ここから本文です
じゃらんカメラ
特集記事のmy写真は総て拡大できます。

書庫全体表示


イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

                                         (↑拡大)

イメージ 8


イメージ 9


昭和6年建築?
長さ11m 幅5m

大井川鐵道「地名駅」付近にある。隧道(トンネル)です。
『日本一短いトンネル』と、よく紹介されていますが、鉄道のトンネルではありません。

正式な名称が分かりました。
『川根電力索道用保安隧道(かわねでんりょくさくどうようほあんずいどう』です。
索道(ロープウェイ)から、荷物が鉄道へ落下するのを防いでいたものですが、
電力索道と大井川鐵道が同時に存在した短い期間に出来たものでしょうね。

屋上には木が生い茂り、ここに立ってきた年月を感じますね。今に小山になってしまうかもしれません。

茶畑の方面から見ると、普通のトンネルのようですが、近くに寄ってみると平行四辺形になっています。
きゅうりを斜め切りにしたようなというと分かりやすいですか?
・・・なので、場所によって形が変わって見えるので、これを確認するだけでも面白いです。

奥に本物のトンネルがあり、出口がカーブになっています、隧道を抜けたらすぐ分岐点で、目の前が駅ホームです。
運転は大変ではないのかと、思ってしまいます。



このトンネルにまつわる「電力索道」の歴史をひもとくと、とても深くて、地域も川根・島田に留まらず、藤枝市にまで広がってしまいます。

大雑把に言えば、古来から藤枝〜井川には瀬戸の谷街道があり、藤枝の中山地区は大井川流域における文化・経済の中心であった。
明治以降、大井川流域の道路整備,舟運が開設されると、この地域の商圏は島田・金谷に移っていった。
これを打開するため,滝沢から千頭に至る索道を開設。画期的な輸送方法で、大幅な時間短縮になった。
しかし、大井川鐵道の開通と共に、消滅する。

詳しく知りたい方は、以下の引用文をご覧ください。

瀬戸川本流と滝沢川の合流点に位置する。瀬戸の谷街道は瀬戸川本流に沿って,蔵田に至り,さらに,舟久保から清笹峠を越えて静岡市に至る。蔵田からは,大久保経由で島田市に至る古代からの経済・文化の主要街道であった。
一方,中山からは滝沢を経由し,檜峠を越えて伊久美・笹間に至るが,大井川鉄道が開通するまで藤枝の経済圏を支える街道として利用された。
 なお,檜峠へ向かう途中に分岐点があり,直進すると島田市相賀へ抜ける街道も現存する。
 従って,この中山地区は両街道の物資の集散地として栄えた。

川根電気索道(藤枝市滝沢〜本川根町千頭)
大正15年,索道による空中輸送。
江戸時代,瀬戸ノ谷街道に連なる稲葉,瀬戸ノ谷は勿論,伊久美・笹間,大井川中流の村は藤枝の商圏であったが,明治以降大井川流域の道路整備,舟運が開設されると,この地域の商圏は島田・金谷に移っていった。
これを打開するため,藤枝の笹野甚四郎が中心になって,滝沢から千頭に至る索道を開設。
これにより,島田から千頭に至る貨物輸送が5日間が4時間30分に短縮された。
米・木材・雑貨品が運搬されたが,なんといってもこの地域に電灯が点火され恩恵を被った。
しかし,昭和6年,大井川鉄道が開通すると,経営困難となり昭和14年解散した。 

                            ーーHP瀬戸川の歴史より転載ーー


     川根索道の鉄塔                          川根索道の径路
イメージ 10 イメージ 11
    
現在の大井川鐵道井川線の沢間駅は旅客専用の小さな無人駅だが、その起源は昭和6年に大間まで開通した寸又川専用軌道の起点である。
当初の鉄路はここで行き止まりで、千頭方面との物資のやり取りは、奥沢間〜地名〜藤枝(滝沢)を当時結んでいた川根電力索道が請け負っていた。

この索道は元より電源工事の資材運搬収入を当て込んで民間事業者が建設したものであったが、この存在と、帝室林野局に対して補償する必要があった水利権の範囲が寸又川限りであったことが、その合流地点のすぐ下流の沢間を起点とした大きな理由であったろう。
イメージ 12
                   伊久美(島田市)停車場の絵はがき だが、昭和8年(9年や10年説あり)には大井川電力株式会社によって、大井川鐵道千頭駅と沢間駅を結ぶ大井川専用軌道(3km)が開通したために、索道の利用は中止され(後に廃止)、寸又川専用軌道の物資は積み替え無しで千頭方面へ運ばれるようになった。 さらに、この大井川専用軌道は昭和10年に奥泉堰堤(現在の大井川ダム)まで延伸されたために、沢間は2つの電力会社専用軌道の分岐駅となった。 そして前者は後に千頭森林鉄道となり、後者は中部電力専用鉄道を経て、現在まで大井川鐵道井川線として存続している。                             ーーHPやまさ行がねがより引用ーー

本当に日本一短い鉄道のトンネルは、全長7.2mの吾妻線 樽沢隧道なのだそうです。

                                   (地名 2010年6月3日)

この記事に

  • 顔アイコン

    このトンネル、何所かで見聞きした覚えが。何となくユーモラスだけど、実は本当の日本一は別だとは初耳でした!

    a_jfk_of_kg

    2010/6/20(日) 午前 8:52

    返信する
  • 顔アイコン

    JFKさん、よくTVなどでも紹介されたりしていますからね。

    私も、もっと短いトンネルがあるとはしりませんでしたが、どんな地形になってるんでしょうね?
    11mでも、アッという間に出てしまいますから、7mでは、きっと通ったことすら気がつかないでしょうね。

    Architec

    2010/6/20(日) 午後 0:15

    返信する
  • 顔アイコン

    川根電気索道のことを初めて知りました。ありがとう。
    面白そうな歴史があるんですね。興味が沸きました。

    [ donpancho ]

    2010/6/20(日) 午後 1:14

    返信する
  • 顔アイコン

    パンチョさん、そういって戴けるとうれしいです。
    ひとつ疑問がわくと次々広がっていくので、記事が長くなってしまいますが・・・
    こんな小さな鐵道ですが、歴史は複雑ですね。
    大井川という地形や資源に、複雑にいろんなことが絡んでいるんですね。単なる平坦な道で旅客を運ぶだけだったら、こんなにエピソードは無いでしょうね。

    Architec

    2010/6/20(日) 午後 3:32

    返信する
  • 顔アイコン

    あっ出ましたね〜
    地名の駅近くにあるんですよね
    いつも近くまで行ってみようと思ってそのままに
    なっていました。
    本当はもっと短いのがあったんですか?
    それは知りませんでした。

    koara2008

    2010/6/20(日) 午後 3:34

    返信する
  • 顔アイコン

    こあらさん、はい出ました〜(^^)
    近くで見て、初めて形が分かりました。意外でした。

    一番短いトンネルは、例の八ッ場ダムの建設地の近くだそうで、出来たら鉄道共々水底に沈んでしまうんだとか・・・?
    それを聞くと複雑な気持ちですね。それでも地元の人はいいんだろうか??

    Architec

    2010/6/20(日) 午後 6:52

    返信する
  • 顔アイコン

    索道がもし今でもあったならな〜と考えちゃいましたよ。
    でもそんな風に近代化とは便利な物が消えては又次の新しい物が生まれての繰り返しで今があるんですよね
    停車場の絵ハガキは スキー場のリフト見たいでおもしろいです。

    [ marugarycho ]

    2010/6/20(日) 午後 7:18

    返信する
  • 顔アイコン

    マルガさん、人間は次から次に便利さを追求してきましたね。
    昔は強力さんのような人の足から舟、ロープウェイ、鉄道そして今は自動車ですからね。

    この形で荷物を吊り下げて長い距離を運んだら、落ちそうな心配は確かにありますね!
    最近、スキー場のリフトでお米を乾燥するところもあるそうですね。

    Architec

    2010/6/20(日) 午後 9:35

    返信する
  • 顔アイコン

    索道、懐かしいな名前ですね、林業華やかしき頃、全国に張り巡らされましたが、このトンネルにそんな歴史があったとは知りませんでした。索道も法律には鉄道事業法の一部で、モノレールもその範疇に入りますから、そんな歴史だけは今でも受け継がれているのですね。

    [ bmw1100rs1 ]

    2010/6/21(月) 午前 5:47

    返信する
  • 顔アイコン

    BMWさん、そうだったんですね。
    索道が動いているところを見たことが無いです。
    斜面を滑らせていくとか、馬が引いている古い動画はTVで観たことがありましたが・・・
    鉄道の範疇に入るとは知りませんでした。ありがとうございます。

    Architec

    2010/6/21(月) 午前 6:18

    返信する
  • 顔アイコン

    初めてコメントいたします!
    隧道とトンネルの検索で、此処へ辿り着きました♪
    新旧の画像での比較は、とても参考になりますね♪
    有難う御座いました!

    [ 険酷隧 ]

    2013/1/12(土) 午前 6:17

    返信する
  • 顔アイコン

    険酷隊さん、初めまして。コメントありがとうございます。
    ここ、まだご覧になってないようでしたら、ぜひ近くで見てくださいね。
    とっても面白いですよ〜

    Architec

    2013/1/12(土) 午前 8:17

    返信する
  • 初めまして。
    トンネルと川根電気索道について大変参考になりました。
    見る位置で形の変わるヘンで面白いトンネルですね。

    [ ポンヌフ ]

    2016/4/20(水) 午後 8:55

    返信する
  • 顔アイコン

    ポンヌフさん、コメントありがとうございます。
    実際に見てみるとこうなってたのかとビックリして面白いですよね。
    平行四辺形みたいな形になってるんでしょうね〜

    Architec

    2016/4/20(水) 午後 10:08

    返信する

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
  • 名前
  • パスワード
  • ブログ

開くトラックバック(1)

本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事