|
そばとライスで「そばらいファーム」。 肉玉ソバにライスが入った「そばらい」が、この店の基本メニュー。 某ソース会社のK村さんが、ここがお好きだということで、先月初めて行きました。 その時に気に入って、今日が二度目の来店です。 ライスが入るというのは、こういう感じですね。 ライスが入ると言えば、思い出すのは「ひらの」のお好み焼きですね。 実は、この「そばらい」の店主も「ひらの」で修業されたのだそうで、「そばらい」の作り方も「ひらの」にそっくりです。 近所に高校があったり、食べざかりの若者がたくさんいる場所に出店しているということまで「ひらの」にそっくり。 店名まで「そばらい」ですからね、よほどこのライス入りに惚れ込んでしまったんでしょうね。 あえて「ひらの」との違いを探すとすれば、「ひらの」の場合は、生地がとても小さいのですが、「そばらい」は普通だということかな。また、「ひらの」は驚くほど分厚い豚肉を使いますが、「そばらい」では厚切りか薄切りか客が選べることも違いますね。 私は「ひらの」の特徴はライスが入るというよりも、あの肉の厚さにこそあると思っているのですが、この店の御主人にとってはやはりライスが入るということのほうが重要なのでしょうね。 しかし、考えてみると、日本人ならライスですよね。 ライスのことを「ご飯」と言うんですよ。 「ご飯」って「食事」ということですよ。 そう思うと、なぜお好み焼きにライスを入れる店がこんなに少ないのか、とても不思議です。 神戸では「そばめし」が名物になるくらい広まったのに、なぜ広島では「ひらの」とこの「そばらい」くらいしかないのでしょうか。 しかも「ひらの」は、行列ができるほどの有名店で、ライスを入れたことで大成功しているというのに、なぜ追随する店が出てこないのでしょう。(「ひらの」と「そばらい」以外では、ステップというチェーン店ではそばらいというメニューがあると聞いたことがあります。) そもそも、なぜみっちゃんはライスではなく中華麺を入れようと思ったのでしょうか。 新たな研究課題が次々湧いてくるお好み焼きでした。 いやあ、お好み焼きって、奥が深いですねえ!! 【追記:2010年7月18日】 なぜライスを入れたお好み焼きが少ないのかという点について、考えてみました。 戦後すぐに限って言えば、これは当然の結果だったかもしれません。 戦中から戦後しばらく、コメは統制物資で、入手困難だったという事を忘れていました。 むしろアメリカから供給を受けた小麦粉のほうが入手が容易だったようです。このことが、関西風の混ぜ焼きのように小麦粉を大量に作ったお好み焼きの発明の背景にあります。また広島風の重ね焼きの背景には、ラーメンブームもあるようですが、これも結局は小麦粉の入手が容易だったことと関連しています。学校給食へのパン食の導入など、このころの日本は、小麦粉へのシフトが進んでいた時期です。(これについては、日本の伝統的な食文化を変えてしまったGHQに対する批判的な見解も、あちこちの文献に散見されます。) そもそも、お好み焼きは子供の「おやつ」でしかなかったわけですが、小麦粉を食べるしかないという事情もあって、大人も食べる「食事」に変化したのがこのころです。 日本人の伝統的な食生活や嗜好からいえば、ライス入りのお好み焼きが普及していても何ら不思議はありませんが、お好み焼き生成期の食糧事情を考えれば、ライス入りがなくて当然ですね。 こうした事情で、ライスが入らないのが当然という固定観念ができると、逆にライスを入れると、不自然人感じる人も出てくる。 食文化に限らず、どんなものでもその歴史をひもといてみると、こういう偶然が大きな影響を及ぼしているものですね。 しかし、そうなると、今度は神戸でそばめしが普及したのが不思議だということになりますね。 問題というのは、一つ解決すると、必ず次の問題が発生するものですね(苦笑)。
|
全体表示
[ リスト ]



初めて見ました。
う〜ん、そうですね。
一番身近な食材なのに・・・・・、、
他の食品と一緒に調理したら、(それだけのチャーハンなんかは別ですが、、)ご飯は「パラパラ」して見た目が何となく、見た目が悪いんで無かったんでしょうか?
貧乏くさいっていったら、ちょっと表現が悪いんですけどね。
私、最近やっと、「ソバ飯」に慣れました。
自分でも最近、ちょくちょく、インスタント焼きそばにご飯を入れます。
でも、それこそ何で今までそれをしなかったんですかね?
やっぱり、ご飯が「パラパラ」含まれるんで、、
「貧乏」くさくなるからでしょうか?
(う〜〜ん、やっぱり、表現が悪いですね〜。)
(^_^;)
2010/7/18(日) 午前 3:42
広島はお好み焼きにご飯と味噌汁がつく定食はありますか? 関東人にはまったく理解しがたいらしいですが、お好み焼きとご飯が合わないと思っている人が結構いるのではないでしょうか。関西はフツーに定食ありますよね。
2010/7/18(日) 午前 4:32
そばめしって言うのは良く聞きますが、そばらい???
重箱読みみたいですね(笑)
2010/7/18(日) 午前 9:03
食べてみたいです。
2010/7/18(日) 午後 0:35
先生のブログは、お好み焼きがよく似合う。。
2010/7/18(日) 午後 8:36
なおさん
ライスは見た目が悪い・・・なるほど。
関西風の混ぜ焼きも、調理プロセスはかなり見た目が悪いのですよ。
しかし、混ぜるのが見た目が悪いというのは、和食の食文化の流れで、韓国などはむしろ混ぜる食文化なのですよ。
関西風のお好み焼きは、その影響が強いという説があるのですが、ソバ飯もそうなのかもしれませんね。
納得です。
2010/7/19(月) 午前 9:51
kazubonさん
関西のいわゆる「炭水化物 on 炭水化物」の食文化は、うどんと御飯(かやくご飯、稲荷ずし)から始まっていて、それは関東と違ってうどんのつゆが薄口で、汁物の代替品とみなせるところから始まっているという説があります。
つまりもともとは「ご飯+汁物」という通常の食文化で理解可能な範囲だったから成立したというわけですね。(これに対して、関東のこいくちのつゆでは「ご飯+汁物」にならないので、成立しなかった。)
いったんこれが成立すると「炭水化物 on 炭水化物」が常識いになってくるから、面白いものです。
2010/7/19(月) 午前 9:55
↑
あ、答えになってませんね(^^ゞ
お好み焼きプラスおにぎり・味噌汁という組み合わせ、広島風ではほとんどありませんが、時々あります。
しかし、たいていの広島人は「変な店だな?」という認識でしょうね。
おにぎりまでつけている店は、私の知る範囲では、1軒しかないです。
ですが、味噌汁を出している店は、3軒知っています。
やはり「ご飯+汁物」という和食の基本パターンにハマるので、これは受け入れやすいのでしょう。
2010/7/19(月) 午前 9:58
ヒロシ!さん
そばらいの「らい」はライスなので、重箱読みではないのですが、でも「来」を連想してしまいますよね。
もしかして、かけてるのかな?
ちなみに、重箱読みと言われると、サクラノさんを連想してしまうのは、サクラノブログのファン限定でしょう(笑)
2010/7/19(月) 午前 9:59
くまさん
これ、結構面白いですよ。
ぜひいちど食べに来てください♪
2010/7/19(月) 午前 10:00
kossさん
ありがとうございます(笑)
6月に入って8枚目のお好み焼きなんですが、最近どうもヒット率が落ちているというか、ぜひ記事にしたいという店になかなか出合えなくなってきています。
でも、まだまだ頑張ります!
2010/7/19(月) 午前 10:02
内緒さん
ご連絡ありがとうございました。
訂正させていただきました。
ご指摘の点以外にも、この記事を書いて以来、2年間いろんなお店を回った今になって改めてこの記事を読んでみると、この解説はこれでいいのかなと、自分でも思うところがないでもないですね。
折を見て、再訪して、内容を再度確認してきたいと思います。
また何かお気づきの点がありましたら、教えてください。
ありがとうございました。
2012/8/20(月) 午後 9:33