 最近は、市町村合併で難しい漢字の地名がなくなる傾向にあります。「地名には先人が伝えてきた土地の歴史や知恵が残っており、ひもとけばどういう災害が過去にあったか、液状化しやすい土地なのかということも教えてくれので大切にしてほしい」と訴えます。 読売ファミリー 2012年5月16日号 (松田 千明)
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2012年05月18日
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