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食感が絶妙なお好み焼きでした。 写真ではなかなかわからないと思うのですが、ヘラを入れると、ふわっとした弾力があるんです。 それは、多分、空気なんですね。 つまり、隙間ですね、隙間。 この店のお好み焼きは、普通に生地をひいたあと、鰹粉をたっぷりかけて、キャベツをたっぷり、天かすをかけて、またキャベツをのせて、もやし、豚肉、つなぎの生地、で、ひっくり返す。 この後、結構長めに放置しているのですが、キャベツが7〜8ミリの厚めに切ってあって、完全に火が通る前に麺部分と合わせるんですね。 たっぷりの鰹粉と天かすをキャベツの間にサンドしていることで、キャベツの味が良く仕上がっています。 そしてそれ以上に、空間が多いのですよ。 ここのキャベツは、歯ごたえが少し残る程度の火の通し加減です。なので、歯ごたえがいいだけでなく、キャベツとキャベツの間に、程よく空間ができるのですね。 また麺は、袋入りの麺を、表面を少し焼いてパリッとさせた後、出汁をかけてほぐします。ビシッと固めずに、ほぐしたままなので、ここでも程よく空間ができる。 こんなふうにして程よく隙間があることが、ヘラを入れたときの、ふわっとした弾力で、食感がいい。 そしてその隙間に、たっぷりの鰹粉や天かすの風味が滞留するのでしょう。 だから、余計なものはあまり加えないのに、素材の味と、魚粉や天かすの風味で、実に自然な飽きのこない味に仕上がっています。 というわけで、解説すると面倒な感じになってしまうのですが、お店の感じはまったく気さくです。 気さくなおじさんが、それこそ気さくに作っているお好み焼きでして、失礼ながら、ここに書いているような、いろんな工夫があるように見えないのです。 でもね、今日お店に行ったときに、たまたまご自分の昼ごはんを作られていたのですけど、そのご自分用のお好み焼きが、客に出しているものと全然違うんです。またシャオヘイさんの2008年の取材記事とも作り方がだいぶ変わっています。 多分、いろいろと研究されているんですね。 「そういうのも美味しそうですね」と声をかけてみると、「ええ、言ってくれれば、どんなふうにでもしますよ」と気さくな返事。 よく研究されているのに、肩の凝らない、美味しいお好み焼きでした。 才家(さいや) 広島市中区十日市2-1-1 電話 082-294-0431 http://www.chugoku-np.co.jp/okonomi/naka/0822940431.html http://hamanet.jp/kaishoku/detail.aspx?txtKshopcd=2433 |
お好み焼き
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才家ですか、良いですね〜(^-^)/
美味しそうな写真です。
写真を見ながら一杯飲めそうです(=^▽^=)
2011/9/17(土) 午後 9:25
先生の評論には関心します。
一度は食べみたくなる文章です。
先生の案内で食べ比べしてみたいです。
2011/9/17(土) 午後 9:26 [ ICHIRO ]
Genaさん
ええ、こちらもなかなか美味しいですよ♪
よろしければ、ぜひどうぞ!
2011/9/17(土) 午後 9:51
ICHIROさん
ありがとうございます。
それは、もう、いつでもお供しますよ。
でも、お店の方の前で、こんなこと言いながら食べていたら、結構いやな客かもしれませんね(笑)
2011/9/17(土) 午後 9:53
↑言いながら食べてるんですか、妙なところが器用だな〜
2011/9/18(日) 午前 2:13
ちょっと見て、作り方が違うとか良く分かるもんですね〜。
流石です。
この記事を読んで「あれっ?」って思ったんですけど、、
そう言えば、お店の方ってやっぱり、お昼ご飯は、「お好み焼き」の事が多いんですかね?
(*^。^*)
2011/9/18(日) 午前 9:38
「何も足さない、何も引かない」
って、どっかのお酒のコマーシャルであったけど、
これは色々入ってはいるけど、余計なモノは…ってことですね?
こんな本場のお好み焼き、食してみたいものです。
地元以外羽ばたけない婆は無理でしょうか(笑)
2011/9/18(日) 午前 11:28
こんにちは。
厚みとネギ三昧・・・食欲をそそりますね。
ぽちっ。
2011/9/18(日) 午後 4:17
日本に帰って来て、一通り食べたいものは食べたはずでしたが。。
広島のお好み焼きはまだ食べていません!
うう〜〜。食べたいです〜〜!
2011/9/18(日) 午後 8:15
にゃーごさん
ええ、時々、お好み焼き屋さんと気があって、話し込むことがあります(笑)
でも、だいたいは、こっそり写真を撮って、黙々と食べて、黙って帰ってきます。
それはそれでいやな客かな(^^ゞ
2011/9/18(日) 午後 10:20
なおさん
ちょっと見て・・・いや、結構、じ〜っと見てます。
「同業の方ですか?」とかよく聞かれます(笑)
で、お好み焼き屋さんって、お昼御飯もお好み焼きって言う方、結構多いですよ。
さすがに飽きるので、たまには違うものを食べるという方もいらっしゃいますね。
あ、そうそう、普通だと飽きるから、日本そばを入れたり、メニューにない謎のものを作っているお店もありました(笑)
2011/9/18(日) 午後 10:23
chacoさん
そうですね、いろいろといっても、まぁだいたい基本の材料だけですね。
広島風お好み焼きって、広島以外では、極端に少ないですからねえ。
広島市内には、千軒弱のお好み焼き屋さんがあるんですよ。
お好み焼きと言えば、黙っていても広島風のこと。
ところが、広島県内でも、広島市を出ると、関西風の比率が高くなって、広島県を出ると、黙ってお好み焼きと言えば、当然、関西風。
広島風お好み焼きって、ガラパゴス化した食べ物なんですよ。
そこがまた面白いんですけどね♪
2011/9/18(日) 午後 10:27
かめさん
ありがとうございます。
ネギは、普通、どこの店でもオプションなのですけどね(^^ゞ
ただ、このネギは、広島にしては珍しく、白ネギも混ざっているのが特徴です。東日本では、黙ってネギと言えば白ネギのことだと思いますが、西日本では黙ってネギといった場合には青ネギです。
白ネギの辛みというのは、西日本では珍しい味覚なのです。
2011/9/18(日) 午後 10:30
プチポアさん
ぜひ、広島にお越しください!!
どうしてもだめなら、たっち。さんや、ヒロシ!さんが、関東のお店をよくご存じなので、そちらでお好み焼きオフ会でもやりましょう♪
2011/9/18(日) 午後 10:31
才屋さんのキャベツのこだわりは、私の野菜作りに大変参考となりました!
キャベツの甘みをどのように引き出しておられるか、確かめてみたくなりました!
ポチ☆
2011/9/19(月) 午後 6:58
トリッチさん
キャベツに関しては、切り方、火の通し加減、押さえるか押さえないか、などなど、お店によって、扱いが全然違いますね。
オタフクソースさんの『OCOLOGY3』という本によると、夏場のキャベツは、甘みや水分量が少ないので「細く切って、高温で素早く加熱」がコツだということになっています。
時期によってキャベツの切り方などを変えている店もありますが、細さや太さがウリだという店はそういうことができないので、仕入れにこだわったり。
お店によって、ほんとにいろいろこだわりがあるようです。
キャベツを作られている方にとっては、そのキャベツの持ち味を焼き手が引き出してくれているかどうか、気になるところでしょうね。
2011/9/19(月) 午後 9:47