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N0.1 細井ゼミの恒例行事となりつつある、オタフクソース、ウッドエッグお好み焼き館に見学に伺いました。 ミシュラン広島2013特別版が、5月17日に発売され、お好み焼き屋さんが24軒も掲載されて話題になっている今日この頃。 ちょうどいいタイミングですので、当ブログをご覧の皆様にも、広島のお好み焼きについて、この機会にご紹介させていただこうと思います。 まず、こちらは、ウッドエッグの「おこのミュージアム」にある、広島のお好み焼きの分解図。 広島のお好み焼きは、クレープ状に引いた生地の上に、この図のようにいろんな具材を重ねていく「重ね焼き」というスタイル。お好み焼きといっても、関西風のように、具材と生地を混ぜ合わせる「混ぜ焼き」とは別物です。 この展示、おこのミュージアム開館以来ずっとありますが、昨年お邪魔した時の記事と比べてみると、ガラスパネルに、焼き方の解説が追加されたのがわかります。 おこのミュージアムでは、こんな風に、お好み焼きに関する、いろんなことが学べます。 N0.2 おこのミュージアムの展示は、結構頻繁にリニューアルされておりまして、お好み焼きの歴史に関する解説が、かなりわかりやすくなっていたように思いました。 N0.3 さぁ、おこのミュージアムで、お好み焼きについて学んだあとは、お好み焼き体験です。 ウッドエッグでは、ホットプレートを使ったお好み焼き体験だけでなく、このような、本格的な鉄板を使った体験もできます。(ほかに開業予定者向けの研修に使われる、実際のお店さながらの、スタジオなどもあります)。 N0.4 さて、まず、クレープ状の生地を鉄板にまぁるくひいていくところからスタートです。 N0.5 こんな感じですね。 N0.6 先ほどの生地の上に、キャベツ、天かす、青ネギ、もやしと重ねて、削り節を振りかけます。 先ほどの生地は、こんな風に具材を載せるお皿のような役目を果たすわけです。 N0.7 その上に、川の字に豚肉を置いて、具材の山を作ります。 写真には写っていませんが、今日は、この上につなぎの生地を回しかけ、ラードを載せました。 今回は、こんな順番で、具材を重ねていきましたが、重ねる順番や、どの具材がどんな割合で入るかといったことは、お店によって少しずつ違ってきます。 N0.8 さて、その山をひっくり返します。 もっとも、ひっくり返すといっても、多かれ少なかれ、具材があちこち飛び散ります。 広島風の場合は、関西風と違って、まとまりません。というか、広島風は単なる野菜の山ですから、まとまるはずがないのです。この点は、具材を生地でまとめる関西風tの大きな違いです。 ですから、ひっくり返す時に、具材が飛び散るなんてことは全く気にする必要はありません。飛び散ったものは集めればいい。ただそれだけです。 N0.9 はい、ひっくり返すと、こういう感じになります。 一番下にあった生地が、ひっくり返したことで、今度はいちばん上に来ますね。 この状態では、生地は、お好み焼きを蒸らす蓋の役目を果たします。 この状態だと、鉄板には、豚肉とラードが接していまして、脂が出ます。その脂が野菜の水分と反応して、水蒸気が出る。 その水蒸気が、生地の蓋の内部に滞留して、全体が蒸しあがっていくわけです。 ですから、この写真のように、生地に穴が開いてしまうと、蒸気が逃げていくので、ほんとはダメなんですけどね。。。ま、悪い見本です(^^ゞ それと、今の時期のキャベツは、水分が少なく固いキャベツで、糖度も5程度。それゆえに、キャベツに水をかけて水分を補ったうえで使いました。 これが、本格的に梅雨時になると、逆に水分が多すぎて、べちょっとしてきて、どうやって水分を飛ばすかが勝負になります。 冬場になれば、キャベツの糖度が10を超えるという、果物並みの甘みを持ったキャベツが出てきます。 と、こんな風に、一口にキャベツといっても、いろんなキャベツがあるんですよ。 ミシュランでビブグルマンに輝いたいっちゃんにお邪魔した時に、「毎日毎日材料が違うんですから、同じ味にするなんて、無理ですよ。でもそれを目指して、頑張るのが職人です」と、お好み焼きへの思いを語ってくださいました。 広島のお好み焼き屋さんは、毎日がキャベツとの闘いなのです!! N0.10 さてさて、こんな風にうんちくを垂れているうちに(笑)、キャベツに火が通ったようです。 ヘリの部分のキャベツの焦げ具合などで、火が通ったかどうかは大体わかるのですが、一応こうして、裏をちょっと見て、火が通ったことを確認します。 N0.11 野菜部分に火が通ったところで、麺と合わせます。 中華めん(広島のお好み焼き屋さんでは「ソバ」といいます)は、大別して3種類。 生めん、ゆでめん、蒸麺です。 それぞれに特徴が違いますが、今回はゆでめんを使います。 これは、工場で下茹でした状態で出荷されてくるものなので、ほぐすだけで、すぐ使えます。 また、ゆでめんは、出汁がしみこみやすいという特徴があります。そこで今回は、出汁をかけます。 出汁をかけると、焦げやすくなるので、手早く成形して、野菜部分と合わせていきます。 N0.12 はい、麺と野菜部分を合わせたのが、こちら。 N0.13 この段階で、軽く押さえてなじませます。 N0.14 今回は、こんな風に、真ん中が高くなるように、軽く押さえて形を整えます。 この押さえるという動作もいろいろで、お店によっては、ぎゅうっと押さえつけて平らにする店もあります。 麺と合わせる前に、ぎゅうっとおさえて、水分を飛ばしてから、麺と合わせるという店も多いです。 また、押さえつけずに、こんもりと盛り上がった形に仕上げる店もあります。 こんな風に、押さえかたでも、食感や味が変わってくるのです。 N0.15 ここで、卵と合わせます。 N0.16 卵を割ったら、手早く、クレープ状に広げます。 この段階でも、クレープ状に広げずに、半熟に仕上がるようにするお店も多いです。 写真奥のK君は、丁寧にやりすぎて、炒り卵になってしまいましたね。こういう店は見たことがありません(笑) N0.17 これを再びひっくり返す。 N0.18 はい、ひっくり返します。 この段階では、結構まとまっていますので、あまり飛び散らずに、きれいにひっくりかえせます。 N0.19 ひっくり返すとこんな感じ。 卵はいちばん上に来ましたね。 何度かひっくり返しましたが、この段階では、最初に重ねたとおり、一番下が生地で、その上に野菜が乗って、麺が乗って、一番上が卵という順番になってます。 ここから、いよいよ仕上げです。 N0.20 仕上げに、ソースを塗り、青のりをかけて、出来上がり。 うん、昨年よりは、形よくできたかな♪ N0.21 出来上がったお好み焼きは、皆でおいしくいただきました。 N0.22 S君、ナイスな表情です(笑) N0.23 食べた後は、鉄板磨き! これもなかなか大変な作業です。 その上、磨くと、油も落ちるので、磨いた後には、さらに手入れが必要です。 ここまでピカピカにしてしまうと、そのあとの手入れが大変ということもあって、どの程度磨くかは、お好み焼き屋さんそれぞれの考え方次第の部分もあります。 いずれにしても、お好み焼き屋さんも、なかなか大変な仕事です。 N0.24 というわけで、とっても充実した研修でした。 この日は、案内係、お好み焼き課の皆さんだけでなく、SS社長や、ST相談役(前々社長)なども、わざわざお越しくださいました。ありがとうございました。 ST相談役にも入っていただいて、記念撮影! オタフクソースの皆さん、ありがとうございました!! ※ウッドエッグには昨年もお邪魔しております。今年とほぼ同じ内容の生地ですが、若干違った角度から開設した部分もありますので、よろしければ昨年の記事もご覧ください。 http://blogs.yahoo.co.jp/kn_hosoi_hue/39962121.html ※また、ホットプレートでお好み焼きを作る場合の作り方に関しては、こちらの解説記事をご覧ください。 http://blogs.yahoo.co.jp/kn_hosoi_hue/29000841.html |
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あこがれのオタフクソースさんへ!
みなさん いきいきされていますね。
そうなんですよ、主婦しているとキャベツの味がねえ
ひとつずつちがうのでそれなりに工夫です。
今年は新キャベツでの野菜スープで
昨年のような
おお!と思うあまいキャベツに出会わなあったなあ。
そうですよね、キャベツの味が一番変動があり
お店は大変だと思います。
2013/5/30(木) 午前 8:11
ん〜。
いい研究室だ!
2013/5/30(木) 午後 3:09
このあたりの小学生は修学旅行で広島へ行きます。
帰ってくると、それまで家庭で作っていた大阪風でなく、広島風を食べたがる様です。
、上手下手はともかく(笑)、旅行中に、同級生とワイワイ焼いたのがおもしろくなつかしいようです。
こうして拝見すると、なかなか奥が深いですね。
単純な関西風で育った身には、順番が覚えられません(^^ゞ
2013/5/30(木) 午後 3:26
あぁ食べたいぃー。この作り方で私もこっちでやってみようかなぁ。フライパンだと限度があるんですけれど、他に方法ないし。
細井先生のお好み焼き、きれいに出来てますね!
2013/5/31(金) 午前 7:05
オタフクソースさんに就職したくなる学生さん達もいるんじゃないんですか?
(*^。^*)
2013/5/31(金) 午後 6:24
ガビィさん
キャベツ一玉一玉の味の違い!
それを意識されているとは、さすがです!
お好み焼き屋さんになれるかもしれませんね♪
2013/6/6(木) 午後 0:56
zokutyouさん
はい、みな熱心に研究しておりました(笑)
2013/6/6(木) 午後 0:57
ひめにゃさん
へえ、そうなんですね。
小学校時代に、広島でいい思い出を作っていただいて、本学を受験でもしていただけると、うれしいです(笑)
それはともかく、お好み焼きの具材の順番ですが、お店によって、結構違いますし、それがまた味の違いになりますから、多少違っても全然OKですよ。
大事なのは、豚肉が一番上に来るように重ねることくらいでしょうか。そうすると、具材を重ねてひっくり返した時に、豚が鉄板に接して脂が出ます。この油と野菜の水分で出た水蒸気で全体が蒸し焼きになりますから、豚肉が鉄板に接する位置にあるということが重要です!
2013/6/6(木) 午後 1:00
めぐみぃさん
ネイティブ広島人のめぐみぃさんにとっては、お好み焼きが食べられないのは、さぞ苦しいことでしょう。
フライパンで作るのもなかなか大変ですが、フライパン2枚使うという必殺技!でいきますか?
2013/6/6(木) 午後 1:02
なおさん
ええ、そりゃぁ、地元の優良企業ですからね、この研修がなくても大勢いると思います(笑)
2013/6/6(木) 午後 1:02