ここから本文です
じゃらんカメラ
秋は深まるのか?

書庫「想鄙居」だより

すべて表示


11月14日(水)曇り 気温16℃ 風強し

今回の北前船ロードの目的地、南部の大阪港周辺へ・・・
地下鉄御堂筋線で「本町」へ、そこから中央線に乗り継いで、
川口の最寄り駅「阿波座」で下車。

①川口

地下鉄だと困る事があるんですよね・・・
地上駅と違って周りが見渡せないから、出入り口を慎重に選ばないと、あらぬ方向へ出てしまう。

きょうもちゃんと出たつもりが、心配になる。
道路標識の看板にある川口の方向を頼りに歩いて行く。

広い道路の交差点で、お婆ちゃんに道を訊ねるが、要領を得ない・・・
方向は悪くないだろうと歩いていくと「津波・高波ステーション」を見つけたので、
再び道案内をお願いする。

イメージ 1

敷地内には、この近辺から集められたような石碑が置かれていた。

イメージ 2

イメージ 3

なぜココに・・・といういきさつを話したら、
「水の都・大阪 ウォッチングマップ」も戴いた。 さあ!再出発。


木津川

イメージ 4

川に沿って歩いて行くと、最初の目標物発見!

「日本聖公会 川口キリスト教会」大正9年建築
 10:30から礼拝があるとのことで、その前に中を撮らせて戴く。

イメージ 5

教会の向かいにレトロな建物が・・・
牧師さんに伺ったところによると、大正時代くらいに建てられた、
中国人向けの長屋のようなものだったらしい。

イメージ 6

ここから西に向かうと、川口運上所の跡に出ます。

川口が大阪の開港の地で、居留地があったことをご存じですか?
私は、横浜・函館・神戸などの居留地を調べていたときに、
大阪にも居留地があったのを知って、驚きました。

川口は川に挟まれた島のような地形なので、都合が良かったんでしょう。
期間は短かったらしいですが、理由は大きな船が着けられなかったこともあるかも。

そういえば、築地も居留地だったんですよね。これもビックリでしょ?!

途中にまた教会の跡が・・・
富島天主堂跡(現・川口聖マリア幼稚園)

イメージ 7

さすがに居留地だったことだけあるわ〜〜

運上所跡
 どうしてフェンスの中なんだろう・・・寂しいじゃないか・・・

イメージ 8

背後に「安治川(あじがわ)」があります。
ここを船が往来していたワケですね。

イメージ 9

この周辺は、今は工場地帯のような感じになっていて、あとは何もない・・・

阿波座の駅に戻ります。
みなと通りに面して「川口居留地跡」の碑が立っていた。

イメージ 10

イメージ 11

木津川橋とみなと通りが交叉するところに「大坂船手会所跡」の碑が立つ。
船手会所とは、船の監視・取締を行う役所で、船番所と同じこと。

イメージ 12


「阿波座」駅から同じく中央線で、次の「大阪港」駅に向かいます。
海遊館・天保山公園の最寄り駅です。

②大阪港

この周辺、今はほとんど造成地だけど、昔は天保山しかなかったんじゃないのかな?

安治川が土砂の流入で川底が浅くなるため、浚渫した土砂を積み上げて出来たのが、天保山です。つまり人工の山なんです。
今は5m足らずの日本一低い山ですが、昔はもうちょっと高かったらしい。
どんだけ土砂が溜まってたんだと思うよね〜 

ちなみに、安治川も開削による人工の川なので、大阪の水利や地盤確保の歴史は、
埋めたり掘ったり、また埋めたりと、とっても苦労してきたんですねぇ・・・

ここが現代の運上所ですね。

イメージ 13


「旧商船三井築港ビル」昭和8年建築

イメージ 14

今は、うどんの店になっているので、築港で働く人が昼食に訪れていた。
せっかくだから、私もここでお昼にしま〜す。
とり天うどん ボリュームたっぷり&美味〜い&安い大阪はいいねぇ 

イメージ 15

三井の隣も、レトロな「天満屋ビル」昭和11年建築
ここも2階にはお店が入ってるはずだが、閉まっていた。

イメージ 16


ここ絶対つぶれた店と思うでしょう? ところがドッコイ生きているんですよ〜
ちゃんと「営業中」と手書きの貼り紙がしてありました。
近くの超ディープな常連がいるのかも・・・

イメージ 17


一応、港っぽいところも見ておかないと、と思い海岸通りを歩いて、中央突堤へ。
「海遊館」が見えています。水族館いきたいな〜 イカンイカン


イメージ 18

なんやら旗がはためいて派手な物が見える。
新手のアミューズメント施設でもできたんかいな?と近寄ってみたら、
帆船が碇泊していました

イメージ 19

ポーランドの「ダル・ムウォジェジ号」という船だそうで、バルト海の宝石だって。
このあと、歓迎式典があるとのこと。
カメラおじさんがいっぱい集まっていました。
ビラビラしていたのは、国際信号旗でした。

イメージ 20


さて、港から、駅の南側にある赤レンガ倉庫に向かいます。
けっこうな数の倉庫が残っています。

●「築港赤煉瓦倉庫」大正12年建築
 住友倉庫によって建てられたそうです。
 大阪における住友財閥の力ってすごいですね〜

イメージ 21

イメージ 22

現在は、クラシックカーの動態保存を行う「ジーライオンミュージアム」、カフェ、レストランが入っています。
HPによれば、販売もしていると書かれていたような・・・

イメージ 23

私は倉庫を撮りに来たんですが、クラシックカーに趣味のある人は嬉しいでしょうね。
レトロビルといい、赤レンガ倉庫といい、昭和初期の大阪築港は、
相当モダンでカッコいいエリアだったと思います。

大阪港周辺はここまで
中央線で「弁天町」駅まで行き、そこからJRの大阪環状線で「大正」駅で下車。

この周辺、海遊館は分かっても、どこも関西以外の人はあまり行かないと思うので、
知らない所だとは思います。 私ももちろん初めてです。

大阪市の地図を見ると、南の方って大阪湾に向かって櫛の歯のようにギザギザしてますが、
大まかに言うと、全て、淀川水系の支流から大阪湾に注ぐ河口の町で、
多くは、川に挟まれた島のような地形になっています。
大正(三軒家)も、木津川と尻無川に挟まれた島です。

③大正(三軒家)

大正駅近くを流れる「尻無(しりなし)川」

イメージ 24

イメージ 25

●「大正橋公園」
この付近には、昔「木津川口遠見番所」があったとされる。

イメージ 26


途中で珍しい形の鉄橋を発見して、鉄モノマニアとしては興奮した。
こんなの見たことな〜い!高い、デカい!!

岩崎運河橋梁 昭和3年開通
 ダブルワーレントラス橋という形式だそうです。
 それにしても、なぜ垂直、こんなに高く造った理由ってナニ 

イメージ 27

岩崎橋公園
 この付近に幕府の「御船蔵」があったとされる。

イメージ 28


大阪に来たら、北前船終着地として見ておきたい物が2つあるんです。
そのひとつを探しに行きます。

途中でまた鉄橋を発見。

「木津川橋梁」岩崎鉄橋と同形で同年建設

イメージ 29


木津川に沿ってひたすら南へ下っていくと、だんだんと人家がなくなり、
工場や倉庫ばかりの風景になってくる。
地図とスマホの現在位置を確認しつつ歩くと、出ました。


三軒屋川(船囲い跡)

木津川から別れた川で、また木津川に合流したバイパスのような川。

春、大坂を発った北前船は、半年の航海を終えて、秋に大坂に戻って来ると、
この川に船を係留して、船乗りたちはそれぞれの故郷に陸路で帰って行った。
そして、故郷で新年を迎え、春が近づいてくると、また大坂にやって来て、
航海の準備をしたそうです。

今は分断されて堀割のようですが、昔は川を埋め尽くすように船が並んでいたとか。

イメージ 30

イメージ 31

ここが終着であり出発地点だったのか・・・
もう情緒もなんも無いけど、私もひと仕事済んだ気分になった。

ここで写真を撮っていたら、建設工事関係者と間違えられて声を掛けられた。
で、説明してあげたら、ほぉ〜なんて感心してた。


さて、時間がだいぶ押してきました。
このあと、もう1か所ぜひとも行かねばならないところがあるんですが、
きょうは曇りで、もう午後4時近くては、写真も難しい・・・
それは明日という事にして、帰ることにしました。

そうそう、ここは島だから、渡船乗り場が数カ所あるんですよ。
大阪で渡船って、耳慣れないでしょ? 乗る予定もしてましたが、それもスルー。
残念ですが、スケジュールを変えたので、乗る必要が無くなっちゃった。


大阪市内に戻って、きのう見残した、大阪を代表する近代建築を見に行きます。

「綿業会館」国指定重要文化財 昭和6年建築
 近代化産業遺産「東洋のマンチェスター」の構成遺産でもある。


イメージ 32


来るまでは、有料で見学が出来るのかと思っていたが、看板に「大阪綿業倶楽部」とあった。
倶楽部じゃ、まずいでしょう〜、会員以外はオフリミットだよね・・・
今夜は会合があるらしくて、黒い立て看板が何枚も並んでいた。

綿業会館というものが別にあるのかと、調べてみたが、間違いない、確かにここだ。
さすがに気後れがして、玄関先だけ撮らせてもらって、コッソリ帰った。

イメージ 33

後で分かったが、毎月決まった曜日に一般見学が許可されているらしい。
中に入らなくて良かった〜〜 
この建物は、内部の装飾が素晴らしいんですよ・・・いつか見てみたい。


御堂筋は、この時期、並木がライトアップされるそうで、チラホラ点り始めた。
まだ暗くないから、分からないかな?

イメージ 34

やっとホテルに戻りました。
きのう、ビジネスマンでいっぱいだった適塾の中庭を見てみる。

イメージ 35


草むらで虫が鳴いていた。
こんなビルの谷間の小さな繁みの中で聴く虫の声・・・不思議。

書庫その他の最新記事

すべて表示

  • Architec旅日記 〜北前船の旅 大...

    2018/11/18(日) 午前 10:46

    11月13日(火)晴れ 気温18.5℃ さて、いよいよ「北前船ロード」も終着地の大阪にやって来ました。 昔も、ちょうどこの時期に大坂に戻ったということだから、季節は良し。 お昼どきに到着したので、 ...すべて表示すべて表示

  • 11月11日(日) 先日、名古屋にある会社が、この地区にあるマンションを対象に、 百軒くらいを一括で、風呂場のリフォームを 勧めているという話で やって来ました。 なんでも、私が留守だったから再訪問だとい ...すべて表示すべて表示

  • 牡蠣とアサリの和風パスタ

    2018/11/8(木) 午前 9:17

    11月8日(木) 寒くなってくると美味しくなるものは、いろいろありますね。 牡蠣もそのひとつ。 牡蠣は美味しいし、亜鉛(Zn)がいっぱいで体にもお肌にもいい。 生でも、煮ても焼いても、揚げても ...すべて表示すべて表示

本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事