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昔ながらのお好み焼き。 ・・・といっても、私は広島出身ではないので、昔から広島風のお好み焼きを食べているわけではありませんが、このお店のホームページなどで、だいたいそういううたい文句になっています。 でも、実際に食べてみると、確かに、なんだか懐かしいような味がするから不思議です。 どこがどう懐かしいのかと言えば、キャベツともやしのバランスなんかもあるでしょう。現在では、キャベツ160グラムくらいで、もやしが少々という店が多いですが、昔はもやしのほうが多い店というのも結構あったみたいですね。こちらのお店も、キャベツは少し少なめで、多分110グラムくらいだと思いますが、それとほぼ同量くらいのもやしが入りますので、合わせると結構な量になります。 そして、この野菜をしっかり押さえて水気を飛ばすのも、「昔ながら」。最近では、野菜部分は押さえずに、空気を含ませるようにして蒸しあげて、こんもりドーム型にしてボリュームを出す店が多いですが、それをしない。 蒸し麺にソースをからめるのも、「昔ながら」なんでしょうね。もっとも、ソースはそれほど多くなく、蒸し麺の蒸らしに使う水で薄まって、麺全体にからみます。 野菜の上にとろろ昆布を置くのも、「昔ながら」というわけでもないのでしょうけれど、やはり懐かしい感じの味わいになりますね。 というわけで「昔ながら」という表現がぴったりかなと思える部分もあるんですが、実はいろいろ新しい工夫も加えられています。 まず焼き方ですが、正直な話、大丈夫かなと思うくらい焦がしています。でも、これが不思議といいんですね。焦げるのは、鉄板の温度もあるのでしょうが、少し多めに入った天かすなどの油分と野菜から出た水分のせいなんだと思います。野菜にしっかり火が通るのと同時に、天かすの旨味が野菜全体に回って、いい味になります。麺にからめたソースや、とろろ昆布の風味もあるので、かえってこの焦げが少しあるのが、全体を引き締めているんじゃないかと思います。麺にからめるソースにも何か混ぜているんじゃないかと思って聞いてみたのですが、「ええ、ちょっと企業秘密のあるものが入っています(笑)」とのことでした。こういう諸々の要素がかみ合って、結構後をひくいい味に仕上がっています。 こんな工夫があるのも、こちらのマスター、このお店を開店する前に、12年の経験があるからなんですね。 しかも、驚くべきことに、鹿児島で12年も広島風お好み焼き屋さんをやっていたのだそうです。 細「鹿児島に、広島風お好み焼き屋さんって、あるんですか?!」 店「いやぁ、うちの店だけでしたねえ」 ・・・って、まぁ、そうでしょうね。 広島風の定番と言えば「肉玉ソバ」ですが、「ソバ」というと日本そばだと思われるのは当たり前。 鉄板からヘラで食べるお客さんなど、一人もいない。 そうそう、鹿児島って、毎日火山灰が降るんですってね。天気予報では、火山灰予想というのが定番コーナーらしいです。 マスターの鹿児島での経験をいろいろうかがっていると、広島とは気候も食文化も違って、まるで鹿児島が異国の地のような気がしてきました。 私も、海外に行くと余計に日本のことを思うようなところがあります。 鹿児島という、広島から見ると、異文化ともいえる土地で広島風のお好み焼きを12年も焼いていて、ご自分の出身地の広島のお好み焼きについて考えさせられるところも多かったみたいですね。 そんな異文化体験が、逆に「昔ながら」へのこだわりを強めたのかもしれません。。。。なんてことを、この記事を書きながら思いました(^^ゞ マスターの異文化体験から来る「昔ながら」へのこだわりと、12年の経験から来る創意工夫が、うまくミックスされた、とてもおいしいお好み焼きでした。 ※そうそう、こちらのお店には、「ハンバーグ入り」や「肉玉ソバ」ならぬ「肉玉ごはん」といった、変わったメニューもあるのです。今度行ったときに頂いてみようと思います! 【再訪記事】 2012年5月24日(テレビ取材):http://blogs.yahoo.co.jp/kn_hosoi_hue/39747133.html 2012年11月18日(れんれん焼き):http://blogs.yahoo.co.jp/kn_hosoi_hue/40238395.html 2013年1月3日:http://blogs.yahoo.co.jp/kn_hosoi_hue/40337625.html 2014年1月2日(2014年2枚目):http://blogs.yahoo.co.jp/kn_hosoi_hue/41140262.html 2014年7月14日(2014年100枚目):http://blogs.yahoo.co.jp/kn_hosoi_hue/41587505.html 2016年7月9日(6周年):http://blogs.yahoo.co.jp/kn_hosoi_hue/42879527.html 2016年12月30日(2016年221枚目):http://blogs.yahoo.co.jp/kn_hosoi_hue/43111754.html 2017年1月2日(2017年3枚目):https://blogs.yahoo.co.jp/kn_hosoi_hue/43526799.html れんれん
広島市中区国泰寺町1丁目10−20 下田ハイツ1F 電話082-249-2994 http://tabelog.com/hiroshima/A3401/A340101/34015519/dtlmenu/ |
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もやしがそんなに入っているんですね。
どんな感じなんでしょう。
良く焼いているようですが、柔らかいことはないのですか?
でも、先生が美味しいというのですから、食べてみたくなりますね。
2012/1/14(土) 午前 0:14
鹿児島で「広島風お好み焼き」ですか(^-^)
素晴らしいわ。
瀬戸内海を挟んだだけで、食べ物の味付けが違いますからね。
鹿児島と広島では、全く食文化が違いますね。
その中で「広島風」を営業してたのは素晴らしいです。
あぁ〜食べたいわ(´∀`)
2012/1/14(土) 午前 0:30
「広島風お好み焼き」ってもう全国区になってるんじゃ!?
味は保証しませんがあちこちで見かけるような・・・
今冬もキャベツなど野菜類が高騰してますよね
結構たっぷりのキャベツが入ってる広島風お好み焼き屋は
大変でしょうね。
でももやしが中に入ってるのは気が付きませんでした。
2012/1/14(土) 午前 7:25 [ ICHIRO ]
焦がすというところに目が止まりました。けっこう加減が難しいでしょうね。すばらしい。
2012/1/14(土) 午後 3:44
フェイスブックに、怪しい広島風お好み焼きをアップしておきましたよー
2012/1/14(土) 午後 8:35
き〜よさん
もやしの量というのも、お店によって、多かったり、少なかったり、いろいろですね。
キャベツの処理も、お店によって、ほんとにずいぶん違います。ざく切りで存在感たっぷりの店もあれば、まるでピューレのようになって存在感のなくなる店もあります。
どちらもそれぞれに美味しいから、これまた不思議です。
2012/1/15(日) 午後 9:32
ジーナさん
鹿児島、行ったことはないのですが、ずいぶん食文化が違いそうですね。
食文化って、ほんと、面白いですよね。
2012/1/15(日) 午後 9:36
かわしりさん
そうなんです。一般的には、焦がしてしまっては、苦みも出るし、美味しくなくなるものだと思うのです。しかし、私の知っている店でも、焦がしているのに美味しいという店が何軒かあります。要は、焦がすかどうかというだけの問題ではなくて、焦げとその他の部分とのバランスなのでしょうね。素晴らしいと思います。
2012/1/15(日) 午後 9:38
にゃーごさん
すでに昨晩FBでいろいろお返事しましたが、「はしまき」とか「山形のどんどん焼き」とか、面白いですね♪
2012/1/15(日) 午後 9:39
トッピングをみると昔ながらのお好み焼きというのはねえ。
ネギかけなんかなかったなあ。40年前まではね。
2012/1/26(木) 午後 9:29 [ chestnutvinegar ]
chestnutvinegarさん
ご訪問&コメントありがとうございます。
そうですね、40年前ということになると、こちらのご店主は生まれていたかどうかという感じですね。昔ながらといっても、皆さんそれぞれイメージする時期やモノがだいぶ違うでしょうね。
ところで、40年前、ネギをかけるということはあまりなかったんですね。こういうトッピングがいつごろ始まったのかなんて言うことにもとても興味があります。
またいろいろ教えてください。
2012/1/27(金) 午前 0:52